タグ:上原浩治

01

アメリカンリーグ優勝決定シリーズ進出を決めて、歓喜に包まれていた火曜日夜のレッドソックスのクラブハウスで、デビッド・オルティスは、シャンパンボトルを手にしながら叫んでいた。

「うちのクローザーは、どこだ!!」

オルティスは部屋を走り回って、彼の獲物である上原浩治を捉え、シャンパンを浴びせかけた。

レイズがア・リーグ地区シリーズ制覇への望みをつなぐことになったホセ・ロバトンのサヨナラ本塁打を浴びた翌日の上原は、第4試合でレッドソックスが3-1で勝利してシリーズ制覇をした試合で、いつもと変わらない投球を見せた。

彼は1点リードの8回に、ランナーが1人いる場面で登板し、デビッド・デヘススを三振に獲った。

9回のダスティン・ペドロイアの犠牲フライのおかげで上原は、最後の3つのアウトを獲るにあたって、若干の余裕をもらった。

その右腕は、ウィル・マイヤーズから400フィートのフライアウトを奪い、続いてジェームス・ローニーを内野ゴロに打ち取り、そしてエバン・ロンゴリアを三振に獲って、シリーズを終わらせた。

「どの勝利も、本当に気持ちが良いけど」上原は言った。「まだ先があるから」

上原が、シーズン中にはほとんど見せなかった失敗から復活するであろうことを、ボストンのクラブハウスでは、少しも疑っていなかった。

それはおそらく上原本人が、自信を少しも失っていないという現実によるものだった。

「昨日のことは、完全に乗り越えました」上原は言った。「昨日のことは、過去のことですから。僕はまったく気にしていませんでした」

参考記事:With Uehara, never a doubt he'd pick himself up By Ian Browne / MLB.com

02

誰に聞いてもそれは、空振り以外に何もできない球だった。そしてレッドソックスのホアン・ニエベス投手コーチは今年、レッドソックスが超人的なクローザーの上原浩治をそこに起用してから、その光景を数えきれないほど見てきた。

「実に嫌な投球だった」レイズの先発投手アレックス・コッブは、上原が第2試合の9回ツーアウトでホセ・ロバトンにカウント0-1から投じた球について言った。「落ちながら逃げていくスプリッターで、フェンスの向こうまで飛ばせるような球じゃない」

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30

レッドソックスのメンバーとして初めてポストシーズンの試合に登板したコージ・ウエハラが投じた最初の3球は、ストライクだった。

マット・ジョイスを三振に獲った。フェンウェイ・パークにいた観客のほとんどが、立ち上がった。

レッドソックスがレイズを7対4で降した土曜日夜の試合で、ウエハラが次に投じた3球もストライクだった。

ホセ・ロバトンを三振に斬って獲った。フェンウェイ・パークの観衆が、轟音を発した。

「なぁ、どれくらい凄かったと思う?」キャッチャーのデビッド・ロスは言った。「びっくりした。しばらくその感じを、スタンドを見上げながら感じていたかった。凄く楽しかったよ。だって最初の三振で観客が騒がしくなって、2つ目の三振では、この球場では初めて聞いたくらいの声援だったから。揺れていたよ。コージは、どんなふうに感じたんだろうね」

「自分のリズムに集中していたから、聞こえなかった」ウエハラは語った。

ウエハラが次に投じた2球もストライクだった。なにしろレギュラーシーズンで彼が投げたのは、74%がストライクだったのだ。

ウエハラは、9球の9つのストライクで3つの三振を奪う本当のパーフェクトイニングまで、あと1球に迫った。わずか9球でイニングを終わらせれば、それは1980年以来の快挙だった。

「ウィル・マイヤーズはそれを避けるために、本当に難しかった0-2からのスプリッターをファウルにしたからね」ロスは言った。

9球目は、スプリッターだった。マイヤーズは、振った。彼はなんとかバットに当てて、その球をファウルにした。そしてマイヤーズは、その2球後を内野ゴロにしてアウトになった。

