チームメイトが田中将大について話していることを耳にすれば、彼がまだ、メジャーで12回しか先発していないとは、決して分からないだろう。

木曜日にヤンキースがアスレチックスに2対1で勝利した試合で、6回を戦い抜き、連敗を4で止めた田中についてマーク・テイシェイラは、すでにみんながその右腕について知っていることを明らかにした。

「あれが、真のエースだ」仮にその日だけのことであっても、ヤンキースの連敗を止めた田中の能力について、その一塁手は語った。

「本当のエースは、連敗を止める。連敗している時に、僕たちがマウンドに上がって欲しいのは、田中以外にいない」

その新人が、良い投球をしたことに疑いはない。 

田中は、シーズン最短と同じ6イニングしか投げられず、今までの先発の中でもっとも少ない4奪三振だった。

そして2回にジョン・ジェイソに本塁打を打たれてから、4回ツーアウトでブランドン・モスにシングルヒットを打たれるまで10人を連続でアウトにした田中の投球数は、最後の2回1/3で劇的に増えた。

しかし彼は、追加点を許さず、ブルペンは3回を無失点に押さえ、ジョー・ジラルディが言うところの「気合のこもった」パフォーマンスで成績を9勝1敗にした。

「彼は、それらのイニングを切り抜ける方法を見つけたんだ」その監督は語った。「彼は決して諦めず、彼らに立ち向かい続けて・・・、そして重要なアウトをいくつも奪った」

自身の登板に一貫して不満だった田中だが、木曜日の試合が重要だったことを認めた。

「自分のパフォーマンスのことだけを言えば、ベストではなかったと思います」田中は通訳を通して言った。「だけどチームがスランプで元気がないときに、リーグでもベストなチームと対戦して勝利に貢献できたことは、本当に良かったと思っています」

公正に言って悪い状態にあるヤンキースは、もし田中が、最終的にブロンクスに来ていなければ、もっと悲惨なことになっていただろう。

ジラルディは、田中も含めた他の人たちのように、その新人がエースであることを、断固として認めない。しかしそれは、その監督が、彼に良い印象を持っていないからではない。

「そのエースっていうのは、どんな意味?」ジラルディは言った。「私にとって、投手にもっとも重要なことは、その投手が、その日にしっかりと投げることだ」

OK。だけど彼はエースじゃないの?

「彼が一番、経験がある」奇妙なことを言ったジラルディは、付け加えた。「サービスタイムを考えたら、そんなこと言えないことは、分かっている。だけど彼が日本でしてきたことやここでしていること、そして彼が、ここでステップアップしていることを考えれば、ほとんどその役目みたいなものだね」

そしてそれは、彼のチームメイトの注目を引くのに、時間はかからなかった。

「僕は、彼の投球は見たことなかったけど、話は聞いていた」テイシェイラは言った。「彼が何をできるのかを正確に知っていた人は、僕たちの中には、誰もいなかったと思う。だけど彼がここにいて、僕たち全員は、本当に喜んでいるよ」

参考:NYPOST