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無題慣れるための期間が、だいぶ前に終わったヒロキ・クロダは、土曜日にもう一つの姿を見せた。

5月27日のオークランド戦で、その右腕が8回を104球で無失点に抑えるまで、ピンストライプを着たクロダの立ち上がりは不安定だった。それ以降のその一年目のヤンキーは、彼が受け取る10百万ドルの価値に見合う活躍を見せていて、土曜日にヤンキー・スタジアムに集まった46,895人のファンは、ホワイトソックスに4-0で勝った彼が、どんなに素晴らしかったのかを目撃した。

「ここに適応するための時間だったんだ」ヤンキースのジョー・ジラルディ監督は、シーズン開始直後のクロダの不調について言った。「フリーエージェントがここに来た時、苦労することがよくある。彼は1ヶ月でそれを乗り越えて、”みんな知っているだろ?僕はマウンドで投げるだけ。僕がするのはそれだけ”ってことが解ったんだ。それには1ヶ月必要な人もいるし、1年かかる人もいる。永遠にそれができない人だっているんだ」

クロダは、明らかにクリアした。

その右腕は7イニングで素晴らしい投球を見せて、ここ7回の先発での5勝目を挙げた。5月のオークランド戦と6月のすべての登板を含めた彼の防御率は1.65だ。その間のクロダは、先発して7イニング以下で降板したのは、たったの1回だ。彼はシカゴを相手に、キャリアハイと同じ11奪三振を奪い、最近の49イニングでの奪三振数は44になった。その間の彼は、11個しか四球を与えていない。

「僕は終盤に、本当にアグレッシブになれたと思う」クロダは言った。彼はメジャーリーグでの最初の4シーズンをナショナルリーグのドジャースで過ごした。「今シーズンの初め、僕は今まで対戦したことのなかった打者と多く対戦した。だから僕はコーナーに慎重に投げることを気をつけていたし、カウントを悪くすることも多かった。今の僕は、できるだけアグレッシブでいるようにしている」

リードを貰ったことで、それをするのは容易になった。最初の回にカーチス・グランダーソンが、ジェイク・ピービーが投じた2球目をライト側観客席の2回に放り込んだ。

クロダにはその1点で充分だったが、ヤンキースの攻撃陣はもっと得点した。

彼らはピービーが8回を投げきる間に4点を奪い、そしてクロダは、休息が必要なブルペンにマウンドを譲るまで、シカゴ打線をなぎ倒した。最初のイニングのクロダはランナーをサードまで送ったが、アレックス・リオスを三振に取り、その窮地を脱した。そして続く15人の打者をアウトに取った。94マイルのファストボールをケビン・ユーキリスの左肘に当ててそれが終わるまでに、クロダは3点をリードをもらっていた。

ヤンキースが奪った三点は、ホームランによって生まれた。そのうちの一つはデュエイン・ワイズによるもので、彼は今週2本目となるホームランとタイムリー二塁打を打った。今週の彼は11打数7安打で、レフトでは好守備を見せて、マウンドに上がっては二つのアウトを取った。

「ボールを引っ張るから、彼らはここではすごいアドバンテージを持っている」ピービーは言った。「ボールを上に打てば、それはホームランになる。彼らはそうしている。ヤンキースは素晴らしいチームだ。ラインアップの上から下まで、デュエイン・ワイズの様な選手がラインアップの下の方にいて活躍すれば、それは本当に恐ろしくタフなラインアップだ」

しかし見たところもっとタフなのはロビンソン・カノで、6月の最後にクロダよりも活躍した、おそらく唯一のヤンキース選手だ。その二塁手は、月間でキャリアハイになる11本塁打、21得点、21打点、そして打率は.340だ。

「ホームランも打ちたいし、打点も稼ぎたい」カノは言った。「だけど一番欲しいのは、チームの勝利」

ヤンキースは2009年の8月以来、初めて1ヶ月で20勝を挙げた。それは圧倒的な投球から始まった。ヤンキースの先発投手陣は、今月の最初の17試合で最低でも6イニング以上を投げた。

しかし2週間前は無敵に見えたローテーションも、先週ほころびを見せた。左腕のC.C.サバシアとアンディ・ペティットが故障者リスト入りした。ジラルディは、それにストレスを感じているが、彼はクロダとフィル・ヒューズ、そしてイバン・ノバにそれ以上を求めることはできない。彼らは、彼ら自身ができることをするだけだ。

