火曜日夜のマリナーズのクローザー、フェルナンド・ロドニーは、スーパーヒーローのコスチュームに着替えるのに、電話ボックスは必要なかった。しかしシアトルが、ブレーブスに7対5で勝利した試合の9回をセーブするためにウォーミングアップを始めた時に、違うユニフォームを着ているのに気がついた彼は、電話を掛ける必要があった。
 
ロドニーによれば、試合前の彼は、いつもと同じようにロッカーの前に掛けてあったユニフォームを着た。しかし体をほぐすためにウォームアップジャージを脱いだ時、彼が試合用のブルーのユニフォームではなく、横にグレーのメッシュが入った打撃練習用のユニフォームを着ていたことに、チームメイトが素早く気付いた。

「同じ色のユニフォームなんだ」ロドニーは、今年15セーブ目を記録した後に、両手をすくめながら言った。「(9回表の)2アウトで、(仲間のリリーバーのヨエビス・)メディーナが"ユニフォーム違うんじゃない"って言ったんだ。ダグアウトに"ユニフォーム持ってきて"って電話したよ」

「ユニフォームを持って来た職員は、僕の人生の中で1番の速さだったと思う」トム・ウィルヘルムセンは言った。彼は、マリナー時のブルペン陣が6回を無失点に抑えて逆転勝ちしたその日に、すでに2イニングの登板を終えていた。

9回裏にグラウンドに登場したロドニーは、ユニフォームを着替えたことでわずかに遅れたが、通常のウォーミングアップに必要な時間は、十分にあった。

「続けるしかなかったんだ」ロドニーは語った。「ユニフォームを間違えたから上手く行ったんじゃないかな。上手く切り抜けたよ。そんなことはあったけど、良い試合だった」

チームメイトが冷やかす中でそのベテランは、監督からの同情はなく、その監督は、セーブを手にしたことだけを喜んでいた。

「なに言ってんだよ。青は青じゃないか」マクレンドンは言った。「そのユニフォームは、彼のロッカーの前に掛かっていたんだ。私も以前に、同じ間違いをしたことがあるしね」

参考:MLB.com