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テキサス・レンジャーズの先発投手ユウ・ダルビッシュには今シーズン、専属キャッチャーがつくだろう。ロン・ワシントン監督は、ダルビッシュの先発で一番多く球を受けるのはジョバニー・ソトにするという彼の計画を明らかにした。

ソトは2012年の後半戦で、ダルビッシュが好投を見せていたときに捕手を務めた。ダルビッシュは最後の8先発で5勝1敗、防御率2.35、そのすべてがクオリティスタートだった。チームは今シーズンオフの早くに、ソトと1年2.75百万ドルで再契約していた。

「彼らはよくコミュニケーションが取れているし、よい信頼関係が築けていると思う。ソトはダルビッシュがどうしたいとか、ダルビッシュの頭の中が分かっていて、動いていたんだと思う。彼らの相性はとても良い。ソトはユウ・ダルビッシュだけでなく、彼が球を受けた投手の多くをリラックスさせる。 ソトが日本語に詳しいのか知らないけど、彼はマウンドでなにかを話していた。ユウが理解しているのか分からないけど、それで彼はリラックスしていたんだ」

26歳のダルビッシュは、恒例のチームのファン・フェストに参加するためにテキサスに戻ってきた。そしてメジャーリーグでプレーするための契約が最終段階になっていた1年前よりも、快適でリラックスできていると言った。

29先発(191 1/3イニング)で16勝9敗、防御率3.90、ア・リーグ新人賞の投票で3位になったダルビッシュは、シーズンが進むと共にいくつかの鍵になる適応を見せた。そして2013年も、同じようにしたいと思っている。

「昨年と比べて、すごく気楽だよね」ダルビッシュは通訳のジョー・フルカワを通していった。「1年目が終わって、すべての選手やコーチ、フロントオフィスの人たちのことを知ることができた。彼らのことがわかった今、チームの一員だと感じている。今、そう感じていて、それは去年とはまったく違う感じ」

ダルビッシュは2013年のすべてで、昨シーズンの最後の7週間のようにしたいと思っている。その期間で彼は四球数を減らした。67個の三振を奪ったのに対し、与えた四球は15個だった。

「シーズン終盤は良かった。特に最後の最後は。だけどそれで満足はしていない」ダルビッシュは言った。「毎年違うから。体の状態も違うし。今年は体力的な面でもアジャストしていきたいし、いつもの新しいシーズンと同じように、挑んでいきたい」

参考記事:Yu Darvish to have personal catcher Richard Durrett | ESPNDallas.com

昨年の今頃、レンジャーズはユウ・ダルビッシュと彼の父、そして代理人のアーリントン滞在を終えたところだった。彼らはダルビッシュとの契約を結ぶ30日間の真ん中にいて、その訪問を入団のための視察として扱った。レンジャーズのスカウトとフロントオフィスは、契約交渉をしているのが将来のエースであると心の底から信じていて、とても興奮していた。

すぐにその兆候がみられると期待した人は、多くなかった。そしてそれらの兆候は、当初は見られなかった。ダルビッシュはデビュー戦で苦戦し、シーズンのほとんどで打者の多くに四球を与えるというコントロールのトラブルに見舞われた。しかし球界はダルビッシュが、レギュラーシーズンの最後の先発とア・リーグ・ワイルドカードゲームでの堅実な投球で、それが解決したのを見た。

ロン・ワシントン監督は、8月のボストンでの先発がダルビッシュの転換点だったと信じている。その26歳の投手はワシントンと話し合い、そしてその監督は、彼の問題が解決に向かい始めたと感じた。それが正しかったことが、成績からも分かる。

8月6日の先発(ボストン)前:21先発、11勝8敗、防御率4.57、与四球74(1先発あたり3.5)、154奪三振(134イニング)、被打率2.38

8月6日の先発後:8先発、5勝1敗、防御率2.35、与四球15(1先発あたり1.8)、67奪三振(57 1/3イニング)、被打率.176

ダルビッシュは、ボルティモアに敗戦したア・リーグ・ワイルドカードゲームで、6 2/3イニングを投げて被安打5、7奪三振、与四球0と、注目が集まるポストシーズンで素晴らしい投球を見せた。

