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月曜日のオークランド・アスレチックス戦で僅か3つのアウトしか取れずに敗戦投手となったボストン・レッドソックスの右腕ダイスケ・マツザカは、投げる前から首に張りを感じていた。そして故障者リスト入りするかもしれないと言った。

マツザカは6-1で負けたアスレチックスとの試合で、二本のホームランを浴びて、降板するまでに僅か9人の打者としか対戦しなかった。

「今晩のダイスケは、良い所がなかった」レッドソックスのボビー・バレンタイン監督は言った。「彼は首に不調を抱えながら登板した。それでも彼が何とかしてくれると私たちは期待していた」

マツザカは同じ箇所の同じ張りを、スプリングトレーニングとトミー・ジョン手術のリハビリをしていた5月にも経験していたと言った。

「今日先発する前から、少し首が張っていたから、ブルペンでの投球練習ができなかった」マツザカは通訳を通して言った。「今晩の投球に合わせてコンディションを調整してきたけど、結果的に腕がぜんぜん振れなかった」

バレンタインは、来週のオールスター休暇が、松坂の故障者リスト入りに関係するかもしれないと言った。

「僕はボビーに判断を任せたから、その決定はすぐに出ると思う」マツザカは言った。

レッドソックスは数日前からその問題を把握していたが、マツザカは投げられるだろうと考えていたと言った。チームは、その右腕の登板を回避するつもりはなかった。

「二日前に張りがあったが、彼はそれを何とかできるだろうと思った」バレンタインは言った。「彼は、投げるのには何も問題ないと言っていた。私たちは継続的に彼に確認していた」

マツザカ(0勝3敗)は1イニング強で被安打5、2与四球、5失点でキャリア最短の登板になった。1イニングしか投げられなかったのは3回目で、前回は2009年4月のオークランドでのことだった。

レッドソックスは1回に、1-0とリードを奪った。そしてマツザカは、その裏の最初の二人の打者をアウトに取った。しかしかつてのレッドソックスの外野手のジョシュ・レディックは、1球目をライト側観客席に飛び込むホームランにして、試合は同点になった。

「僕のコンディションは良くなかった」マツザカは言った。「だけど1回にホームランを打たれても、そのイニングを乗り越えれば、あと数イニングは何とか出来ると思っていた」

2回はすぐに打ち込まれた。先頭打者のセス・スミスに二塁打を打たれ、新人キャッチャーのデレク・ノリスには四球を与えた。もう一人のマツザカのかつてのチームメイト、ブランドン・モスは初球のファストボールをホームランにした。

「彼らはスリーランホームランを打った。彼らにはそれで充分だった」バレンタインは言った。

マツザカがブランドン・インジにシングルヒットを与えて、バレンタインはマウンドに話をしに行った。そしてクリフ・ペニントンに4球でフォアボールを与えた時、バレンタインが投手交代を告げにマウンドに戻ってきた。

「私はマウンドに行って、(マツザカに)まだ投げられるかと聞いたんだ。彼は”もちろん”って返事だった」バレンタインは言った。「だけど、明らかに良くは見えなかった」

レッドソックスは、現在10人の選手が故障者リスト入りしている。そして今シーズン、19人の選手が合計で21回故障者リストに入っている。

参考記事:Daisuke Matsuzaka exits early By Jimmy Durkin | Special to ESPNBoston.com
http://espn.go.com/boston/mlb/story/_/id/8125390/boston-red-sox-daisuke-matsuzaka-exits-neck-stiffness-go-dl  

ベンチに座っている日もあれば、先発出場する日もあるが、今現在それは関係無いようだ。ウィル・ミドルブルックスに一旦チャンスが回ってくれば、彼は普通にレッドソックスを勝利に導いてくれる。

6-5で勝利した木曜日のマーリンズ戦、レッドソックスは、重要な場面にミドルブルックスがいるという幸運に恵まれた。

その新人は、その晩一番重要な一発を打った。8回に同点打となるツーランホームランをフェンウェイパークのセンターに叩き込んだのだ。

レッドソックスに故障者が戻ってくるに連れて、ミドルブルックスはシーズン開幕当初と同じように、ラインアップを外れることが多くなった。しかし彼は、明らかに好調を維持している。

