1年前のマニー・マチャドは、球界の注目株だった。

彼はオールスターに選ばれ、わずか20歳にしてMVP候補にも取り立てられた。

アスレチックスは日曜日、マチャドが所属するボルチモア・オリオールズに11対1で勝利した。マチャドは6回、意図せずにバックスイングで2度キャッチャーを叩き、アスレチックスのデレク・ノリスは試合を退いた。
 


そして8回のマチャドは、アスレチックスのフェルナンド・アバドが初球に投げた内角の球が、気に入らなかった。彼の反応は、2球目の内角の球に対してスイングし、そしてバットを放すことだった。そのバットは、三塁の方向へ飛んだ。

それが、明らかに故意だとしてアスレチックスの怒りに火を付け、そしてベンチは空になった。そしてマチャドがそれを否定する中、審判はオークランドの側に立ち、彼を試合から退場にした。

「野球場で見た中で、多分これまでで最悪の癇癪だね」勝利投手のスコット・カズミアーは言った。「彼は、バットが滑ったって言おうとしていたけど、あきらかにそうじゃない」

金曜日にマチャドは、三塁手のジョシュ・ドナルドソンのタッチが強すぎたとして、一悶着を起こしていた。 そのことが理由で数名のアスレチックス選手によれば、彼らはマチャドが何か困ったことを起こした場合に備えていた。

その日に二塁打とシングルヒット、そして内野ゴロで4打点を記録したアスレチックスの指名打者ジョン・ジェイソは、マチャドがそれをした時に、ダグアウトからグラウンドへ、誰よりも早く駆け寄った。

「我慢できないね」ジェイソは言った。「試合には、敬意を払わなければならないんだ。野球に敬意を払っていないと思うような行動を誰がするのは、僕は本当に気に入らない」

「僕は、ある選手から、野球に対する敬意を感じることができなかった。彼は(金曜日の)タッチが強すぎるって言うけど、ビデオで見たら、普通のタッチだったよ。だとすると"あいつは何様なんだ?"って思うよね」

マチャドは、自分が誤解されていると考えているようだった。

「バットが、滑ったんだ。俺はただ、打とうとしただけだ」

責任審判のラリー・バノーバーは、そうは受け取らなかった。彼は、マチャドに対して2度、内角に投げたとしてアバドを、そしてバットを故意に投げたとしてマチャドを退場にした。

「(アバドの)2球目は、明らかに彼に向けて投げていた」バノーバーは説明した。「1球目は怪しかったけど、2球目は疑いなく、彼に向けて投げていた。そして(マチャドは)バットを投げた。偶然ではなかった」

メジャーリーグ機構は、それが問題ないのか、あるいは処分を与えるべきなのかを判断するために、ビデオを見直すことになるだろう。

「野球で、あんなことをしてはいけない」ドナルドソンは言った。彼は8回に交代していたが、「バットを投げたあれは、疑いなくわざとだ」と話した。

「メジャーリーグには、これを見て欲しいね。彼らは、そうすべきだ」

アスレチックスは、バックスイングで2度もノリスに当てたことに謝罪しないマチャドに、とても憤慨していた。ノリスは「彼がニヤつくのを見て」、そして頭に衝撃を受けたと言った。

「(マチャドは)今日、後悔することなしに、ここを去ることはできないんじゃないかな」ノリスは言った。「彼がしたことは、球界の恥になることだ。彼のキャリアに傷が付くよ。デルモン・ヤングが、(2006年に)わざとじゃなくて(マイナーリーグの)審判に当てた時も、数年間は彼の悪評が残ったからね」

参考:San Jose Mercury News