ここで昨日の試合を振り返ってみよう。特に田中将大のメジャーリーグ・キャリアにおける、おそらく最悪の登板についてだ。
 
「彼の球は、高かったと思う」ブライアン・マッキャンは言った。「スプリットが高かった。でも同時に彼が、7回で75球だったことも見るべきだ。だから、厳しかったとは言えない。今夜のシンカーは、素晴らしかったと思うし、早いカウントでたくさんアウトを獲ることができていた」

ツインズ戦に先発した田中が7回4失点の「スランプ」だったことは、興味深いことである。彼は最悪の夜だったかもしれないが、それでももし、ヤンキースが必要としていれば、おそらく完投できただろう。わずか3奪三振は、キャリア最低だった。4失点は、キャリア最多だった。しかし彼が、ヤンキース打線が好調な夜であれば勝利するのに十分な投球をしたのは、明らかだった。

「ほとんど前回と同じような投球だった」ジラルディは言った。「彼の球は、キレがなかった。(理由は)分からない。毎回、完璧というわけにはいかないよ。彼は先発投手として、考えられる限り安定している。今晩の彼は、素晴らしいキレがなかっただけだ」

田中は、ヤンキースが得点を重ねたことで、彼にしっかりとしたリードを与えた事で、多少気楽になったと語った。それは今シーズン(特に最近の先発ではなく)の彼が、あまり慣れていないものだった。

「それで、少し気楽になれたと思います」田中は言った。「僕が忘れてはならないのは、この様な状況であっても、ベストのパフォーマンスをすることです。今晩は、それを考えながら投げました」

これはおそらく、1度のまずまずの登板に対する過剰反応である。しかし新しい投手が新しいリーグで、らしくない登板をしたことは、田中の体が、シーズンのこの時期において、疲れ始めてきているのではないかとたずねるのは、意味あることのように思える。

「それはありません」彼は言った。「自分自身の調子を保つためにしなくてはならないことは、理解していますから」

参考:The LoHud Yankees Blog