西海岸への遠征が終り、シカゴの1週間も過去のものだ。そして指名打者が使えない10試合も、やっと終わった。

他の地区との対戦が続いた6週間を終えたヤンキースは、ア・リーグ東地区を相手にする時である。
 
火曜日にヤンキースは、鍵となる3連戦のために、ブロンクスに首位のブルージェイズを迎える。それはまた、この夏のヤンキースが優勝争い、あるいはそのふりをすることになるのかを決定しかねない、アメリカンリーグ東地区との15連戦の始まりである。

「そのことは、あまり考え過ぎないようにしたいけど、私たちが争うことになるチームとの対戦だから、確かに重要な時期だ」ジョー・ジラルディ監督は言った。「東海岸のチームとの対戦が続く。地ならしをして、自分たちと他のチームの距離を図るチャンスだ。それは、本当に重要だと思うよ」

リーグ中を廻る6週間の旅に出た時のヤンキースは、16勝14敗で地区首位タイだったが、19勝19敗の時に首位から13.5ゲームも離れているタンパベイを捉えきることができず、彼らはトロントから4.5ゲーム差でボルチモアと2位タイで今週に入った。

ヤンキースとジェイズは、これからの9日間で6回対戦する。そしてボンバーズは、7月2日までにオリオールズとレッドソックス、そしてレイズを迎え撃つ。

「ア・リーグ東地区との対戦は、いつだって大きなことだけど、連続するのは良いことだと思う」デビッド・ロバートソンは語った。「気を抜く暇がないから。調子が良くなれば、スイープや2〜3シリーズ連続で勝ち越すかもしれないから、首位に立つことができる」

ブルージェイズは、ア・リーグ東地区、さらにはワールドシリーズの優勝を狙う姿勢だった。1年前の彼らは、すでに実力があったロスターにホセ・レイエス、R.A.ディッキー、そしてマーク・バーリーらを加えた。

しかしケガと不安定さが、そのシーズンのトロントを74勝の5位となる運命を引き起こし、2014年も悲惨なシーズンとなるという多くの予想を主導した。その球団は、1993年に最後にワールドシリーズに出場してから88勝以上、そしてポストシーズン出場をしていない。

13勝17敗のスタートは、これらの予想があたっているように見え、ジョン・ギボンズ監督をクビにすべきだという意見もあった。

しかし5月に入り調子を取り戻したブルージェイズは、エドウィン・エンカーナシオンとホセ・バティスタの好調な打撃とバーリーの復活で25勝7敗とし、地区首位と3.5ゲーム差離されていた状態から6ゲーム差の首位となった。

「彼らの打撃が、とても恐ろしいことは、前から分かっていた」ジラルディは、語った。「昨年の彼らは、他と同じように、ケガに苦労していた。それらに打ち勝つことは、時にとても難しいことなんだ。前から彼らは、とても安定したローテーションを持っていて、そのほとんどは、今年も続いている。彼らは、少し変更する必要があったけど、素晴らしいスタートを切った選手も何人かいた。だけど彼らに、とても実力があることは分かっていた」

トロントの打撃は、どれくらい危険なのだろうか?

ブルージェイズは、ア・リーグ1位の本塁打(92)、長打(224)、長打率(.435)そしてOPS(.764)、2位の得点(329)で今週に入った。ヤンキースは、これらのどのカテゴリーでも10位以内に入らず、得点(270)は14位で長打(168)は、最下位である。

「彼らのラインアップは、上から下まで、球場の外までボールを打っているから」マーク・テイシェイラは言った。「彼らは、少しだけステップアップした。いま1位にいるのは、それが理由だから」

ヤンキースにとって幸運なのは、火曜日のシリーズ開幕戦のマウンドに、田中を送ることだ。田中は、4月4日にトロントでデビューを飾り、6回で3失点(自責点2)で勝利を飾った。

トロントは、田中と2度目の対戦となる2つ目のチームである。カブスは、田中との2度目の対戦で彼を打ち崩し、最初で唯一の負けを付けたが、ジラルディは、彼のエースが不利になることに心配をしていない。

「彼らは、とてもよいラインアップで、それは初めてだろうが5回目だろうが変わらない」ジラルディは、田中について話した。唯一の負けを喫して以来の彼は、4勝0敗、防御率1.21である。「彼らは、本当に危険だから。そうだね、私はそれを楽しみにしている。彼は、うまくやってくれると思うよ。彼が、そうしないと考える理由がないから」

参考:NEW YORK DAILY NEWS