ヤンキースのエース、田中将大が自分の実力を発揮できなかったとしてもニューヨークは、27歳のメジャーリーグ・ルーキーであるゼロウス・ウィーラーから十分に釣り合うものを受け取った。

ウィーラーのキャリア初安打は5回、ターゲット・フィールドのヤンキースのブルペンに飛び込む413フィートの一発で、ヤンキースに4対2のリードを与えた。そしてより重要なのは、ヤンキースの先発投手に援護点を与えたことだった。
 
「ワォ、2度目の打席でホームラン打っちゃったって感じ」ウィーラーは言った。「カウント3-1だったと思うけど、ヒットカウントだったから、思いっきり行ったよ」

シーズン打率.251の不調のヤンキース打線は、ウィーラーのお陰で爆発のチャンスを得たようだった。今年の半分が過ぎてのヤンキースの330得点はまた、アメリカンリーグで3位タイの少なさである。

田中(12勝3敗)は、勝利で自身の連敗を2で止めたが、7イニングの間に与えた被安打(9)と失点(4)は、両方ともキャリアハイだった。キャリアの最初から続いていた連続クオリティ・スタートは16で終り、それは防御率が計算されるようになって以来の記録を持つスティーブ・ロジャースとタイだった。

「今晩のこの試合は、投球内容から言って、今シーズン最悪だったと思います」田中は通訳を通した語った。「今晩は、打撃陣が頑張ってくれたことで、たくさんの得点をもらえました。これも野球だと思います」

田中の防御率は、2.10から2.27に下がったが、それでもヤンキース投手陣の中でダントツである。CC・サバシアは、木曜日に右膝の炎症と伴に目覚めたことでリハビリが中断した。

デレク・ジーターとジャコビー・エルズベリーの2人が、あわせて8打数無安打だったこの夜、ウィーラーとカルロス・ベルトラン、イチロー・スズキ、そしてマーク・テイシェイラの4人が、ヤンキースの10安打のうちの7安打を放ち、田中の勝利を援護した。

ウィーラーの2本目のヒットは7回、ブレンダン・ライアンのタイムリーツーベースでイチローが得点する前のことだった。この時点でヤンキースは、リードを5対3に広げた。

「(ウィーラーにとっては)特別な夜だったね。彼は、明らかに勝利に貢献した。それも大きくね」ヤンキースのジョー・ジラルディ監督は語った。「私は、長い間苦労して、最初のホームランをうちのブルペンに打ち込むチャンスをつかんだ若者について話しているんだ。だからそのボールは、私たちにとっても特別なものだね」

この夜は、ヤンキースにはお馴染みとなった打てない状態から始まった。ツインズの先発フィル・ヒューズは、最初に対戦した6人の打者をアウトにした。イチローは、最初の4イニングでヒットを打ったヤンキースの唯一の打者だった。その後にベルトランが、401フィートの3ランホームランをライト側へ打ち、テイシェイラとブライアン・マッキャンと伴に得点した。

ヤンキースは、木曜日の試合前までの最近25回の得点圏にランナーがいるチャンスで、わずかに2安打しか打てていなかった。

「得点が一番難しいのが、最初の点だといつも思っている」ジラルディは言った。「そう考えるとうちは、そのイニングも前にも、十分なことができていなかった」

ジラルディとヤンキースは、彼らのエースである田中が5日毎にしか登板できないことで、打線を好調に保つ必要がある。ミネソタで3試合が残っているヤンキースは、今シーズンの防御率が合わせて4.35の3人の先発投手で戦うことになる。

今シーズンの平均得点が3.93のそのチームは、何かを変える必要があり、そして木曜日の夜のそれは、ウィーラーだった。

「僕は、この時をずっと待っていたんだ。このチャンスを活かせればよいと思う」ウィーラーは言った。

参考:ESPN