マリナーズの岩隈久志は、右手中指の捻挫によって4月を休んだことにより、アメリカンリーグ・オールスターチームへの2年連続の選出に、明らかに不利になっている。しかし33歳の彼は、投手が選出される7月6日までに2度、先発する機会がある。
 
5月2日に故障者リストから復帰した岩隈は、10回先発して5勝3敗、防御率3.04である。彼は水曜日、セーフコ・フィールドで行われるレッドソックスとのシリーズ最終戦、その後、7月1日にミニッツメイド・パークで行われるアストロズ戦で登板予定だ。

昨年、33先発で14勝6敗、防御率2.66を記録して、ア・リーグ・サイ・ヤング賞投票で3位に入り、全国的な評価が高まった岩隈は、昨年のオールスターチームが発表された時は、18先発で7勝4敗、防御率2.60だった。つまりチームが発表される時点で、今年の彼は先発が6回少なくなる計算である。

しかしもし、その優秀な日本人投手が、次の2度の先発で良い投球を見せれば、アメリカンリーグのトップ投手の1人として、選出される可能性はある。

「実力的に、そして投球内容的にも、もちろんだよ」ロイド・マクレンドン監督は語った。「成績を見る時に、1か月いなかったことは、問題になるだろう。だけど彼が、相応しいかって? もちろんだ。彼が、それになれるのかって? 答えを出すのは難しいし、それは分からない。でも彼は、選考の対象に入っていると思うよ」

参考:MLB.com