カテゴリ: エンゼルス

金曜日のカンサスシティ、カウフマン・スタジアムでの初回、エンゼルスの外野手マイク・トラウトは、成層圏まで届きそうな一発を放った。
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500本塁打は、最も荒んだ心を持つファンでさえ評価する素晴らしい成果である。しかしその数字の魔力が、近年いくらか失われていることも事実である。

1999年より前、500本塁打を記録した選手は、わずかに15人だった。そしてそれ以降、10人の選手がその記録を達成し、火曜日の夜にはアルバート・プホルスが、ワシントンのナショナルズ・パークで2本を放ち11人目となった。続きを読む

エンゼルスの一員として引退するために1日契約を結んだウラジミール・ゲレーロが、チームの開幕戦の始球式に登場した。エンゼルスのドン・ベイラー打撃コーチが、始球式の球を受ける役目になったが、ベイラーは不運にも、そのことでケガをするはめになってしまった。

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その質問は、スプリング・トレーニングを始めたばかりのアルバート・プホルスに投げかけられた。しかしエンゼルスのその一塁手は、静かな今朝も、そのことにイライラさせられている。

「あなたは、マイク・トラウトと同じくらいの成績を出すことを目標にしているの?」

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ロサンゼルス・エンゼルスは水曜日、スター外野手のマイク・トラウトと1年1百万ドルの契約を結んだ。それは未来の、とても大きな契約の前触れである。

それは2007年のフィラデルフィア・フィリーズとライアン・ハワード、'03年のセントルイス・カージナルスとアルバート・プホルスの90万ドルを抜いて、年俸調停前の選手としては、最大の契約である。
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アルバート・プホルスの元トレーナーは、セントルイス・カージナルスのかつての強打者ジャック・クラークに、プホルスがパフォーマンス増強薬を使ったとは話していないと言っている。

クラークは、セントルイスで彼が出演したラジオ番組で告発した。金曜日にESPN.comは、元トレーナーのクリス・ミルフェルドを直撃した。彼は「ジャック・クラークとは、10年近く話しをしていない。彼の言ったことは、まったく真実ではない。私はアルバート・プホルスが18歳の頃から知っているし、彼が違法薬物を使ったことは一度もない。私はそれに人生を賭けたって良い。それにもし彼がそんなことをしているところを見たら、たぶん私は止めていただろう。これまでにもあったように、私とアルバートは再び、身に覚えがないことで避難を受けているんだ」 と語った。

2000〜03年にドジャースの打撃コーチを務めていたクラークは10年前、ミルフェルドがプホルスに「注射をしている」と話したと言った。今はエンゼルスで一塁手を務め、カージナルスで長く活躍したその選手について彼は、「ステロイドを使用していた」と結論づけた。

「彼がそうだったと言うのは、事実だ」クラークは言った。「彼についていたトレーナーは、彼らが練習をしていたカンサスシティで毎日、打撃練習の投手を務めていた。彼が語った基本的な話は、それだった」

多くのMLBチームで働いていたミルフェルドは、彼が練習を見ていたジェイソン・グリム投手が、パフォーマンス増強薬の使用を認めて出場停止処分を受けた2006年に、違法薬物との繋がりを取り沙汰された。その時に提出された宣誓供述書に記された多くの名前の1つが、ミルフェルドだったとの憶測があった。しかしそれは、真実でないことが証明されていた。

セントルイスの地元紙が最初に報じたクラークのコメントは、2000年にミルフェルドと一緒にいた時に、彼にステロイドが欲しくないかと聞かれたというものだった。

「彼は、ステロイドをやらないか。他の選手もやっていると、私に言った」新聞によれば、クラークはそう語った。

その時のクラークはもう選手ではなく、注射も嫌いだったと言ったが、ミルフェルドは「プホルスだってステロイドを使っていたと言った。私はその時、ステロイドを使うことなんて本当に考えたことがなかったから、そのことについて深く考えなかった」

クラークがステロイドについて強く反発したのは、今回が初めてではない。カージナルスのもう一人の強打者だったマーク・マグワイアが、2010年にステロイドの使用を認めた時、クラークは強烈に非難した。

「奴らは全員嘘つきだ。A-Rod、偽物のインチキ野郎だ。ラファエル・パルメイロ、偽物のインチキ野郎だ」クラークは地元紙に語った。「(ロジャー・)クレメンス、(バリー・)ボンズ、(サミー・)ソーサ、みんな偽物のインチキ野郎だ。奴らは野球の殿堂入りなんかできない。奴らは恥の殿堂でも作るべきだ。その資格がある。奴らはたくさんのお金を手にしたんだから、次はそこに行って、体をキレイにする方法でも話し合えば良いんだ。本当に虫唾が走る」

