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レッドソックスのリリーバー田澤純一が、ブルジェイズを相手に苦戦している。

昨シーズンの田澤は、トロントを相手に8イニングを投げて6本塁打を浴びていて、土曜日に7対6で勝利した試合の8回には、 フアン・フランシスコの大きな一発を含む2失点を喫した。

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昨年のワールドシリーズ第6戦以来初めて上原浩治が、月曜日に行われたパイレーツ戦で、レッドソックスのマウンドに戻ってきた。

そしてそれは、何かが変わったようには見えなかった。上原は14球を投じ、うち10球がストライクと、2013年シーズンに見せた三球三振を狙うタイプの投球だった。
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ミドルリリーバーの役目というのは、あまり報いられることがない仕事だ。

9回、それもセーブがつく状況であれば、すべての栄光が手に入る。

しかしジュンイチ・タザワは、そうは思っていない。彼は8回、あるいは試合の後半の重要な場面で投げるチャンスは、ステップアップだと思っている。

「重要な場面で投げるのは、今シーズンが始めてだから」タザワはボストンがタンパベイに6対2で勝利した火曜日の試合の後に、通訳を通じて語った。

タザワが登板した7回は、レッドソックスが1点リードしている場面だった。それは彼の2013年の、46回目の登板機会だった。46登板というのは、昨シーズンのメジャーリーグでの彼の合計登板数と同じである。

ブルペンのメンバーの3人が、シーズン絶望のケガを負っているレッドソックスが、経験が比較的少ないにも関わらず、厳しい場面でタザワを頻繁に使わなくてはならなくなっていることは事実である。

それが明らかだったのが火曜日で、彼は息が抜けない場面で、好調レイズ打線の上位4人の打者に対して送り込まれた。一つ間違えば、アメリカンリーグ東地区でレッドソックスに0.5ゲーム差に迫っていたレイズを、1位にする可能性があった。

しかしタザワは、7回にランナーが二塁にいる場面で、デズモンド・ジェニングスを最初のストライクでアウトにしてその回を終わらせた。その後8回の初めには、ベン・ゾブリストとエバン・ロンゴリアをアウトにする好投を見せた。その後のタザワは、その試合で二塁打とホームランを打っていた4番打者のウィル・マイヤーズをアウトにして、その回を終わらせた。ボストンの攻撃陣はその裏に3点を奪い、レッドソックスは勝利した。

「まさにあの回、彼が投げた8回が試合で一番重要なイニングだった。だって相手はラインアップの中心、二人はホームランを打っていたし、とても良くバットが振れていたからね」キャッチャーのジャロッド・サルタラマキアは言った。「僕はグローブを低めに構えて、彼はそこにきちんと投げてきた。あのイニングで僕たちに勢いがついて、点が取れたんだ」

オールスター休暇前に少しスランプ気味だったタザワは、6イニングで5失点していたが、その後4試合連続無失点と復活した。しかし火曜日ほどの好投はなかった。

「たぶん3週間か4週間前、ファストボールが真ん中に集まっていたんだけど、彼は右打者を意識しすぎて、ボールを少し余計にカットさせようとしていたんだ」ジョン・ファレル監督は語った。「結果的に、彼は少し悪循環にはまっていたんだと思う。そして2.3試合前から、自分の球に自信を取り戻して、積極的になったことで、急速が戻ってきた」

タザワはその頃、精神的に少し疲れていた。そして仲間のリリーバー、コージ・ウエハラが、タザワの腕の角度が少し下がっていることを指摘して、いくつかのアドバイスをくれたと言った。

そのアドバイスは、オールスター休暇と重なったことで、実を結んだ。

「肉体的な疲れではなかったんだけど、精神的に多少疲れていた。そしてコージや他の人たちが、いくつかアドバイスをくれて、それが僕には凄く良かったんだ」タザワは言った。

そのアドバイスが、火曜日に良い結果を生んだことに、レッドソックスは喜んでいる。そしてタザワはチャンスを貰ったことに感謝している。

「監督が、こういうポジションで使ってくれることに感謝している」彼は言った。

参考記事:Tazawa coming up big in big situations By Ian Browne and Michael Periatt / MLB.com

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