土曜日夜のダルビッシュ有は、あまり良く寝ることができなかった。

「昨日の夜は、ベッドに行ってから、首のことが心配でした」ダルビッシュは語った。「たぶん20回くらいは起きたんじゃないですかね。だけど痛みは、ありませんでした」

日曜日のダルビッシュは、どんな痛みも感じていなかったが、2日間にわたってレンジャーズを打ち崩していたナショナルズ打線については、それを感じていた。

普通よりももっと弱々しいレンジャーズの守備陣とともにダルビッシュは、日曜日の午後にナショナルズ・パークで行われたナショナルズ戦で、8回を無失点に抑え2対0で勝利した。ホアキン・ソリアが、9回をしっかりと抑え、レンジャーズはシーズン11度目の完封勝利を収めた。

「今日は、投手の日だったし、ユウがそれをしてくれた」レンジャーズのロン・ワシントン監督は語った。「彼は、私たちに失点を防ぐチャンスを与えてくれた。今日は、1点が大事だったから」

「うちには、ユウの好投が必要だったし、彼は良い投球をしてくれた。うちに完封は必要なかったけど、彼は大量失点しないから。うちには、良い投球の試合が必要だった」

それは彼らのラインアップに、すでに故障者リスト入りしている以外にも、外野手のチェ・シンスと一塁手のミッチ・モアランドが欠けていたからだった。ワシントンは、この両者に休みを与えた。マイケル・チョイスが、チェの代わりに入るはずだったが、左脛の打撲によって、出場を取りやめた。

そして頰の数か所の骨折を守るために、透明なプラスチック製のマスクを付けたダニエル・ロバートソンがレフトに入り、ダニー・マーフィーは、キャリアで初めて一塁手として先発出場した。結果的に両者は、勝利に貢献し、ナショナルズとの最初の2戦に連敗したレンジャーズは、今回の遠征を7勝4敗で終えた。

「あのチームは、2日間良くバットが振れていて、球場中に、好きなようにボールを打っていたから。彼らをスローダウンさせる必要があったし、ユウは彼らをスローダウンさせた。彼は、素晴らしかった」

ダルビッシュは、前回の先発予定を首のハリで回避してが、日曜日には問題なかった。試合終盤の彼は、少し疲れていたが、それは今シーズン5勝2敗、防御率2.08の彼の成績を邪魔するようなものではなかった。

「終盤まで投げることができて、勝利に貢献できたので、とても良かったと思っています」ダルビッシュは言った。「少し疲れましたけど、自分の仕事はできたと思います」

ダルビッシュは、被安打5、与四球2、12奪三振だった。ナショナルズは、得点圏にランナーがいる場面で、彼に対して6打数無安打だった。最終的に彼は102球を投げ、それは1イニング当たり平均で12.75球だった。これまでの彼は、1イニングで平均15.7球だった。

「彼は、相手の先を行っていた」キャッチャーのクリス・ジメネスは言った。「打者にアタックして、それを続けた。素晴らしい仕事だった。それに僕たちは、2巡目以降の打者に対しても、他の球を投げることで、とても上手く対処できた」

「僕たちは、とてもよい投手がとても調子が良い日に当たっちゃったね」ナショナルズの一塁手であるアダム・ラローシェは言った。「4つや5つの球種を、違うスピードと場所に投げることができる投手と当たると、1つの球に的を絞るのは難しいんだ。それらの球種があることに加えて彼は、望んだ時に、いろんな場所に96マイルを投げることができるから」

「僕は、球を追いかけちゃったところもあったけど、全体的に彼は、甘い球を投げてこなかった。彼は、コーナーを攻めていた。うちはその球を、インプレーにすることに苦労していた」

ダルビッシュは、ナショナルズの先発タナー・ロアークに投げ勝ったが、その元レンジャーズのマイナーリーグ投手は、彼自身としては好投だった。彼は、7回にレオニス・マーチンに本塁打を打たれるまで、6回を無失点に抑えて、ダルビッシュと張り合った。

7回の先頭打者だったマーフィーが、シングルヒットで出塁したレンジャーズは、次の初球でヒットエンドランに出た。しかしマーチンは空振りし、マーフィーはセカンドでアウトになった。そしてマーチンは、次に投じられたチャンジアップを、ナショナルズのブルペンに放り込んだ。

レンジャーズは、5月最後の6試合で本塁打がなく、その月の本塁打数は20だった。それは1994年の5月以来、最も少ない本塁打数で、マーチンの本塁打は、レンジャーズの11試合の遠征で5本目の本塁打だった。

「(ヒットエンドランでは) 良い球がきて打てなかったけど、その後に彼が、チェンジアップを投げてきた」マーチンは説明した。「それには、とても良いスイングができて、とても良い当たりだった」

ロアークがドリュー・ストーレンに交代した8回にもレンジャーズは、追加点を挙げた。先頭打者だったロバートソンがシングルヒットで出塁し、エルビス・アンドロスのバントでセカンドへ進んだ。アレックス・リオスが三振に倒れ、エイドリアン・ベルトレが敬遠されたあと、マーフィーがセンターへライナーのシングルヒットを放ち、ロバートソンがホームへ生還した。

「他のチームが、大したことがないと思っている時こそ、そういう結果が出るんだ」5番に座って3安打だったマーフィーは語った。彼はまた、一塁で無難な守備を見せたが、ダルビッシュのせいで、それを見せるチャンスはあまりなかった。

「彼の試合だったね。僕から見ていても、とても楽しかった。彼らは、走れなくてつまらなそうだったからね」

参考:MLB.com