ダルビッシュは2012年の最後の9先発で、エースのような投球を見せた。しかし本当に“エース”の称号を手に入れるには、2013年の長期にわたってそうしなければならない。彼はシーズンを通して安定しているところを、見せなければならない。大きな試合でベストな投球を見せたのは、大きなステップだった。次の大きなステップは、彼がボールを握れば、ほぼ毎回勝利するであろうとチームメイトが思う、そのような本当の切り札になることだ。

今年のレンジャーズがすべきことの一つは、ダルビッシュがエースであることを証明することだ。それはマット・ハリソンとデレク・ホランドを含むローテションを、彼が引っ張ることから始まる。もしダルビッシュが、レンジャーズが考えるような投手であることを証明すれば、彼は将来、このメンバーを引っ張ることができる。それは、より良くなることしか考えられない若手グループで、ダルビッシュは、その中でもトップの逸材だ。彼はシーズンを通して、そのような投球ができることを見せる時だ。

参考記事:Ranger Resolution: Make Yu Darvish an ace By Richard Durrett | ESPNDallas.com

アスレチックスの外野手ヨエニス・セスペデスとレンジャーズの右腕ユウ・ダルビッシュは、アメリカンリーグ・ルーキー・オブ・ザ・イヤーの最終選考に残っている。例年なら、彼らは全米野球記者協会の投票結果が発表される月曜日夜を、心配しながら待つことだろう。

しかし例年とは違い今年は、エンゼルスの外野手マイク・トラウトの受賞が確実視されている。ブレーブスのスペシャルアシスタント、ジム・フレゴシーに言わせれば、「他にも受賞に値する選手はいるけど、(トラウトほど)素晴らしいルーキーイヤーを送った選手は、これまでに誰もいない 」からだ。

要するに、今シーズンのア・リーグには、それほどたくさんの素晴らしい新人がいたと言うことだ。トラウト、セスペデス、ダルビッシュ、そしてマリナーズのキャッチャー、ヘスス・モンテーロは全員、インパクトを残した。

「ここ数年間、私たちが連れてきた若い選手たちは、本当に特別だったと思う」レイズの球団上級副社長アンドリュー・フリードマンは言った。「トラウトや(ナショナルズのブライス・)ハーパーの様な、若くて活きの良い選手が何人もいる。彼らは、本当に才能あふれる選手たちだ。彼らは、ビッグパワーの打者ではないけど、才能豊かで、上がってきて本当にすぐに貢献した」

「ほとんどの若手は、徐々に成長していくから、良いメジャーリーガーになるまでに時間が必要だ。だけど、ここ数年の若手の多くはすぐに活躍して、平均的な選手を飛び越えてしまう」

オリオールズの球団上級副社長のダン・デュケットが付け加えた。「全員が本当に才能豊かで、そういった選手たちがアメリカンリーグに来たのは、良いことだ。セスペデスとダルビッシュは、誰とでも契約できたけど、アメリカンリーグに来た。それは我々にとって良いことだ」

多くの若手が活躍できるのには、理由があるとフレゴシーは言った。トップ選手の年俸がうなぎ上りなのと同時に、チームはあまり高くない選手で総年俸のバランスをとろうとしている。球団は、一時期に活躍したベテラン選手の代わりに、実績のない選手たちにチャンスを与えようとしている。「多くの新人たちが、これまでよりも多くプレーするチャンスをもらうことで、そういった選手たちが素晴らしい結果を残している。みんなが安い才能を探しているから、より多くの選手がメジャーリーグのレベルでプレーするチャンスを与えられている」彼はそう説明した。

ロイヤルズのシニア・アドバイザー、マイク・アーバックルが、セスペデス(129試合で打率.292、23本塁打、82打点、OPS.861)について印象的だったのは、彼がいかに早く適応したかだった。「彼は更に良くなるだろうと思わされた。だって彼には、明らかに素質があるから。実際に見て、そして言えるのは“彼はリーグと自分のことを学んでいる最中だけど、間違いなく成長している。そして彼には、本当に素晴らしい選手になるチャンスがある”だ」