「彼はとても良くやっている」ボビー・バレンタイン監督は言った。「彼は好調をキープしている。良く見て、学んでいる。打席での彼は、とても落ち着いている」


Matsuzaka on his solid start 

昨日ベンチに座っていたミドルブルックスは、今日ツーランホームランを打った。

「それが僕の役目になるって判っていたから、僕はそれを受け入れて、僕の番になった時に一生懸命プレーした」ミドルブルックスは言った。「毎日プレーできなくたって、何も変わらないよ。だって試合のいつかの時点で、出場する可能性はあるんだから、僕は準備している」

彼のメジャーリーグでの最初の38試合で、ミドルブルックスの打率は.316、8本塁打、31打点。

今夜のミドルブルックスは4打数3安打、4打点の活躍だった。

8回にミドルブルックスの一発が出てからも、レッドソックスは攻撃の手を緩めなかった。続くライアン・ケイリッシュがライトにシングルヒットを打ち、その後ヒットエンドランで、マイク・アビレスが一塁方向へ打った。マーリンズは一塁で簡単にアウトにしたが、ケイリッシュはセカンドで止まらずにサードまで行った。

疑いの余地がなく、レッドソックスは最近の連勝で波に乗って来ている。彼らは3シリーズ連続で勝ち越していて、最近9試合で7勝している。

「やりたいことは、若手としては、チャンスを作ること。今の所、それはできていると思う」ケイリッシュは行った。

大活躍している選手の一人は、ダニエル・ナヴァだ。彼はケイリッシュの積極的なプレーに続いて、リリーバーのエドワード・ムヒカからセンター前にタイムリーヒットを打った。

スプリングトレーニング、そしてレギュラーシーズンが始まった時に、40人枠にさえ入っていなかったナヴァは、35試合で打率.340だ。

「僕は驚かなかった。そうなると思っていた」ケイリッシュは言った。「本当に凄いこと。僕はナヴァとプレーしていたけど、彼は素晴らしい打者で、それはずっとそうだ。彼は厳しい年をくぐり抜けて、僕は彼の粘り強さに感心している。彼は今年、メジャーリーグのキャンプにさえ招待されていなかったんだ。彼と一緒にプレーできて嬉しいよ」

レッドソックスがホームで行われた3試合以上のシリーズでスイープしたのは、2011年7月22日から24日以来のことだ。

バレンタインの部下たちは、36勝33敗でアメリカンリーグ東地区のトップからは5.5ゲーム差になった。

レッドソックスは、この事とも戦わなくてはならなかった。ダイスケ・マツザカ(5 1/3イニングで被安打4、4失点、4奪三振)は一回に33球を費やし、チームは3-0のリードを奪われた。

「昨日の時点で、今日暑くなるのは判っていた」マツザカは通訳のジェフ・カトラーを通して言った。「相手も同じ条件で投げているから、言い訳にならない。初回を上手く投げて、投球に勢いをつけたかったけど、初回にたくさん汗をかいた。暑さは確かに影響した。2回からはリフレッシュすることが出来たので、振り返れば、初回は本当にもったいなかった」

早くからリードを貰ったマーリンズの右腕カルロス・ザンブラーノは、3イニングを完璧に抑えた。

マツザカは、いつもの様に調子を取り戻し、2回から5回までマーリンズを抑えた。トミー・ジョン手術から戻ってきてから3回目の先発で、Dice-Kはまだ、安定感を探している。

「ここ2試合もそうだった」マツザカは言った。彼は0勝2敗、防御率6.06になった。「序盤に投げている時が、僕の問題になっている。少し変えて試合に挑んだけど、それが上手く行かなかった。だから次の先発ではもっと変えて、序盤を乗り越えて、チームが勝つために良い状態にしたい」

ボストンは4回から反撃した。

そのイニングの初め、コディ・ロスは死球になった。少なくともホームプレートアンパイアのマイク・ディムーロはそう判断した。しかしザンブラーノは、認めなかった。

「彼が当たった振りをして、アンパイアはそう判断したから、僕には何もできない」ザンブラーノは言った。「彼は役者だ」

ザンブラーノが、ジャロッド・サルタマキアの肩に当てたのは、疑う余地がなかった。そしてミドルブルックスが、ライトにタイムリーヒットを打ち、レッドソックスは得点した。続いてアビレスがセンターに犠牲フライを打ち、スコアは3-2になった。

