楽観主義者は、火曜日の夜の黒田博樹が、もう一度「クオリティ・スタート」をしたと良い面に目を向けるかもしれない。しかしブレッド・ガードナーの見方は、単に「良い先発を無駄にした」だけである。
 
8回を投げて2失点の黒田は、タンパベイのエース、デビッド・プライスと張り合った。しかしヤンキースタジアムで2対1で負けたヤンキースは、チームメイトがあまりにも不運だと考える負けを黒田につけることになった。

「恥ずかしいね」ガードナーは言った。「彼は本当に、本当に良い投球をした。・・・だけど今の僕たちは、打撃でそれに応えられていない」

黒田は、9つのヒットと1つの四球を許したが、安定した投球でピンチを切り抜け、ヤンキースに勝利のチャンスを与え、そしてブルペンを休ませる機会さえ提供した。その右腕(5勝6敗)は、109球を投げたうちの69球がストライクで、7つの三振を奪った。

6回の彼は、ジェームス・ローニーにソロ本塁打を許し、レイズは2対1とリードした。

黒田は通訳を通して、打撃陣の不調が彼に大きなプレッシャーを与えてることを認めた。「特に相手がプライスで、彼はとても良い投手ですから。簡単ではないことは、予想していました」

プライスを抑えることが、より難しかったのは打撃陣だった。その左腕は、7イニングの投球で被安打4、与四球3、9奪三振、1失点だった。プライスの連続2桁奪三振は、5で終わった。

「投手として、いつだって負けることは残念です」黒田は言った。「気を取り直して、次回の先発で勝ちたいと思います」

レイズが最初にリードを奪ったのは4回、ローガン・フォーシーのタイムリーでマット・ジョイスが得点して1対0とした。ヤンキースはその裏、二塁打で出塁したデレク・ジーターが、その後の三塁でのエラーで得点して同点とした。

しかしそれが、ヤンキースができたことの全てで、彼らは4連敗、そして最近10試合での8敗目を喫した。その間の打撃陣は5度、3点以下に抑えられている。

「彼があんなに良かったのに、打者が彼を助けることができないなんて、本当にイライラするよ」と語ったのは、黒田の球を受けたフランシスコ・セルベリだった。「全てが彼にとってうまく進んでいて、彼は戦っていたのに、僕たちは助けることができなかった」

 防御率5.28だった最悪の4月の後の黒田は、最近6先発のうちの5先発がクオリティ・スタートと良い投球を見せている。

「彼は自分の投球を信用して、コーナーを攻めている」セルベリは、黒田の改善について説明した。

セルベルはまた、昨シーズンの黒田にも言及した。その時の黒田は、好調なスタート(前半戦の防御率2.65)を切ったが、その後は調子を崩した(8月と9月の防御率が5.44)。そして彼は「今年は、まったく逆になれば良いね」と語った。

黒田は、負けはしたが、防御率は4.08に下がり、6月の30.2イニングでは3.52だった。

「後半になって、投球が良くなってきたと感じています」39歳の彼は言った。「この様な投球を続けることができれば、勝利はついてくると信じています」

参考:Newsday