「時間と共に、彼は確実に成長してきた。スプリングトレーニングのときの彼には、投げるところがあると思った。彼には穴があった。彼は大振りをたくさんしていた。だけど時間が経つに連れて、彼は穴をつぶして行った。グラウンド全体を使う必要があることを、理解し始めた。そして彼は、グラウンドのどこにでも、打てるようになった。だから彼は何でもかんでも引っ張る必要がなくなった。ただホームランを打つだけの選手ではなく、彼は時間と共に成長して、より危険な打者になった。彼は強い打球を放つことで、相手をやっつけることができる」

デュケットは「セスペデスが素晴らしい年を送って、オークランドの躍進を助けた。彼は天性の野球選手で、マイク・トラウトがいなければ、ルーキ・オブ・ザ・イヤーをとっていただろう」と言った。

ダルビッシュは、テキサスで16勝を挙げ、防御率は3.90を記録した。彼は191回1/3を投げた間に、156本しか打たれなかった。

「スプリングトレーニングでの彼は、手探りをしている様だった。だけど一度感じを掴んだら、彼は相手が逃げ出したくなるような投手になった」アーバックルは言った。「彼が持っている一番大きなものは、投手の才能だ。彼は良いものを持っていて、それを使って投げることができる。私が思うに、彼は打者をアウトにするのに必要なことが分かっているから、それができるように、良い状態でマウンドに立たなければならない」

フレゴシーは「彼はもっと良くなるだろう。素晴らしいものを持っているから。適応している最中の、一番大きなことは、ボールのサイズだ。アメリカのボールは、少し大きいから」と付け加えた。

モンテーロは主に打撃の選手で、最終的には指名打者になるだろう。彼は135試合で打率.260、15本塁打、62打点を挙げた。しかしこれらの成績は、マリナーズが2013年にセーフコ・フィールドのフェンスを前に動かすと発表したことで、近い将来に劇的に向上する可能性がある。

「大きく違うことになると思う」アーバックルは言った。「彼は打てる。彼は打点はともかく、印象的な本塁打を何本か打っている。そして彼らが球場を小さくした後、彼の成績は素晴らしいものになるだろう。それには疑問の余地はない。彼は自信を持ってプレーしている。彼は“ここにいれば、すごい選手になれる”って思っているんじゃないかな」

参考記事:AL has deep Rookie of the Year field By Paul Hagen / MLB.com | 11/11/12 10:00 AM ET


Darvish's solid start

レンジャーズのユウ・ダルビッシュ投手は、来春行われるワールド・ベースボール・クラッシックで、日本チームで投げないことを決断した。

2009年のクラッシックで、優勝した日本チームのメンバーだったダルビッシュは、2013年のトーナメントに参加しないと、火曜日にレンジャーズを通して声明を発表した。

「コーチやトレーナーとも相談して熟慮した結果、次回のワールド・ベースボール・クラッシックには、参加しないことを決断しました」ダルビッシュは、声明で述べた。「母国である日本を代表することを、とてつもない名誉だと常に思っている僕にとって、この決断はとても難しいものでした。僕は2009年のチャンピオンチームの一員として、とても楽しみました。そして連覇を狙う今年のチームも、サポートしたいと思っています。日本には優秀な選手がたくさんいますし、このチームが、この大会での日本の素晴らしい成果を引き継いでくれると確信しています」

米国での最初の年のダルビッシュは、29先発で191イニングを投げて、16勝9敗、防御率3.90を記録した。彼はまた、アメリカンリーグ・ワイルドカード・ゲームのオリオールズ戦でレンジャーズが5対1で負けた試合でも先発して、敗戦投手となった。

「ここ数年間の実際の投球量と、米国に来たことでの大きな変化による疲れを考えると、2013年のシーズンに向けて、今の僕にとって一番重要なことは、十分な休養をとることであるというアドバイスをチームから受けて、僕が決断しました」ダルビッシュは言った。「僕の最終的な目標は、テキサス・レンジャーズでワールドシリーズに勝って、そのことを日本にいる素晴らしい野球ファンと、分かち合うことです。僕は次のシーズンを楽しみにしています。そして、勝つチャンスがあることをとても嬉しく思っています」

レンジャーズもまた、声明を出した。それによれば「ユウは2013年のワールド・ベースボール・クラッシックに対する、彼の考え方をレンジャーズに伝えました。私たちは、彼がしたとても難しい決断を支持します。彼はメジャーリーグの最初の年で、実に優れた適応力を見せました。そして私たちは2013年も、彼が 素晴らしいシーズンを送ってくれることを楽しみにしています」