ウエハラは、11球で11個のストライクで終わらせ、ポストシーズン初セーブを挙げた。

「どの球でも攻めることができた。彼はそういう投球ができるから」ロスは続けた。「彼はファストボールを投げて、それを印象づける。その後、あのスプリットフィンガーを投げるから、打者は見失うんだ」

「彼の手からボールが離れる時、あのスプリットは一瞬、相手に真っ直ぐだって思わせる。そして消える。そういう騙しの要素が、あの球の凄いところ。彼は違うレベルにいるんだ」

レギュラーシーズンを含めてウエハラは75回1/3を投げて、103人の打者から三振を奪う間に与えた四球は9つだった。彼の防御率は、1.08である。

ジョン・ファレル監督からは、彼を褒め称える言葉が溢れでている。そして月曜日夜にトロピカーナ・フィールドでシリーズを決める可能性があるレッドソックスは、このポストシーズンの試合の終盤にリードを奪った状態になることに、本当に自信を感じてる。

「彼は驚異的だね」ファレルは言った。「彼が投げる90マイルのファストボールは、相手が90マイル後半の様な反応をする。スプリットはストライクにしたり、打者を打ち取ったりと、いろいろなことができる。そして彼は、今夜の様な時でも、しっかりと仕事をする」

「私たちは、その姿を繰り返し見てきた。彼が登場すれば、それが3点リードでも7点リードでも関係なくね。彼がマウンドに上がって、それをダグアウトから見るのは、本当に気持ちが良いことの1つなんだ」

ウエハラは、もし必要なら、2イニング投げる準備があった。土曜日の彼は、8回から準備ができていた。しかしクレイグ・ブレスロウとジュンイチ・タザワの2人が2回2/3を無失点に抑えて、ウエハラにつないだ。2人はそれぞれ、ダブルプレーに助けられながらイニングを終わらせた。

ブレスロウは、最近の22回1/3で被安打11、わずか1失点だ。

「自分の状態に、自信を持っている。8月から9月、そして10月のこのシーズンも、良い体調が続いているから。疲れなんて感じないし、まだ上り調子だよ」彼は言った。

参考記事:Uehara, bullpen slam door emphatically on Rays By Jason Mastrodonato / MLB.com

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ボストンの通りを歩く時の彼は、ほとんどだれにも気づかれることはなく、サインを求められることもない。フェンウェイ・パークのお土産売り場で、名前と背番号19番が入ったTシャツが売られるようになったのも、ここ数週間のことである。

ボストンにある彼がお気に入りの日本の焼き肉レストランでさえ、上原浩治専用のテーブルを用意していない。彼はレッドソックスのほぼ完璧な投手で、この驚くべきシーズンで最も活躍している選手である。
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03

コージ・ウエハラは、完璧なクローザーであり続けている。

いつかの時点で彼は、ランナーを出すだろう。しかしレッドソックスはそれまで、そのことを楽しむつもりだ。

その右腕は、レッドソックスがレイズに2対0で勝利した火曜日の試合で4アウトセーブをした。

8月17日以来ウエハラは、いままで対戦した31人の打者を連続でアウトにしている。それは同じ日本人投手のヒデオ・ノモが持つチーム記録と並ぶものだ。ノモは2001年に、それを記録した。

「彼のことは、すごく尊敬している」ウエハラはノモについて言った。「彼は憧れの人のようなものだから。彼は違うレベルの人」

ウエハラも実際には、これらの日々で違うレベルの1人となった。彼は6月30日以降で31回2/3を投げて、得点を与えていない。

クレイ・バックホルツは火曜日に、レッドソックスでの復帰登板を果たした。それは6月8日以来初めての投球だったが、彼が不在の間にそのクローザーが何をしていたのかについて、かなり良く知っている。

「僕は見てたから、本当に」バックホルツは言った。「彼は信じられないね。それを説明するのに使う言葉は、信じられない以外にはないよ。今いるクローザーの中で、彼がベスト。見るのが楽しいよ」