クロダは土曜日に、完璧なコントロールを見せることで、それをした。

「僕の考え方が、そんなに変わっとは思わない」クロダは言った。「僕がするべきことは、それぞれの打者に集中して、積極的に攻めることで、それができていると思う」

参考記事:Needing length, Yanks get gem from Kuroda By Steven Miller / MLB.com | 6/30/2012 5:10 PM ET
http://mlb.mlb.com/mlb/gameday/index.jsp?gid=2012_06_30_oakmlb_texmlb_1&mode=box#gid=2012_06_30_chamlb_nyamlb_1&mode=recap&c_id=nyy

 New York Yankees starting pitcher Hiroki Kuroda delivers 
彼らとの関係を築く時期が終わった今、ヒロキ・クロダは常にヤンキースの繁栄の一部であったかのようになっている。

月曜日の夜、インディアンズに7-1で勝利した試合でクロダは、3回までに6-0のリードを貰い、最近5試合の登板での4勝目を挙げた。

クロダ(7勝7敗)は7イニング強を投げて、被安打5で1失点、四球を2つ与え、7奪三振だった。103球の力強い投球で、彼は7回までクリーブランドを3安打に抑えた。37才の右腕によるドラマティックな快進撃は続いている。

3勝6敗、防御率4.56と安定した投球ができていなかった時期、彼との1年契約には疑問の声が上がった。クロダは通訳を通し、一生懸命やることで運が彼に向いてくると信じていたと語った。「それは毎日の積み重ねだよ」彼は言った。

早い回からの打線の援護は、彼がクリーブランドを素早く仕留めるのを助けた。「試合がどんなふうになっても、同じにするようにしている」彼は言った。「だけど、より積極的になれた」

試合前、ヤンキースのジョー・ジラルディ監督は、球種の選択が良くなったことが、クロダの全ての改善に繋がっていると信じていると言った。

「スライダーを多く使い始めて、ほとんどの場面でカッターを使うのを止めて、ファストボールがより有効になっていると思う」ジラルディは言った。「私が見たところ、この3つが一番大きく変わったんじゃないかな」

昨年ドジャースにいたクロダは、32試合に先発して13勝16敗、防御率3.07だった。彼はまた、堅実な投球と素晴らしいカーブボールを駆使して打者のバランスを崩し続けた。

「昨年までの彼は、カーブボールをよく使っていた」ジラルディは言った。「彼は早いカウントで、それでストライクを取っていたんだけど、スライダーのほうが、私はより効果的だと思う」

最初のイニングで打たれなくなったのは、クロダの最も大きな改善点だ。最初の9回の先発で、1回に12点を取られた彼は、最近の6試合では失点0だった。

一方的な試合にするために、彼はクリーブランド打線を抑えて、無難な立ち上がりを見せた。しかし先頭打者のシン・ス・チェは大きな当たりで、レフトのラウル・イバニェスをウォーニングトラックまで下げさせて、ヤンキースに恐怖を与えた。続くアズデュバル・カブレラは三振、ジェイソン・キプニスはセカンドゴロだった。

8回のクロダは、先頭打者にシングルヒット、続いて2塁打を打たれた後、クレイ・ラパダに交代した。彼はキプニスに犠牲フライを打たれ、クロダに唯一の失点をつけた。

クロダはアメリカンリーグ、そして新しいチームに順応してきていて、ヤンキースは日本のセントラル・リーグの広島東洋カープで11年を過ごした投手について、より学んでいる。

彼はしっかりと中4日で投げて、6勝2敗、防御率1.67だ。その成績は、彼が必ず成功すると強く示唆している。 

参考記事:Kuroda goes 7-plus innings, continues strong stretch By TOM PEDULLA. Special to Newsday
http://www.newsday.com/sports/baseball/yankees/kuroda-goes-7-plus-innings-continues-strong-stretch-1.3805101

ヒロキ・クロダは、新しい職場での最初の仕事の準備をするのと同時に、ビッグ・アップルで過ごすシーズンにかなり期待している。

「たくさんの人と車、そして日本食レストランがたくさんある」クロダは、気のきいた言葉を言った。

それはクロダが、ヤンキー・スタジアムの真ん中に登場する金曜日に、直面するであろう事を理解していることを示している。彼はホーム開幕戦のエンジェルス戦で先発する。
無題

ブロンクスのマウンドは、街で一番友好的な場所になることもあれば、一番孤独な場所になることもある。それはスコアボードの数字で決まる。そしてクロダは、公式戦でにピンストライプを着る準備している中で、少しナーバスになっていると認めている。

