ツヨシ・ニシオカは、これよりも良い形でのターゲット・フィールドへの復帰を確かに望んでいた。しかしそのミネソタの内野手は、忘れられないであろうクリーブランドでのシリーズを終えて、ツインズの本拠地でのシーズンデビューを果たす。
ニシオカはインディアンズとの三連戦の間に、守備で3つのエラーといくつものミスを犯した。彼はまた、打席では14打数無安打、1打点、1四球だった。ニシオカは、ミネソタにタンパベイ・レイズを迎えた金曜日の試合で、ツインズのラインアップに入らなかった。しかし彼は試合前に記者陣に会った時、前向きでいようとしていた。
「て言うか、毎日が新しい日だから。今日のことを考える。新しい日だってね」ニシオカは通訳のリョー・シンカワを通して言った。「起こったことをシーズン中に振り返るのも良いけど、僕はむしろ、シーズンが終わってからそうしたい。シーズン中は、前を向いていたい」
昨年ニシオカは、ツインズでアメリカでの最初の年を過ごした。シーズンオフに3年9百万ドルの契約を結び、ミネソタで68試合に出場した。彼の2011年シーズンは、セカンドでプレーした時に足を骨折したせいで、僅か1週間で中断した。
その時からニシオカは、日本にいた時と同じ能力を見せていない。そこでの彼は首位打者で、ゴールドグラブを取っていた。それに引き換え昨年の彼は、打率は僅か.226で出塁率は.278、19打点で長打はたったの5本だった。
2012年のシーズンはフレッシュなスタートをきるチャンスだったが、ニシオカは3Aロチェスターで開幕を迎えた。彼は今週までレッドウィングスにいて、月曜日のクリーブランドでシーズンデビューを飾った。
ニシオカは、もしかしたらメジャーに戻ってきた数日よりも、数ヶ月過ごしたロチェスターにいた時のほうが、やりやすかったのではないかと聞かれた。
「たぶんあっちのほうが、誰でもよりリラックスできていると僕は思う」彼は言った。「ここには、プレッシャーがあるから。だけど良いプレーをしなくてないけないという環境の中で、自分のプレーをしたい」
今の所、ニシオカのロスターのスポットは安全だ。しかし親指を怪我している三塁手のトレバー・プルーフが故障者リストから戻ってくる時、彼かショートのブライアン・ドーザーが危なくなる。プルーフは復帰してくる前に、ロチェスターでの2日間のリハビリ出場が予定されている。
「ここ2日間、痛みなしで打つことができた」プルーフは、金曜日のバッティング練習後に言った。「シーズンオフまで完治はしないだろうけど、今はコントロールできるし、スイングするには問題ない。だから僕にとっては充分だ」
プルーフがいない間、ツインズはダニー・バレンシアをトレードで出してから、ベテランユーティリティ内野手のジェイミー・キャロルを三塁に起用し、アレックス・カシーラとセカンドのニシオカのコンビを使っていた。金曜日は、キャロルが三塁に入り、ドーザーがショート、カシーラがセカンドに入った。
ニシオカはツインズに合流して以来、初めてベンチに下がった。
「私たちは、全員を使う。全員をプレーさせるつもりだ。いつも通りにね」ツインズのロン・ガーデンハイア監督は言った。「それがしたいことだ。毎日の進み具合を見ていく。アレクシーは、プレーさせる。アレクシーは良く振れていたから。ジェイミーも良かった。毎晩、一番勝つチャンスがあると感じる選手を使っていく」
ニシオカは、その中の一人になれることを望んでいるが、彼は守備と打席の両方を改善させなくてはならないことが解っている。彼は日本にいた時も、批判されたことがあると言った。彼は自分が置かれている状況を理解している。
「そのすべてを、受け止め無くてはならないと思っている。メディアの人たちから言われるのは、良いことばかりではないから、常に厳しい批判も受けなくてはならない。それを受け止めて、選手として良くなって行きたい」ニシオカは言った。「日本にいた時だって、調子が悪い時は非難されたから。だからそれを受け止めて、選手として成長していくための糧にしたいね」
参考記事:Nishioka battling to keep his spot on roster Tyler Mason FOXSports.com
http://www.foxsportsnorth.com/08/10/12/Nishioka-battling-to-keep-his-spot-on-ro/landing_twins.html?blockID=773929&feedID=3546