ミドルブルックスは5回にもライトへ犠牲フライを打ち、エイドリアン・ゴンザレスが同点のホームを踏んだ。

しかしマツザカがもっとも悔しい思いをしているのは、同点の状態を保てなかったことだ。ジャンカルロ・スタントンは6回に、マツザカのカーブボールをグリーンモンスターの上まで運んで、フロリダは4-3とリードした。

マツザカは、スタントンにホームランを打たれた後、数秒間両膝に手をつきうなだれていた。

「初回に点を取られたけど、試合はまだ続いていたから、気持ちを切り替えてマウンドに上った。スタントンにホームランを打たれるまでは、それができていた」マツザカは言った。「その時僕は三振を取りに行って、それをホームランにされたから、とても悔しかった。2回からは上手く投げることができていたので、6回も終わらせてチームの勝利に繋げたかった」

彼が降板した後、バレンタインは左腕のアンドリュー・ミラーを投入した。しかしミラーは、ダブスにレフトへシングルヒットを打たれ、続くインファンテがグリーンモンスター直撃の2塁打を放ち、試合は5-3になった。

しかしレッドソックスは、それで終わらなかった。ミドルブルックスが、やり返したのだ。

逆転したボストンは、勝利投手となったスコット・アチソン(2回、被安打1、無失点)、とクローザーのアルフレッド・アセベス(18セーブ)で逃げ切った。

参考記事:Will the thrill: Middlebrooks powers Sox's sweep By Ian Browne / MLB.com | 6/22/2012 12:27 AM ET
http://mlb.mlb.com/mlb/gameday/index.jsp?gid=2012_06_21_miamlb_bosmlb_1&mode=recap_home&c_id=bos  

060912_dice-300x166ダイスケ・マツザカが385日ぶりに先発する2時間前、レッドソックスと6年契約をしているその右腕について誰もが知っていることを、ボビー・バレンタイン監督は繰り返した。

バレンタインは、「どうなるのか、わからない」と言った。

彼は何をしたのだろうか?トミー・ジョン手術から復帰したマツザカが試合で投げているのをバレンタインが最後に見たのは、2006年の日本でのことで、そしてマツザカはどこも怪我をしていない時でさえ、一番予測ができないメジャーリーガーとして知られていた。マツザカ本人でさえ、今回の先発を取り巻く状況が普段とは違い、約13カ月ぶりにメジャーリーグのマウンドに戻ることを考えるといろいろな感情がこみ上げてくると認めていた。

「今までの先発で一番ナーバスになっていた。今日の試合で先発だってボビーに言われてから、いつも試合について考えていたので、それで少しナーバスになったのかもしれない。それは試合前でも同じで、ウォームアップ中や特にブルペンでも僕はナーバスになっていた」マツザカは言った。「今週は、いろいろなことが頭をよぎった。今日も記憶に残ることがたくさんあった。特にファンの反応とか、ここの球場は5年間も投げている場所だから。リハビリ中に受けた全てのサポートに本当に感謝している。この間に僕を支えてくれたすべての人に感謝したい」

最初の登板をするマツザカが、どうなるのか全く予測がつかなかったことを考えれば、もし実力通りではなくても、彼の投球が期待を超えたものであったと言ったほうがフェアーだろう。5回で被安打5、4失点ではあったが、ファストボール(ほとんどが91-93マイル)と鋭いスライダーとチェンジアップ、そして打者の手元に食い込むカッターを混ぜて、アグレッシブなナショナルズ打線に立ち向かい、それでいくつもの空振りを誘った。 

結果は8奪三振(2011年の7先発でそれより多かったのは1回だけ)、与死球1だった。四球を1つ与える間に、8個の三振を奪ったのは、松坂のメジャーリーグキャリアで8度目のことだった。