「楽しみと言うよりも、僕がどういった姿を見せることができるのかを考えている」クロダは通訳を通して言った。

「ヤンキースタジアムで投げたことが無いから、それが少し気になる。だけど僕は出来るだけ良い投球ができる様に、ベストを尽くす」

37才のクロダは、プレッシャーのかかる状況に不慣れではない。それはヤンキースが、数年に渡って彼を望んでいた理由の一つで、彼らは今年の1月についに彼と1年10百万ドルの契約を結ぶことができた。

クロダが日本の広島カープからロス・アンジェルス・ドジャースに来た2008年に必要だった変化と比べれば、その投手がアメリカンリーグのラインアップと対戦を重ねていくことは、それほど劇的な変化ではないと信じている。そしてまた、ヤンキースタジアムのホームランが出やすいコンディションで投げるのは、ベテランのイニングイーターが口をきけなくなるほど驚くものでもない。

「それは気にしてもしようがない」クロダは言った。「ヤンキースと契約したんだから、そういったことは全部覚悟している」

順調なスプリングトレーニングを過ごしたクロダの始まりは、素晴らしいものではなかった。そしてまた、トロピカーナ・フィールドで行われたレイズとの開幕シリーズも、ヤンキースにとって良い結果とはならなかった。クロダは5 2/3イニングで6失点(自責点4)、ヤンキースのシーズン2戦目の試合で負けた。彼は161番ストリート沿いで開催されるヤンキースの81試合のうちの最初の試合で、より良い結果を望んでいる。

「とても光栄に思っている」クロダは言った。「だから僕は、できるだけベストを尽くさなければならないし、そうできると思っている」

延長戦の末、6-4で勝利した水曜日のボルティモアでのオリオールズ戦の後、ニック・スイッシャーはジョージ・M・スタインブレナー・フィールドから本当に僅かな距離の場所でシーズンが開幕したのが、とても変な感じだったと話した。その日の早く、キャプテンのデレク・ジータも同じ考えを、示していた。

「タンパでシーズンが開幕するのは奇妙な感じだ。移動がなかったから、まだスプリングトレーニングをやっているみたいだった」ジータは言った。「僕たちは、楽しみにしている。戻るのは久しぶりだから」

ジータは、試合に勝つための準備が出来ていなかったことについては決して言い訳はしないが、彼が言ったことは理解できる。開幕を彩るセレモニーのために、ヨギ・ベラ、ロン・ガイドリー、グース・ゴセージ(そして少しだけアンディ・ペティット)らの臨時コーチが揃ったその試合は、そこまで大切では無かった。

ヤンキースはおそらく、麦色をしたトロピカル・フィールドの屋根の下にある通路を彼らが去るまでに、説明のしようがない何かを感じただろう。それは金曜日には無いものだ。

「待ちきれない」ジョー・ジラルディ監督は言った。「すごく長かったように感じる。本拠地に戻って、ホームのファンの前で試合をすることをみんなが望んでいると思う。私たちは幸運なことに、遠征していてもたくさんのファンがいる。だけどホームは特別だ」

ボスの名前は付いていないが、彼の手形と理想が深く刻み込まれているその球場、ヤンキー・スタジアムに帰ってくる彼らは、期待を裏切ることは許されない。そこには、最近の成功がどれくらいかには関係なく、讃えられるべき歴史があり、それは引退を発表してからちょうど1ヶ月のホルヘ・ポサダに始球式で投げる招待状を送ったことでも、証明された。

しかし未来についても考慮することがある。10月よりも先のことを考えすぎれば、もしヤンキースがいろんなところで積み重ねた結果で、最終的にそうならなくても、それは単なる戯言になるだろう。今はその方向に向かって動き始めるときなのだ。

「地元の開幕戦を迎えるまでは、まだシーズンが始まっていない感じがする」ジータは言った。「僕がいつも感じていることだよ。特別で、楽しくて、素晴らしい雰囲気。みんなが楽しみにしている。僕たちはいつもシーズンで最低2回は開幕戦を迎える。だけどホームの開幕戦を迎えるまでは、まだ始まっていない感じなんだ」

白いユニフォームを着て、初めてブロンクスにお目見えするのは、クロダだけではない。ヤンキースには、ラウル・イバニェスがいる。彼はヤンキースが最後にワールド・シリーズに勝った時に、負けている。彼は”もしこのラインアップで、エンジェルスのアーヴィン・サンタナをやっつけることができなかったら、次は彼らに加わるよ”と冗談を言った。 