今シーズン65回登板しているウエハラの防御率は1.10である。そして彼は、65回2/3で91個の三振を奪った。

「彼はマウンド上でとても落ち着いている。今晩もまた、それを見せてくれた」ジョン・ファレル監督は言った。

参考記事:Uehara extends perfect streak with four-out saveBy Ian Browne / MLB.com

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27人と対戦し、27人をアウトにした。ここ9試合の登板で、レッドソックスのクローザー、コージ・ウエハラがしたことである。その右腕は、対戦した27人のそれぞれをアウトにして、ボストンの「隠れた」完全試合を達成した。

ウエハラと対戦して最後に出塁したのは、ヤンキースの一塁手ライル・オーバーベイで、それは彼が8月17日に二塁打を打った時だった。ウエハラは最後に対戦した27人をアウトに獲り、最後に対戦した35人のうち34人をアウトにし、最後の57人のうち53人、そして最後に対戦した99人の打者のうち89人をアウトにしている。信じられないことである。

金曜日の登板で相手を完璧に抑えたウエハラは、今シーズン64回1/3を投げてWHIPは0.59である。1シーズンで60イニング以上投げた投手の中で、これまでに一番WHIPが低かったのは、1990年のデニス・エッカースリーで、その時の彼は73.1イニングを投げて0.61だった。昨年のクレイグ・キンブレルのWHIP0.65は、歴代2位である。

その「隠れた」完全試合は、何回登板したかに関係なく、27人連続でアウトにしたことである。カージナルスの右腕シェルビー・ミラーは、ロッキーズと対戦した5月10日に、27人の打者を連続でアウトにして完封勝利を挙げる前に、その試合で最初に対戦した打者にシングルヒットを打たれていた。

参考記事:Koji Uehara completes 'hidden' perfect game on Friday night By Mike Axisa | Baseball Writer CBSSports.com

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コージ・ウエハラは、いったいどうやって、こんな活躍をしているのだろうか? それに好調なリリーバーが誰もいない今シーズン、レッドソックスはなぜ、彼を4人目のクローザとして選んだのだろうか?

私は読者のために、信じられないくらいの成績をたくさん集めたが、まずこれらから始めよう。

木曜日の夜を前に、ウエハラのファストボールの平均球速89.2マイルは、10セーブ以上挙げているクローザーの中で2番めに遅い。

しかしウエハラの奪空振り率は36.3%は3位で、彼よりも上にいるのは、カンサスシティのグレッグ・ホランドと、本当にわずかな差だが、シンシナティの100マイル男アロルディス・チャプマンだけである。

なんだって?

「スピードガンなんて、関係ない。彼は並外れた2つの球を持っていて、その両方で空振りさせるんだ」レッドソックスのジョン・ファレル監督は、ウエハラのファストボールとスプリッターに言及した。 

彼は相手を欺く。彼には無駄がない。彼は・・・、そう、これらのすべては、すでに耳にしたことがあるだろう。

しかしこれはどうだろうか。

「正直に言うけど、落ち着いて考えると、あの男は第六感みたいなものを持っていると思う」ファレルは言った。「彼は打者がなにを待っているとか、彼らは振ってくるだろうっていうことを感じ取る。気味が悪いくらいにね。そして彼が選ぶ球は、いつも正しいんだ」

レッドソックスの左腕クレイグ・ブレスロウは、打者が考える前であっても、彼らがなにを待っているのかをウエハラは感じ取ってしまうと、冗談交じりに言った。

レッドソックスのキャッチャー、デビッド・ロスは、さらに一歩進んだ表現をした。

「僕たちは、彼が忍者だって言っているんだ」ロスは言った。「彼は分かっている」

***

レッドソックスはウエハラを、6月下旬にクローザーに指名した。それはアンドリュー・ベイリーとジョエル・ハンラハンがケガをして、ジュンイチ・タザワをクローザーにする計画が頓挫した後だった。

その役目を担ってからのウエハラは、33回1/3を投げた。奪三振数は45。与えた四球は2つ。防御率は0.27を誇る。そして1イニングあたりの平均投球数は、わずかに13.0である。

防御率タイトルを狙うのに十分なイニングを投げている投手の中で、1イニングあたりの投球数がメジャーリーグで一番少ないのはレッズのブロンソン・アローヨで、平均14.1である。メジャーリーグ全体の平均は16.3である。