ダルビッシュは2009年の日本チームで、2回の先発を含む5回の登板をして、2勝0敗、防御率2.08を残した。彼は韓国との決勝戦で勝利投手となり、準決勝で米国に勝利した試合でも試合を締めた。

ダルビッシュは来春の日本チームでも、大きな存在になるはずだった。彼は昨冬、レンジャーズと契約するまでに、日本の日本ハムファイターズで7シーズン、167試合に投げて、93勝38敗、防御率1.99を残している。

「とても難しい決断だったことは理解している」ジョン・ダニエルズGMは言った。「彼がレンジャーズでマウンドに立つときは、私たちだけではなく、彼の国も代表しているんだ。それに彼は、そのためにできることは、何でもしたいと本当に望んでいる。そのことを彼は当然だと思っているし、私たちはそれをサポートする」

レンジャーズは、来春のクラッシックで、母国から引っ張りだこの選手をたくさん抱えている。外野手のネルソン・クルーズは、2009年にドミニカでプレーして、エイドリアン・ベルトレは2006年にそこでプレーした。ショートのエルビス・アンドラスとマーティン・ペレス投手は、ベネズエラでプレーしたいとお伺いをたてるだろう。キャッチャーのジョバニー・ソトは、2009年にプエルトリコでプレーしたし、マイケル・ヤングは2006年の米国チームでプレーした。

ジョシュ・ハミルトンは2009年の米国チームでプレーしたいとチームに言ったが、拒否された。二塁手のイアン・キンスラーは、来年の米国チームの候補である。

参考記事:Darvish bows out of World Baseball Classic By T.R. Sullivan / MLB.com | 11/06/12 6:45 PM ET


ユウ・ダルビッシュは、恐らくレギュラーシーズン最後の先発だった。彼の次の先発は、プレーオフの開幕戦だろうか?

日曜日のその26才の新人は、シーズン後半の好調を維持し、試合に勝つには充分な投球を見せたが、レンジャーズが9回に逆転を許したことで、ダルビッシュの勝利投手は無くなった。しかし8回連続でクオリティ・スタートを記録したダルビッシュのパフォーマンスは、彼が素晴らしい投手であることを再認識させ、ポストシーズンへの準備ができていることが見て取れる。

ダルビッシュは6回2/3を投げて、被安打9、3失点、7奪三振、与四球1だった。そして彼はリードをしたまま、マウンドを降りた。これで彼は4試合連続で7回以上を投げて、打たれたヒットが4本以下である。

「調子は良くなかったけど、チームの勝利のためにベストを尽くした」ダルビッシュは通訳のジョー・フルカワを通して言った。

ダルビッシュは、エンゼルスが何か違ったことをしてきたとは感じなかったが、打ちとった当たりがヒットになる不運があった。しかし、強い打球は打たれなかった。そして前回の登板を回避することになった首の張りは、問題なかった。

「首は大丈夫」ダルビッシュは言った。「嫌な感じは、本当に何もない。3日前までキャッチボールとかできなかったから、準備の仕方がいつものルーチンとは少し違ったけど。そういった状況の中での投球にしては、悪くなかったと思う」

ダルビッシュは3回と6回、そして7回に失点した。彼はマイク・トラウトに本塁打を打たれて、トリィ・ハンターに二塁打を許した後に、ツーアウトで降板した。そしてアレクシー・オガンドが、その回を終わらせた。

ダルビッシュが望むのは、次の週末に行われるアメリカンリーグ地区シリーズに向けて準備をすることだろう。しかしレンジャーズはそこにたどり着くまでに、まだすることが残っている。そしてダルビッシュは、そのために出来ることは何でもすると言っている。

参考記事:Yu Darvish continues strong stretch By Richard Durrett | ESPNDallas.com
http://espn.go.com/blog/dallas/texas-rangers/post/_/id/4892447/yu-darvish-continues-strong-stretch 

 

ユウ・ダルビッシュの好調が続くのは、稀である。そしてそのレンジャーズの右腕は木曜日の夜に、かつてのサイヤング賞投手のザック・グレンキーと投げ合った。彼はユウと同じくらい良い投球をした。

ブルペン勝負になった時、エイドリアン・ベルトレがアーネスト・フリエリを打ち崩した。そしてもしかすると、エンゼルスのポストシーズンへの野望もふっ飛ばしたのかもしれない。