これまで3イニングで5奪三振、リリーフの秘密兵器で新人のデビッド・ヘルプスも、ニューヨークのファームを上がってきて、初めてその雰囲気を味わうことになる。キャッチャーのクリス・スチュワート、リリーバーのクレイ・ラパダ、そしてコリー・ウェイドもまた、ヤンキース開幕戦の新しい景色だ。

「彼らがスタジアム、満員のスタジアム、声援、ニューヨークのすべてを見るのは、良いことだ」クローザーのマリアノ・リベラは言った。「それを初めて見る人たちが、たくさんいる。素晴らしいよ」

一塁線上に並んで”NY”が重なった帽子を脱ぐのは、リベラのような選手には平凡なことだ。彼の初めての開幕戦は1996年で、吹雪の中、ペティットがロイヤルズを倒した時だった。

金曜日の試合時間の天気予報は、晴れで気温は華氏50度から60度前半、その時よりもだいぶ良い。 しかし最も偉大なクローザーの記憶は、それでもなお蘇ってくる。

「僕はいつも、最初の時と同じようにホーム開幕戦を見ているんだ」リベラは言った。「僕はそれが大好きだし、楽しい。僕は試合が大好きで、争うのも大好きだ。これは他のことと一緒だよ。そこに行って、楽しい時間を過ごすんだ」

参考記事:Kuroda feels butterflies before home opener By Bryan Hoch / MLB.com | 04/12/12 11:52 AM ET
http://mlb.mlb.com/news/article.jsp?ymd=20120412&content_id=28497068&vkey=news_mlb&c_id=mlb

ヤンキースは、1年以上前からヒロキ・クロダをローテションに加えたかった。そしてピンストライプを着た右腕の最初の回は、なぜ彼らが彼を切望したのかを確かに見せたものだった。 

水曜日にジョージ・M・スタインブレナー・フィールドで行われたレイズ戦に先発したクロダは、三振を含む僅か9球で最初の回を終わらせた。しかし2回の3失点が、レイズに4-0で敗戦したグレープフルーツリーグの試合で、クロダに負けをつけた。

「今日の一番の目的は、実戦の感じを掴むこと。それは出来たと思うから、良かった」クロダは通訳を通していった。 
無題
37才のクロダは、全ての球種はまだ調整中だと言ったが、ヤンキースのジョー・ジラルディ監督は、クロダのスプリッターとファストボールは特別だったと言った。

「彼は失点したけど、それは関係ない」ジラルディは言った。「私は、彼の今の状態を喜んでいる。彼から今日見たものすべてについて、喜んでいる」

レギュラーシーズンに向けて投球を磨きスタミナをつけること以上のことを、ジラルディがはっきりと保証した先発二番手の投手として、クロダはこの春のやらなければならないリストの中に持たないかも知れない。

クロダはイバン・ノバ、マイケル・ピネダ、それに5番目を争っているフィル・ヒューズとフレディ・ガルシアの勝者と共に、エースで開幕投手のC.Cサバシアの後ろに控えるだろう。

しかし新しいチームで良い第一印象を与えたクロダは、どんなにはっきりとした約束でも、この春の彼がのんびりやっていくということにはならないと言った。

「日本にいた時、そしてドジャースに来た時もローテーション入りの心配なしでスプリングトレーニングやシーズンを過ごしたことは無い。」クロダは言った。「もし(ジラルディから)そう言われても、僕はそれが保証されているとは思わない。僕はいつも競争しているし、いつも自分の場所のために争っている」

ジラルディはクロダの姿勢を気に入っていて、それはかつてのヤンキースの外野手ヒデキ・マツイが見せていたプロ意識に似ていると言った。

「それは良いことだ」ジラルディは言った。「彼はチームのために、チームメイトの中での価値を高めようとしていると私は思っている。日本生まれの選手がここでプレーすることには、いくつものプレッシャーがあると私は思う。彼らは彼らの国を代表しているという責任感を感じていると思う。彼はいつも、それを意識ながらここにいる」

クロダは1回を綺麗に終わらせた後、2回にマット・ジョイスとジェフ・ケッピンジャーにシングルヒットを打たれ、その後キャッチャーのプロスペクト、スティーブン・フォークトに2点三塁打をライト線に打たれた。そしてクロダはキャッチャーの指示に従わなかったことを後悔した。