彼は5イニングを80球(50ストライク)と、どちらかと言えば効率的に投げた。少ない球数で多くの三振を奪ったのは印象的だ。彼が投げた質の良い球とその組み合わせは、その日の午後のほとんどの間、ナショナルズ打線のバランスを崩し、同時に9つの空振りを誘い出した(ファストボールとスライダーで3つずつ、チェンジアップで2つ、カッターで1つ)。そして時には、彼が投げた最後のイニングの5回にファストボールでブライス・ハーパーを三振に取ったように、ナショナルズ打線を煙に巻いた。彼はまた、試合の間じゅう90-93マイルを投げて、パワーのあるところも見せた。

彼の投球に問題がなかった訳ではない。マツザカは2回の先頭打者のアダム・ラローシェに1球目にファストボールを投げて、そしてそのかつてのレッドソックス選手(2009年にトレードで来てから、次にトレードされるまで9日間在籍した)は、それをブルペンに飛び込むホームランにした。そして彼は4回の先頭打者のはーパーにその日初めての四球を与え、その後3点を奪われるなどして苦しんだ。ハーパーの四球の後シングルヒットを打たれ、ノーアウトランナー1,3塁になったのだ。

マツザカは続くラローシェを三振に取ったが、マイク・モースにライト側にタイムリー・エンタイトルツーベースを打たれ、続くイアン・デズモンドにも2点タイムリーを打たれた。窮地が続いた松坂を助けたのは、エイドリアン・ゴンザレスだった。ゴンザレスはライトフライを素晴らしいスライディングキャッチをして、そして9-4-3のダブルプレーでデズモンドをファーストでアウトにした。マツザカは5回もマウンドに戻り、最後はハーパーを三振に取るなど安定した投球を見せた。

マツザカは球速とコントロールが安定していたことを喜んでいた。大体において、彼の監督も同じだった。

「私は4失点が気に入らないし、ハーパーに与えた四球も気に入らない。だけどそれ以上に、良いところがあった。彼は投げた球の多くがストライクで、遅い球も良かったし、その1つの打席を除けばファストボールのコントロールもとても良かったと思っている。両方を上手く投げていた」バレンタインは言った。「(キャッチャーの)ケリー・ショパッチは、OKだと言っていた。ベンチから見て、私もOKだと思う。相手からどう見えたのかはわからないが、行けると思う。もしそうなのなら、5イニングで8奪三振は、とても良い結果だ」

しかし復帰登板でのマツザカには、負けが付いた。そして彼はレッドソックスでの戦績が49勝31敗となり、キャリア50勝を挙げた3人目の日本人投手には待ったがかかったが、その31才は今回の登板が将来の成功に第一歩になることを望んでいる。

「投げる時はいつでも、チームを勝たせたいと思っている」マツザカは言った。「今日負けたのはとても残念だけど、次の先発に向けていくつも良い点があったと思う」

参考記事:FOR DAISUKE MATSUZAKA, IT’S A START: ‘NERVOUS’ OUTING OFFERS A ‘USABLE’ FOUNDATION By Alex Speier WEEI.COM
http://fullcount.weei.com/sports/boston/baseball/red-sox/2012/06/09/for-daisuke-matsuzaka-its-a-start-nervous-outing-offers-a-usable-foundation/  

ダイスケ・マツザカはレッドソックスに戻る前に、もう一回リハビリ登板をしたいのは、おそらく間違いない。

土曜日の夜、3Aポータケットの試合でコロンバス・クリッパーズを相手にした登板を終えた後、マツザカ本人も、そうしたいと認めた。

「次に試合で投げるのが、どこになるのかわからないけど、たぶんマイナーになるんじゃないかな」マツザカは、通訳のジェフ・カトラーと通して言った。「この試合で、僕はこれから重要な場面で使うことになるツーシームを試した。今晩はそれで、カウントを悪くすることが多かった」
 
マツザカは、5 1/3イニングを投げて被安打7、5失点だった。90球のうち54球がストライクで、5奪三振、四球を一つ、デッドボールを二つ与えた。

ボストンはマツザカを昨年の5月17日に故障者リストに入れて、彼は6月10日にトミー・ジョン手術を受けた。

4回のリハビリ登板で彼は、18 2/3イニングを投げて被安打18、9失点、19奪三振。マツザカの防御率は、土曜日の試合で2.70から4.34になった。

「ファストボールには、とても満足している・・・、前の登板からだいぶ良くなった」マツザカは言った。彼は88から92マイルのファストボールを投げて、最速は93マイルだった。「遅い球については、投げた場所があまり良くなかった」