木曜日の夜、彼は21回目のセーブ機会で18セーブ目を挙げ、無失点イニングを26に伸ばし、連続で仕留めた打者は24人になった。試合は延長10回、レッドソックスが9対8でヤンキースを下した。この両チームの対戦は、今週末の間続く。

昨年の12月6日にウエハラと1年4.25百万ドルの契約を結んだ時のレッドソックスは、彼のことをちょっとした贅沢だと考えていた。

その時の彼らには、タザワ、ベイリー、ダニエル・バード、アルフレッド・アセベス、そして後にハンラハンとトレードされたマーク・メランコンらの右腕のリリーバーがいた。

「どうしても補強しなくてはならないところではなかった」レッドソックスのベン・チェリントンGMは言った。「だけど私たちは、彼のことを本当に気に入っていたから、とにかく彼を取ろうと決断した」

ウエハラの代理人マーク・ピーパーは「多くの」チームが、彼のクライアントに対する問い合わせをしてきたと言った。ウエハラが最初に所属したメジャーリーグチームのボルチモア・オリオールズは、そのうちの1つだ。しかしピーパー曰く「ボストンが絡んできたら、彼らは話を終わりにしたも同然だった」

レッドソックスは、ウエハラのストライクを投げる能力に注目した。バード、左腕のアンドリュー・ミラーとフランクリン・モラレスらの彼らのブルペンは、たまにコントロールを失うことで知られている。

レッドソックスがシーズンを進めるにあたっても、ウエハラを獲得したのは良いことだった。

セットアップマンから突然クローザーになった38歳のウエハラは、恐らくチームでもっとも必要不可欠な選手である。

それでもこれが偶然だと考える人のために、もう一度考えてみよう。

2011年のウエハラも、似たような状況にいた。それはオリオールズが右腕のトミー・ハンターと、そしてなんと、一塁手のクリス・デービスと交換で彼をテキサスにトレードする前だった。

5年間のメジャーリーグでウエハラは、275回を投げて防御率2.49、三振と四球の比率は、ほぼ10:1である。

2008年シーズンが終わった後、2人の日本人投手がフリーエージェントとして獲得可能だった。1人は右腕のケンシン・カワカミ、彼はアトランタと3年22百万ドルで契約した。そしてもう1人がウエハラで、彼はボルチモアと2年10百万ドルの契約を手にした。

後にオリオールズの球団社長になるアンディ・マクフェイルは、後にチームの国際スカウト部長になるジョン・ストックスティルが推薦するウエハラを信用した。

「ジョンは、ウエハラの方をより気に入っていた」マクフェイルは言った。「私たちは、彼は最終的にブルペンだと考えていたんだけど、彼と契約する条件は、先発投手でということだった」

「それは彼からの条件であり、彼の代理人からの条件だった。そして私は、オリオールズで1年目だった。私たちはフリーエージェントの投手を獲得することも、借りることも、盗むこともできていなかった。彼らを獲ることができなかったから、我々は他を探すしかなかったんだ」

日本の読売ジャイアンツの10年間で276登板をしたウエハラは、うち205回は先発投手としてだった。彼がオリオールズと結んだ最初の契約の中には、先発数と投球回数がベースで増えていくパフォーマンス・ボーナスが含まれていた。彼は'09年シーズン絶望となる肘の腱のケガをして、その試みが終わるまでに、12回の先発をした。

翌年彼は、リリーバーに転向した。

2010年8月2日にオリオールズの監督に就任したバック・ショーウォルターは、ウエハラはマリアノ・リベラに匹敵すると言った。ショーウォルターは、1995年のヤンキースでリベラの監督だった。

「彼が打者をやっつける姿は、私にモーを思い出させた」ショーウォルターは語った。

それに、彼の試合の終わらせ方もである。

「切れの良いナイフだ。ゆっくり止めを刺すのではなくてね」ショーウォルターは続けた。「心配なんてまったくない。それは監督だけでなく、チーム全体がね」

***

ウエハラのスプリットフィンガード・ファストボールは、どれくらい凄いのだろう?

