35歳から39歳のシーズンのヤンキースの右腕マリアノ・リベラは、驚愕の331試合、361回2/3を投げた。

この期間のそのクローザーは、驚異的なWHIP0.904、9イニング当たりで許したヒットが6.67、1四球当たりの奪三振が6.07、対戦した打者の25.4%から三振を奪い、防御率1.89、ERA+236を記録した。おそらく最も衝撃的なのは、これらの成績のそれぞれが、その前の5年間よりも良くなっていることである。
 
39歳のシーズンを過ごしているレッドソックスのクローザー上原浩治は、35歳のシーズンから木曜日の夜までで、246試合(248回)を投げている。その成績は、WHIP0.706、9回当たりの被安打5.26、1四球当たり10.77奪三振、奪三振率35.2、防御率1.78、ERA+238である。

もしリベラが、ブルペンから登板する投手の年齢の常識を壊したのなら、上原は、その新しい常識にぴったりと当てはまっている。

コージに並ぶ人は、ほとんどいない 

上原は、ボストンがクリーブランドに5対2で勝利した試合の9回を、14球で三者凡退に抑え、14セーブ目を記録した。

2009年のオリオールズでメジャーリーグデビューした上原は、そのシーズンに12先発し、防御率4.05、WHIP1.245(大したことがない成績である)だった。それ以降、先発していない彼がブルペンで記録した成績は、他に並ぶ投手を探すのが大変なほど優秀である。

上原は、2010年シーズンが始まってから、リリーフで少なくとも200試合以上投げた96投手のうちの1人である。彼は、
・9イニング当たりの被安打5.26は、アロルディス・チャプマンとクレイグ・キンブレルに次いで3位
・WHIP0.706は、1番低い
・三振・四球比10.77は1位
 ・与四球率1.09は1位
・ 奪三振率11.72は8位
・防御率1.78は、キンブレルとエリック・オフラハティに次いで3番目に低い
・被出塁率.193は1番低い
・被長打率.296は、5番目に低い(彼より低いのは、キンブレル、チャプマン、ケンリー・ジャンセン、ジョニー・ベンタース) 
・被OPS.489は、キンブレルに次いで2番目に低い 

参考:MLB.com