ポーソックスのアーニー・バイエラー監督は、その右腕に同意した。

「前の登板(5月7日)に比べると、はっきりしたものが見られなかった」バイエラーは、ポータケットが7-6で勝利した後に言った。「膝から腿の高さよりも、ベルトから腿の高さの投球が多かった」

「簡単に言うとそういうことだと思う。今晩の彼は平凡で、見るものがなかった。彼はコースを攻めてストライクをいくつか取ったけど、打者を終わらせる時に少し難があった。コントロールが、良くなかったからだと思う。他の日には、もっと良い投球をしていた。彼はいまいちだったね」

そこで重要なのは、ボストンがマツザカに関する決定をしなくてはならないことだ。彼のリハビリ期間は、5月23日で終わる。最も多くても、リハビリ登板はあと1回だ。

「前回よりも、肘の状態は良くなっているし、体の状態は凄く良い」マツザカは言った。「だけど今晩の結果を見ると明らかだけど、もっとやらなくてはならないことがある。それは遅い球のコントロール。打たれたほとんどは、遅い球だったから」

マツザカは3回にピンチを迎えた。ベン・コープランドから三振を奪う前後にグレゴリオ・ペティットとエセキセル・カレーラにシングルを打たれた。アンディ・ラロッカのヒットエンドランシングルでペティットが得点した。しかしマツザカは、コルド・ヘルプスとをファウルフライ、そしてチャド・ハフマンをライトへのライナーでアウトにして、それ以上のダメージを防いだ。

マツザカが一番印象的だったのは4回で、彼はビュー・ミルズ、ラス・キャンズラー、そしてマット・パグノジーを三者連続三振に取った。

しかしマツザカは、5回の先頭打者ペティットに死球を与えた後、コープランドにライトへツーランホームランを打たれた。

6回の初めも同じような状況で、マツザカは先頭打者のハフマンに死球を与え、その後キャンズラーにツーランホームランを打たれた。この時点で、コロンバスにリードを許した。

「これらの球は思った所に行かなかった」マツザカは言った。「だけどファストボールを投げた時は、ちゃんと結果が出た。それらは良かった。遅い球を多く投げた時に、思い通りの結果が出ていない」

その試合でマツザカは、6イニングで90から95球を投げる予定だった。

「彼は6回の途中まで投げた」バイエラーは言った。「それは、悪いことではない。彼は戦っていた。彼はアウトを取った。だけど前回の登板のほうが、もう少してきぱきしていてコントロールも少し良かった。全体として見れば、そんな感じだ」

「私の考えは、ボールを低く。もし投手がストライクゾーンで勝負するのなら、ボールは低くだ」

参考記事:Dice-K allows five runs in fourth rehab outing By Mike Scandura / Special to MLB.com | 05/12/12 11:23 PM ET
http://mlb.mlb.com/news/article.jsp?ymd=20120512&content_id=31104796&vkey=news_mlb&c_id=mlb&partnerId=rss_mlb

  
昨年6月にトミー・ジョン手術を受けて、これまでにマイナーリーグで合計3回のリハビリ登板をしたピッチャーのダイスケ・マツザカは、ボストン・レッドソックスへの復帰に一歩ずつ近づいている。

その右腕は、月曜日夜にマッコイ・スタジアムで行われたポータケット・レッドソックスの試合に登板し、被安打2、与四球3、4奪三振だった。合計で87球(49ストライク)投げて、球速は最速91マイルを記録した。彼がロチェスター・レッドウイングス戦のマウンドを降りた時、試合はまだ0-0だった。

今後のマツザカのスケジュールは、水曜日にブルペンセッションを行い、土曜日にマッコイ・スタジアムで行われるコロンバス戦に再び先発予定だ。彼はレッドソックスに合流する前に、あと2回のリハビリ先発が必要になるだろうと見られている。