木曜日の試合前までの彼のスプリッターの奪空振り率は43.4%で、それはシカゴ・カブスのジェフ・サマージャの48.4%についで、メジャーリーグで2位の高さである。

レッドソックスのスカウトであるエディー・バーンは、ロサンゼルス・エンゼルスのスカウト部長をしていた2006年にウエハラの獲得に動いた。ウエハラのスプリッターは、スカウトが使う20-to-80スケールで最高の値だと彼は言った。

「サッターを覚えているかい。彼は革命的な投球をした」バーンは、スプリッターを広めて殿堂入りしたリリーバーのブルース・サッターに言及した。「それとは違う。だけど最高の球だ」

ほとんどの投手が投げるスプリッターは真ん中低めで、その自然な動きによって、打たれる可能性があるとレッドソックスの控え捕手であるロスは言った。

一方でウエハラは、その球をホームベースの両脇に投げて、そして配球によって打者のバランスを常に崩している。

「彼と左の強打者が対戦したとするだろ」ファレルは言った。「彼は外角高めにファストボールを投げる。(もし言うのなら)"これをよく見ておけって"ってね。その後スプリッターを2球続けて投げる。そして彼らにそれをよく見せたら、88マイルがくるんだ」

そして彼に弱点はないのだろうか?

うーん、聞いてみよう。

「コージの能力には疑問はないけど、耐久性だね」オリオールズの元幹部であるマクフェイルは言った。

今シーズンのウエハラは、2011年にオリオールズとテキサス・レンジャーズで記録したキャリアハイの65イニングを超えると予想される。メジャーリーグで最初の2年だった2009年と'10年の両年で、肘の問題によって故障者リスト入りしたことを考えれば、悪いものではない。

レッドソックスは、2010年シーズン後にフリーエージェントになったウエハラとの契約を検討したが、彼の肘に「懸念」があったとチェリントンは明かした。そのチームは、ウエハラがより実績を積んだ2年後に彼を獲得したことに満足しているが、彼へのケアは忘れていない。

今シーズンのウエハラが、3日連続で登板したのは1回だけである。そしてオールスター休暇以降に彼が連投したのは1度だけだ。そしてファレルは今シーズン、ウォームアップしたウエハラが試合で投げなかったのは、3回だけだと言った。

「彼との会話の中で、以前に肘を傷めたのは、しばらく投げなかった後に投げた時だったと言っていたんだ」ファレルは言った。「彼は(より定期的に投げることが)腕を良い状態に保っていると感じている」

今のところ、順調である。ファレルはここ2週間で、ウエハラに2回も4アウトセーブをさせているが、ウエハラがその1回目で投げたのはわずかに15球、2回目は17球しか投げていない。

彼の効率性を助けているのは対戦している打者で、彼らは今シーズンのウエハラに対して、打率はわずか.134でOPSは.416である。ウエハラよりも10イニング少ないリベラは、被打率.246で、OPSは.643である。

「彼が止まってしまうことについて心配をしていないのかって、みんながいつも聞いてくる」チェリントンは言った。「どんな投手にだってリスクはある。だけど彼は、これまでよりも良い状態だと言っている。彼は毎日、200フィートを超えるくらいの遠投をしている。状態が悪い選手は、そんなことはできない」

チェリントンはベイリーを獲得するために、外野手のジョシュ・レディックと2人のマイナーリーガーをトレードした。そしてハンラハンと内野手のブロック・ホルトを獲得するために、外野手のライアン・スイーニーとメランコン、そして3人のマイナーリーガーをトレードした。

それをしたGMは、彼の最終的なクローザーが、4.25百万ドルで契約した男になるとは知らなかった。そしてそのウエハラは、4.25百万ドルのべスティングオプション行使の条件となる55回の登板を果たし、来年も残ることになった。

その教訓は、「クローザーを探す時に、大金や若手を使わないこと」である。

ときにその男は、4番目のドアの影に隠れているのだ。

参考記事: Uehara's unlikely rise to BoSox closer Ken Rosenthal FOXSports.com Senior MLB Writer

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