胃の不快感により前の試合を欠場して、今日ロン・ワシントン監督が最初に組んだラインアップに入っていなかったベルトレが、9回にフリエリからツーランホームランを打ち、エンゼルスタジアムに集まった38,205人の前でダルビッシュとレンジャーズに3-1での勝利をもたらした。

「クローザーから打ったあのツーランホームランは、彼のような特別な選手でないと打てない」ダルビッシュは、ゴールドグラブの三塁手で、今日は指名打者で出場していたベルトレについて、通訳を通して言った。

「二日前に、彼はとても調子が悪そうだった。チームメイトは、みんなそれを見ていたから。ラインアップに彼の名前があったのを見た時、僕たちに戦うための勇気と力強さを与えたくれた」

テキサスは、ここ10回のシリーズのうち9回を勝ち越している。その結果、アメリカンリーグ西地区でアスレチックスに4ゲームのリードをつけている。

ジョー・ネイサンは、ダルビッシュの後を引き継いでセーブを挙げた。ダルビッシュは4連勝で16勝9敗になった。ネイサンのセーブは34になった。

レンジャースは13試合を残して、アスレチックスに4ゲーム差をつけている。3年連続のアメリカンリーグ西地区チャンピオンまでのマジックナンバーは10だ。

エンジェルスは今日の負けで、レンジャーズに8.5ゲーム差、ワイルドカード2位まで4.5差になった。9回に投げたフリエリは、前回カンサスシティ戦で登板して、2本のホームランで4-2で負けていたグレンキーを助けられなかった。

フリエリのスライダーをレフト側観客席まで運んだベルトレの34号本塁打の前に、マイケル・ヤングの先頭打者ヒットがあった。アメリカンリーグMVP候補のベルトレは、95打点を記録している。

「チームのためになりたかった」それまで、グレンキーからヒットを打てていなかったベルトレは言った。「最初の3打席では何もできなかったから、その埋め合わせをするチャンスだったんだ」

「ファストボールを、ずっと待っていたんだけど、彼は嫌らしい球を投げてきていた。彼は変化球を投げてきて、僕はそれを上手く打てた。今晩のユウは素晴らしい投球をしていたから、彼に勝ちがついて嬉しいよ」

ベルトレは試合前の懸念を、彼の方法で吹き飛ばした。

「彼をラインアップから外しておくことはできない」ワシントンは言った。「彼はラインアップに入れてくれて感謝しているって言っていた。私は彼をラインアップに入れることについて、何も言えなかった。彼の意向は無視できない」

「彼は特別な選手で、特別な人間で、特別なチームメイトなんだ。勇気のある選手だ。彼は試合に情熱を持って挑んでいるて、チームメイトをがっかりさせたくないんだ。チームメイトは、それが判っている。彼はプロの中のプロだよ」

ベルトレはファストボールを待っていたが、変化球に反応した。フリエリは、球種の選択には後悔していないが、投げたコースには悔やんでいる。

「あの球を、投げたんだ」フリエリは言った。「あの球は、僕が投げたかったんだ。彼はそれを打った。僕が投げる球の全ては、僕が投げたいから投げるんだ。彼はそれを打った。彼は良い打者だから、それができたんだ。たぶん僕が投げたいところに行っていなかったんだけど、あの球は僕が投げたかったから投げた」

「スライダーだった。低めの外側を狙った。少しだけ高くて内側に行ったと思った。そして彼は、それを素晴らしいスイングで打ち返して、それがグラウンドの外まで飛んだ」

ダルビッシュは8回を投げて9奪三振、被安打4で1失点、無四球だった。

ロイヤルズにいた2009年にアメリカンリーグ・サイ・ヤング賞投手になったグレンキーは、同等の投球をしていた。彼はレンジャーズ打線を相手に8回を投げて、被安打5で1失点、8奪三振で無四球だった。

5回の先頭打者だったネルソン・クルーズがヒットで出塁し、デビッド・マーフィーの打席でのヒットエンドランで三塁に進んだ。ジョバニー・ソトのライトフライはタッチアップには充分で、トリィ・ハンターの強くて正確な送球をかいくぐって、スライディングしたクルーズはホームインした。