「ラッセル(・マーチン)は他の球を聞いてきたけど、僕は逃げていくスライダーを投げたかった。そして僕は良い場所に投げられなかった」クロダは言った。

ホセ・モリーナの内野ゴロの間にタンパベイは3点目を取った。そしてクロダは、それ以上のダメージを受けなかった。全部で27球を投げ、スプリッターでエリオット・ジョンソンから三振も奪った。

ジラルディは昨年、パワフルなローテーションの中で違う見え方がするガルシアの頭脳派の投球をしばしば楽しんだと言った。そしてクロダの加入はシリーズを戦う相手チームにバランス感を狂わせる事ができる。

「彼のスプリッターは他の選手のとは違うと思う」ジラルディは言った。「彼はおそらくカッターも混ぜる。彼はファストボールのコントロールも良いけど、私は彼のスプリッターが本当に気に入っている。今日二つの三振を見たけど、両方とも良いスプリッターだった。違う見え方がするんだ」

ヤンキースは昨年32先発で3.07だったクロダの防御率が、アメリカンリーグ東地区の強打チームとヤンキー・スタジアムに適応することで、良くなるだろうと予想している。しかしクロダは新しいチームメイトに印象を残すことを今シーズン見ていると言った。

「彼らはシーズンを通しての僕を見たことがない。そして僕がどんな種類の投手なのかも知らない」クロダは言った。「僕はみんなに何かを証明する必要がある」

参考記事:Kuroda makes good first impression with Yanks By Bryan Hoch / MLB.com | 03/07/12 6:47 PM EST
http://mlb.mlb.com/news/article.jsp?ymd=20120307&content_id=27082122&vkey=news_mlb&c_id=mlb&partnerId=rss_mlb

 Kuroda1 
ドジャースは、すぐにでも先発投手を二人探すべきかも知れない。

ドジャースは、ヒロキ・クロダにもう一年いて欲しいと思っている。しかし限られた予算が、この右腕を手放してしまうかも知れない。

「彼とサインするのに、苦労すると思う」ドジャースのネッド・コレッティGMは、金曜日に言った。

4月に37才になるクロダは、来シーズンの去就を決めかねている。しかし彼がドジャースに望んでいる条件と実際のオファーがかけ離れていれば、彼を故郷に帰す後押しをしてしまう。

今シーズンのクロダの年俸は12百万ドル、13勝16敗、防御率3.07、WHIP1.21の成績だった。

コレッティは、シーズンが終わってから今週の木曜日を含め6回、クロダのエージェントと話をしている。しかし楽観視は、できない。

「話し合いは続いている」コレッティは言った。「それが可能なのかどうなのかも判らない」

ドジャースとクロダは最初、4年47百万ドルで契約した。2010年は15.4百万ドル。11勝13敗、防御率3.39で終わったシーズンの後、今シーズンは2.6百万ドルの減俸でプレーした。

財政問題を抱えるドジャースは、来シーズン更なる減俸を望んでいると考えられるが、今のクロダは明らかに、その金額に躊躇っている。

「二つ問題がある。一つは彼がここにいたいのかどうか、もうひとつは彼をキープする余裕があるか」

2012年の予算は、今シーズンより少なくなると、コレッティは言った。

クロダは、もう一年投げたいと思っている。もし彼が他のチームとサインするか日本に帰るのならば、コレッティは、クレイトン・カーショウ、チャド・ビリングズリーそしてテッド・リリィに続くローテーションピッチャーを探さなければならなくなる。フリーエージェントマーケットの先発投手層は、薄い。コレッティは、ベテランフリーエージェントのジェフ・フランシス、アーロン・ハラング、そしてクリス・カプアーノに注目している。

ドジャースは新人のネイサン・エオヴァルディをシーズン通して3Aに置いておく気は無いだろう。しかし、もしクロダの引き止めに失敗したら、ドジャーズは、その若い右腕をローテーションに入れて、シーズンを迎えることになるかも知れない。

参考記事:Dodgers' prospects for re-signing Hiroki Kuroda look dim STEVE DILBECK November 18, 2011 | 3:55 pm Dodgers Blog Los Angeles Times
http://latimesblogs.latimes.com/dodgers/2011/11/dodgers-prospects-for-re-signing-hiroki-kuroda-dim.html  

ヒロキ・クロダは、ワールドシリーズを争っているチームへ移籍を可能にする、トレード拒否条項の破棄をしないと先週ドジャースに伝えた。ネッド・コレッティGMは、彼の決定はこの日本人の右腕投手が、いかにロスアンゼルスを気に入っているかだと言った。

