日曜日、スケジュール通りの先発をする前の松坂は、胃に不快感を感じていた。しかし登板することで、それを乗り越えようとした。しかし彼は、わずか1イニングしか終えることができなかった。
 
胃の不快感により降板した松坂の後を、カルロス・トレス(4イニング)、ビック・ブラック(2イニング)、ジェンリー・メヒア(2イニング)でつなぎ、メッツはシティ・フィールドで行われたパドレス戦に3対1で、苦労しながらも勝利した。

「今朝、球場に来てから朝食をとって、それから胃が痛くなり始めました」松坂は、通訳を通して説明した。「全部、もどしてしまいました。先発の役目を果たせる状態ではないことは、分かっていましたけど、できるだけのことはしようと思いました。最終的には、1イニングになってしまって、そのことでブルペンに必要以上に長く投げてもらって、負担をかけることになってしまいました」

メッツのテリー・コリンズ監督は、「彼は、体調が悪いけども投げることができるって、トレーナーに話したんだ。でもブルペンでウォーミングアップしている時に、再び体調が悪くなってしまった。試合の初球が84マイルだったから、彼は無理だって分かった。だから私は彼に、そのイニングを終わらせることができるかって聞いて、彼は"力が入らないけど、イニングを終わらせることはできる"って言った」と語った。

コリンズはまた、他の先発投手を起用することは、考えなかったと付け加えた。特に新人のジェイコブ・デグロムは、中3日で登板することになったしまうからだ。その監督は他に、土曜日にそれぞれ2イニングを投げたダナ・イブランドとゴンザレス、ジャーマンも除外していた。

「正直に言って、オールなしのボートで、川に出たようなものだったよ」コリンズは言った。

松坂は、なぜ突然、病気になったのか分からなかった。

「他の選手と同じものしか、食べていませんから」

参考:ESPN