6回に、マーク・トロンボにセンター前ヒットを打たれるまで、ダルビッシュは1安打しか与えていなかった。ピンチランナーのピーター・ボージャスは、クリス・アイアネッタのシングルヒットでサードまで進んだ。

驚異の新人マイク・トラウトを、内角高めのファストボールで三振に取った後、エルビス・アンドロスに飛んだハンターのゆるい内野ゴロの間にボージャスは得点した。ダルビッシュはアルバート・プホールズを内野フライにとって、その回を終わらせた。 

「今日の彼は、私が今まで見てきた中で、間違いなくベストだった」ハンターはダルビッシュについて言った。ダルビッシュはエンゼルスを相手に5回先発して、3勝1敗、防御率4.33だ。「グレンキーも、素晴らしい投球をした。ダルビッシュは本当に良かった。彼はカーブボールを投げたし、鋭いカッターと緩いカッターを投げた。スライダーは効果的だった。それに彼は、ストライクを投げてきた。僕は、ストライクを投げてくる彼には、慣れていないんだ」

8月6日のボストン戦で好投してから、ダルビッシュは7回連続で最低でも6回2/3以上投げていて、彼の防御率は4.57から3.90になった。

三回の先頭打者だったエリック・アイバーが四球で塁に出て、アイアネッタのヒットでワンアウト1,3塁になった。しかしトラウトを三振に取り、ソトがセカンドへ投げてアイアネッタをアウトにして、ダブルプレーになった。

「最初のは」ダルビッシュはトラウトから取った大きな三振を思い出しながら言った。「いろんな球種を使ったんで、それで取れたんだと思う。2つ目の三振は、フォーシーム・ファストボールを内角の高めを狙って投げた。ツーストライクから、右打者に対してそんな球を投げようとは考えたことがなかった。もしミスして内側に入りすぎちゃったりすると、当ててしまうから」

「ソトが(マウンドに来て)”内側のフォーシーム・ファストボールで行こう”って。で僕はOK、だけど高めだよって。フォーシームは彼の選択で、高めっていうのは僕の考え」

ダルビッシュは8回の最後を三振で終わらせた。

「結果はとても良かったけど」ダルビッシュは言った。「でもコントロールとかの内容は、決して良いものではなかった」

日本から来たその男は、完全主義者に違いない。

参考記事:Beltre's big blow finishes what Darvish starts By Lyle Spencer / MLB.com | 9/21/2012 2:16 AM ET
http://texas.rangers.mlb.com/mlb/gameday/index.jsp?gid=2012_09_20_texmlb_anamlb_1&mode=recap&c_id=tex  

無題
 Darvish on his concentration 

9月も中盤を迎えたこの夜も、レンジャーズの先発ユウ・ダルビッシュのものだった。

レンジャーズの打者たちは8回、球場全体に打ちまくり、マリナーズのミスにつけ込むことで7点を奪う猛攻を見せた。

9月に入り涼しくなったこの夜も、ダルビッシュは6試合連続となる好投を見せた。今回の彼は、マリナーズの先発ヒサシ・イワクマと投手戦を繰り広げた。それはメジャーリーグにおいて、8回目になる日本人先発投手の対戦だった。

ダルビッシュは、そのうちの2回で投げていて、両方ともに勝利を飾っている。今回の彼は、マリナーズを2安打、2四球、失点1に抑えて、レンジャーズは金曜日夜のボールパーク・イン・アーリントンでマリナーズに9-3で勝利した。

「厳しかったよね」ロン・ワシントン監督は言った。「ユウと対戦した相手投手は、厳しかったよ。タフな試合だったし、こういう試合を勝てたのは、素晴らしいことだ」

試合は、シーズンで2番目に低い気温19度、霧雨が降る中で始まった。しかしそれでも45,075人のファンが集まり、レンジャーズは、地区優勝までのマジックナンバーを16に減らした。

「そんなに酷い天気ではなかったよ」外野手のジョシュ・ハミルトンは言った。彼はシーズン42号ホームランを打った。「楽しかったし、球場に来てくれたファンには感謝している。金曜日の夜だしね。素晴らしい試合だった。ユウと相手の先発は、二人共素晴らしかったけど、僕たちの打撃が上廻ったんだ」