ドン・マッティングリー監督も同様の意見を持っていて、英語を話さない選手がシーズン中に移籍するのをためらうのがどうしてなのかを説明した。

通訳を通すことで、何かが失われるのだ。

クロダは、今回の決定は以前の決定に関係があるといった。それは昨冬ドジャースと結んだ契約のことだ。そしてそれは、その前2008年にドジャースとの契約書にサインしたことに遡る。

その時から彼のゴールは、ドジャースでワールドチャンピオンになることだと言ってきた。そしてその目標が日を追うごとに遠ざかっても、彼自身でコースを変えることはできないと言った。

「僕にその気持ちがまだ残っていると言うことは、僕にとっては大きい」クロダは言った。「自分の気持に正直でないと。もしそうできなければ、自分が誰なのか解らなくなってしまう」

クロダは、以前のドジャースの三塁コーチ、ラリー・ボワの意見を耳にした。彼はMLBネットワークで、優勝争いできないチームから、それができるチームへのトレードを拒否するのは、精神構造を疑うと言った。(ボワは、木曜日の電話インタビューで、そのコメントは米国生まれの選手に向けたもので、クロダの場合は事情が異なると言った)

クロダは、スポーツ選手の究極の目標は、勝つことであることは解っている。そして彼のドジャースに残るという決定が、野球が最優先事項では無いのではという誤解をアメリカ人に与えたことも理解している。しかし彼は、彼にとって野球がとても重要なのでその決定をしたといった。彼は野球キャリアを変えることで、彼自身が変わってしまうのを恐れたと言った。

彼は遅咲きの選手だ。彼は高校時代、試合ではほとんど投げていない。そしてワイルドとの評判と共にプロの世界に入った。彼は十代のころからの信念を貫くことで、コントロールピッチャーへと成長した。

「それが今日の僕がある理由です」彼は言った。

クロダは、なにか小さなことがより大きなことに悪影響を与えないかと恐れている。例えば彼のトレード拒否条項がどのように彼のキャラクターに影響を与えるかだ。特に日本においてだ。 共同通信の野球記者タカシ・ヤマカワによると、こうだ。

日本社会は、競争相手を攻撃する政治家とテレビの広告主に反感を持つ。それで大衆の支持が低下するのを恐れているのだとヤマカワは言った。ビーンボール合戦は、野球文化の一部だとは思われていない。なぜなら、暴力を増長するするからだ。

先月テキサスで試合中にボールをキャッチしようとしたファンが転落死したが、日本の球場で人が死んだことは無いとヤマカワは言った。

「フェンスがとても高くて、ファンが選手から直接サインを貰うことなんてできません」彼は言った。「全てが事前に考えぬかれています。負の可能性はすべて排除されているのです」

「アメリカでは、あなたがしたいように行動できる。それが多くの日本人がここに来たがる理由なんです。しかしこの自由さが時々トラブルの元になるのです」

そうクロダは、アメリカの球団と契約したのだ。

彼はこの国の文化に合っていないのだろうか?

クロダは、そこがポイントだと言った。

彼はドジャーズに来て、投球プログラムを変えた。彼は投球数を制限する事を受け入れた。日本には無いものだ。彼は2008年のポストシーズンで、フィラデルフィア・フィリーズの外野手シェーン・ビクトリーノに報復球を投げた。彼がした外国の投球だ。

しかし彼は、基本的な思考プロセスを変えることはできなかったと言った。

「それは生まれついてのもの」彼は言った。「それは僕の両親から僕に伝えられたもの。僕はそれを守っている。もし君が、それを変えてしまったら、それはもはや君では無いでしょ」

それでもクロダは、アメリカのファンが彼のプロ意識の欠如の印としてドジャースを出ることを拒否したと誤解されることを懸念していたと認めた。だから火曜日にサンディエゴでマウンドに上がったとき”絶対に勝たなければならないと思っていた”と言った。

彼はやった。7回を無失点に抑えた。

しかしまだ誤解がある。

マッティングリーは、クロダはとてもリラックスしており、トレード期限が過ぎたことで彼の心に落ち着きが戻ったのだろうと言った。みんなそうだけどねと言い、マッティングリーは笑った。

「二度とリラックスするなって、彼に言うよ」マッティングリーは言った。

参考記事:By remaining with Dodgers, Hiroki Kuroda stayed true to himself By Dylan Hernandez August 4, 2011 7:50 p,m, Los Angels Times
http://articles.latimes.com/2011/aug/04/sports/la-sp-0805-dodgers-kuroda-20110805  

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