「全体的に体調は良いので、それは良い事。だけど肘は、その日によってだね。良いなって感じる日もあるけど」マツザカは言った。「今は、投げる日が感じのよい日に当たれば良いなって思っている。あと2試合で準備ができるのかは、言うのは難しい。それは段階的なもので、試合ごとの感じだから。次の登板と、投げた後でどうなるかを見てからだと思う」

マツザカは4月23日からリハビリ登板始めた。それはメジャーリーグに戻ってくるまでに30日間が与えられる。

悲惨なレッドソックスローテーションには助けが必要で、マツザカは救世主の一人になる可能性がある。

イメージできる?

「もし今、チームに貢献できるなら、もちろんそうするよ」マツザカは言った。「チームの役に立つための僕のベストな方法は、できるだけ100%に近い状態にすること。僕がチームに最大限貢献するために、そうする必要がある」 

スプリングトレーニングが始まった時、マツザカはリハビリのスケジュールが前倒しになっていることを認めた。投手は通常、トミー・ジョン手術から戻ってくるのに12から18ヶ月かかる。しかし松坂は、手術から1年未満(6月10日)で再びメジャーリーグに戻ってきそうだ。

彼のリハビリ登板は、4月23日の1Aセーラムで始まり、4イニングで被安打6、3失点だった。次の先発は4月28日2Aポートランドで4 2/3イニングを投げて、被安打3、1失点、与四球2、7奪三振だった。

前回シードッグスで登板した後、マツザカは首の張りを訴えたが、月曜日の登板後は問題無いと言った。

「前回の先発の後にそれはあった。車や飛行機の移動で背中が少し張っていて、それが首にきたみたいだった。だけど3日間トレーナーに診てもらって凄く良くなったので、何の心配もない」彼は言った。

月曜日の午後3時30分頃、マツザカが乗ったダークカラーのSUVが現れ、係員がマッコイ・スタジアムの駐車場にそれを駐めた。その右腕はクラブハウスに陽気に登場し、3回目のリハビリ登板の準備は整った。

「投球フォームは、まだ修正が必要」彼は試合後に言った。「まだ、完璧じゃない。だからこれからも、細かな修正を加えていく。今日は試合前に、キャッチャーとどういった球を投げるとか話をしなかったんだけど、結果的にツーシームを多く投げることができて、それの良い練習になった」

「これまでは遅い球を中心に投げていたから、それも試したかった。キャッチャーのサインに何回かクビを振ったのは、それが理由。全体的には良かったと思うし、楽しめた。練習したかったことができた。次はもっとファストボールを投げる予定」

2007年のシーズン前、合計103百万ドルを費やして日本のスーパースターと契約したレッドソックスが、望んていた通りの期待に彼は応えていない。

マツザカの勝利のほとんどは、ボストンに来てから最初の2年に挙げたもので、その時は61先発で33勝15敗を記録している。2009年は僅か12先発(4勝6敗)で、それは重なった怪我によるものだった。そしてその傾向は2010年も続き、その年は25先発で9勝6敗だった。2011年は5月に戦列を離れ、6月に手術に踏み切るまでに、僅か8試合(7先発)の登板で3勝3敗、防御率5.30だった。 

怪我と共にマツザカの不安定さは、手術を受ける前でも大きな懸念になっていた。彼は2008年以来、安定した姿を見せておらず、彼が投げた時には、答えよりもより多くの疑問が残った。

使い古された様に見える投手であっても、今、レッドソックスは、健康で結果を残すマツザカを必要としている。

参考記事:Daisuke Matsuzaka solid in outing By Joe McDonald | ESPNBoston.com
http://espn.go.com/boston/mlb/story/_/id/7902698/daisuke-matsuzaka-solid-third-rehab-start  

昨日、松坂大輔はフェンウェイパークに戻ってきて、いつもと同じ様に過ごしていた。

彼はグランドでストレッチをして、通訳のケンタ・ヤマダと軽めのキャッチボールをした。レッドソックスのバッティング練習が始まるとセンター付近に立ち、飛んできたボールを処理し、セカンドベース付近に軽く投げ返した。いたって普通の光景だった。

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