松坂大輔は、彼のローテーション復帰を長期的なものとは見ていないが、それはもっと前向きなものになるかも知れない。メッツは、ディロン・ジーの故障者リストからの復帰時期について、確実なものは持っておらず、新人のラファエル・モンテーロは、コントロールが安定するまで、マイナーから再昇格させない予定だ。
 
それによって松坂には、彼がスプリング・トレーニングで欲しがっていたチャンスが巡ってくることになった。彼が、先発投手としての実力を見せつける負けられない戦いが、水曜日のカブス戦で始まる。

「先を見るのは、難しいですけど」松坂は通訳を通して語った。「それぞれの先発で、力を出し切ることに集中します」

松坂によれば、彼はそうするために、打者の攻め方を変える必要がある。打順の1巡目や2巡目に「すべてを見せること」を避けるのだ。

昨年の9月に先発投手として成功した松坂は、スプリング・トレーニングでも好調だったが、ジェンリー・メヒアとの先発争いに敗れた。先週の彼は、メッツでのスポット先発でクオリティ・スタートを見せたが、2010年の夏以来、先発投手としての安定した活躍は見せていない。

ニューヨークにおいて彼は、その多用性によって価値を証明した。先発は、その努力の結果である。

「彼は、いろんな形で、私たちを助けてくれている」テリー・コリンズ監督は語った。「私たちが要求したすべての役目で、彼は投げている。彼は中盤でも投げるし、セーブもしたし、8回に登板してセットアップもしてくれるし、先発もした。うちのスタッフの中でも、彼は間違いなく本物だ」

参考:MLB.com