イアン・キンズラーの先頭打者ホームランと3回のハミルトンのホームラン、マウンドにいたダルビッシュにはその2点で充分なように見えた。ダルビッシュは、これまでと同じかそれ以上の投球で、ペナントレースを走っている。9月に入り、レンジャーズで最も支配的な投手となった彼は、プレーオフを争うチームに不可欠になった。

「全体的に見て、打者に集中することができて、攻めの投球ができた」ダルビッシュは言った。「必要な時に三振を取ることができた。ストライクを投げなくてはならないのではなくて、ストライクを投げることができる。その事で、僕はリラックスできた」

4月には、もう一人の日本人投手のヒロキ・クロダと対戦して勝利していたダルビッシュは、ここ6回の先発で4勝1敗、防御率2.32を記録している。その間の被打率は.150、9イニングあたりの奪三振率は10.8、与四球率は2.74だ。今シーズンのマリナーズとの戦績は、3回の先発で1勝2敗、防御率9.00だったが、オールスター休暇後は今日が初対戦だった。

「同じダルビッシュではないから」ワシントンは言った。「違う投手だ。違う心構えを持ったね。彼が持っている全ての球種を使おうとしなかったところが違うんだ。彼はすることが解っているし、それをしていた。彼は、彼らが4月と5月に対戦したのと同じ投手ではないし、今晩はそれを見せてくれた」

効果的なスローカーブでマリナーズを翻弄したダルビッシュは、9奪三振を奪いシーズンで205奪三振になった。シーズンで200奪三振以上した新人投手は、1900年以来16人目だ。新人投手の記録は、1984年にメッツにいたドワイト・グッデンの276だ。

ダルビッシュは左打者に対して、効果的なカットファストボールを投げていたが、今日の1番の球はスローガーブだった。

「私が見ていたところ、彼は遅い変化球がベストだと感じていたんじゃないかな」マリナーズのエリック・ウエッジ監督は言った。「今晩の彼は、それでバランスを取っていた。彼は経験豊富な選手だから、必要な時が来たら素早くそれを使い始めて、効果的な投球を続けた。そして私たちは、それに対処できなかった。あれを狙って打つなんて事はできない。ファウルで凌ぐか、彼のミスを願うしかないんだ」

ダルビッシュは、その球を効果的に使うことについて、キャッチャーのジョバニー・ソトを信頼していた。

「試合の中盤に、それを投げ始めたのは」ダルビッシュは言った。「相手のタイミングが合ってきていたから、ソトと話をして、スローカーブを多く使うようにした。ソトは正しい時に、カーブを投げろと言ってくれた」

ダルビッシュが唯一窮地に陥ったのは4回だった。レンジャーズが2-0とリードしている場面で、彼はその回の先頭打者マイケル・ソーンダーズに四球を与えた。その後、カイル・シーガーがセンターオーバーのフライを打ち、ウォーニングトラックまで走ったハミルトンのグローブを弾いたその打球は二塁打となり、ソーンダースは三塁に進んだ。

ダルビッシュはジョン・ジェイソを三振に取ったが、続いたヘスス・モンテーロの犠牲フライで得点を許した。それで2-1となったが、ダルビッシュはマイク・カープを2塁ゴロでアウトにして、それ以上の追加点を許さなかった。ジェイソの三振を皮切りに、ダルビッシュは対戦した13人打者のうち12人をアウトに取った。彼は6回の先頭打者ダスティン・アクリーに四球を与えたが、それ以外はマリナーズに何もさせなかった。

コージ・ウエハラがマウンドを引き継ぎ、8回を完璧に抑えた。そしてその回の裏に、レンジャーズは7点を加えた。ハミルトンがタイムリー二塁打を打ち、その後エラーで得点した。そしてソトが2点タイムリー二塁打を打った後、エルビス・アンドロスの3点タイムリー三塁打で、レンジャーズは更に追加点を挙げて、勝利をものにした。

参考記事:Yu hurls gem to continue his strong stretch By T.R. Sullivan / MLB.com | 9/15/2012 1:09 AM ET
http://texas.rangers.mlb.com/mlb/gameday/index.jsp?gid=2012_09_14_seamlb_texmlb_1&mode=recap&c_id=tex#gid=2012_09_14_seamlb_texmlb_1&mode=recap&c_id=tex 

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