田中将大は、今シーズンの球界の話題をさらっている。そして昨年のマット・ハービーがそうしたように、オールスターで彼が先発するのを目にするのは、本当に楽しいことになるだろう。

田中の先発は、その試合に対する国内のテレビ視聴率は言うまでもなく、世界中の注目を集めることから、MLBもそれを望んでいるだろう。
 
しかし今現在は、田中がオールスターで投げない可能性の方が高いかもしれない。それは、ヤンキースのローテーションのせいである。

それまでに雨天中止がなければ、田中は7月13日の日曜日に行われるボルチモアで先発する予定である。つまり彼は、それから2日後の試合に先発できなくなり、そして、その試合に参加することもないかもしれない。

それを修正するのは、難しいことではない。木曜日が休日のヤンキースは、田中には通常の登板間隔をキープさせて、金曜日のレッドソックス戦に登板させることができる。つまりヤンキースが、ビダル・ヌノの登板を1日ずらせば、田中はオールスター前の土曜日に投げることになり、彼はミッドサマー・クラッシックの前に2日の休みを得ることができる。

しかしながらジョー・ジラルディは、「ローテーションを守る」と発言しており、そしてその右腕が、週に1度の登板だった日本から移行する過程で、先発の間に多めの休みを与えるチャンスがあれば、すべて与えてきた。

そして日曜日の田中のファストボールの平均球速は89.5マイルで、それは今年最も遅かった。ヤンキースは、そのかなりの仕事量が、警鐘を鳴らしているのかもと考えているかもしれない。

いずれにしてもヤンキースは、ローテーションを組み直すつもりはない。そしてもし田中が、日曜日のボルチモアで投げるのであっても、彼にはアメリカンリーグのために1イニングを投げる資格があるが、ヤンキースは彼を休ませることを望むだろう。

参考:NEW YORK DAILY NEWS