「奴ら全員に、虫酸が走る。奴らは全員、嘘つきだ」

クラークは、18シーズンで340本塁打を記録し、4度オールスターに選ばれた。11シーズンをセントルイスで過ごして3回のMVPと2回のワールドシリーズ制覇を成し遂げたプホルスは、2011年シーズン後に10年240百万ドルの契約でエンゼルスに移籍した。

エンゼルスは昨年、ポストシーズン進出を逃し、現在はアメリカン・リーグ西地区で4位である。プホルスは打率.258、17本塁打、64打点と、チームと同じように失望のシーズンを送っている。彼は今、足のケガで故障者リスト入りしている。

参考記事: Trainer disputes Clark's Pujols claim ESPN.com news services

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エンゼルスは、スーパースター外野手マイク・トラウトの今シーズンの給与を、メジャーリーグの最低保証年俸より2万ドルだけ高い51万ドルにした。彼の代理人は不満だ。

トラウトの代理人クレイグ・ランディスは、トラウトの契約は「交渉によって決まったものではない」、そしてその金額は「フェアな契約からは程遠く、手続きが進む間に私は、それをエンゼルスに声を大にして訴えた」とeメールで明らかにした。 

労使協定の下では、サービスタイムが0から3年の年俸調停の権利を持つ前の選手に対し、最低保証年俸の49万ドルを下回ることがなければ、どんな金額の年俸を与えようが自由である。

この金額にしたということは、エンゼルスがパフォーマンスではなく、サービスタイムに多くの比重を置いた評価システムを使っているということである。トラウトの年俸は、アメリカン・リーグ・ルーキー・オブ・ザ・イヤーに満場一致で選ばれ、MVP争いもした21歳の選手としては稀だが、それでもエンゼルスはルールに則っている。

「クレイグとマイクには、彼らの意見を言う権利があるし、私たちは彼らのそういった気持ちを嫌がってはいない」エンゼルスのジェリー・ディポトGMは言った。「私たちはマイクを気に入っている。マイクは大きな戦力で、これから先も長くそうであって欲しいと思っている」

年俸調停の権利がない22人の選手たちは、土曜日にエンゼルスから契約を提示された。他の21選手が提示された年俸に「合意」したなかで、トラウトだけは「新たに契約」を結んだ。22人の中で一番年俸が高いのはマーク・トロンボの54万ドルで、彼のサービスタイムは2年を超えたところである。

エンゼルスのシステムで、トラウトのサービスタイム1.070年で得られるのは、一番多くて51万ドルである。

「私たちは一人ひとりではなく、25人の選手のグループとして考えている」ディポトはそう言い、そして付け加えた。「マイクには、できるだけのことをした」

エンゼルスがトラウトを例外扱いしなかったのは、現在、そして未来において、年俸調停前の他の選手に連鎖反応が起こることを考えてのことだ。彼らはこのことや、センターから彼を動かすことが、彼と長期契約を結ぶ妨げになるとは考えていない。

「私は、そうは思わない」ディポトは言った。「マイクは素晴らしい若者で、正しい道を歩んでいる。素晴らしい選手でありたいという彼の意欲を、我々は信頼している。彼はグラウンドの上で、がんばってくれるだろう」

各チームは、調停前の選手をどのように評価するのかについて違う方法を持っていて、そのいくつかはパフォーマンスと受賞の比重を多くしている。実際に最近10年の新人賞選手は、最低年俸よりも平均21%以上も高い額を受け取っている。

エンゼルスのシステムでは、トラウトの増加分は、最低年俸の4%だった。

「最低年俸は年々高くなっているし、メジャーリーグの平均年俸も年々高くなっている。私たちには、その中でやっていく責任があるんだ」ディポトは言った。2013年の彼のチームの総年俸は、約160百万ドルになる。「調停前の時、調停の時、フリーエージェントの時、それぞれの時点で、グラウンド上での能力と試合に対する経済的な面を管理しなくてはならない。私たちは毎日、それをしているんだ」

ランディスがこれまでにフロントオフィスに対して不満を漏らしたのは、トラウトがレギュラーのセンター選手でなくなったことについてで、そこにはピーター・ボージャスが入る予定だ。しかしトラウト自信は公に、またはエンゼルスの幹部に、そのことについてなんの憤りも表していない。

トラウトは土曜日にメリーベル・ボールパークで行われたブルワーズ戦に出場しなかった。そしてランディスは今回の問題について、これ以上コメントすることはないと言った。

「次のシーズンで、彼がチームのレギュラーのセンター選手でないことが分かっても」ランディスは書いている。「マイクは失望を隠して、エンゼルスが目標とする2013年のワールドシリーズでの勝利に貢献することに集中するだろう」

参考記事: Dipoto responds to Trout's agent on renewal By Alden Gonzalez / MLB.com

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