デビッド・オルティスは、金曜夜の試合でデビッド・プライスから彼に向かって最初に投げられた94マイルのファストボールを当てられたことに憤慨していた。それは昨年10月のア・リーグ地区シリーズの第2試合で、オルティスがプライスから2本の本塁打を打って以来の対戦だったが、オルティスは、そのレイズのエースに対して、尊敬を失ったと発言した。
 

「戦争だ」オルティスは、レッドソックスが、タンパベイを延長10回に3対2で降した試合後に言った。この勝利で彼らは、2晩連続のサヨナラ勝ちで5連勝となった。「始まったよ。次の対戦で彼は、覚悟しておいたほうが良い。彼のことは、もう尊敬していない」

試合後、オルティスにわざと当てたのかと聞かれたプライスは、「内角のファストボールを意識させる必要があったから。あのラインアップには、左が6人もいるんだから、僕が攻めるには、内角を意識させることしかないんだ」

オルティスによれば、彼は昨年10月のプレーオフの後にプライスと電話で話をして、2人の間には、引きずる問題は、何もないと考えていた。

「ヤツのことは、本当に尊敬していたんだ。でも、それは終わった。彼のことは、もう尊敬していない。昨年俺たちは、プレーオフで彼をやっつけたけど、彼はそこらじゅうで、グチをこぼしていたんだ」

「引きずっていたようなことがあったから、電話で話すことにしたんだ。彼は怒っていたし、俺は彼に、気持ちを知ってもらおうと思った。その後に電話をくれた彼は、彼が間違えていたと謝ってくれたんだ。すべてが解決したのに、シーズン初対戦で彼は、俺に当ててきた」

オルティスは、先週土曜日のトロピカーナ・フィールドで、プライスと対戦しなかった。初回に5失点したその時のプライスは、その後の7回でレッドソックスを1安打に抑え、レイズは最終的に、延長15回で6対5で勝利をもぎ取っていた。

「びっくりしたよ。あんな、少女みたいな振る舞いをしてはいけない。常に勝つことなんかできないんだから、負けた時は、次への経験にするんだ。負けた時に毎回、あんな小さなクソガキみたいなことをして、チームメイトを危険に陥れるのなら、それは自分自身へ跳ね返ってくる」

「彼に伝えようと思った。俺は、このリーグのみんなを尊敬しているし、みんなからそうされたいと望んでいるって。俺から2本も大きいのを打たれたのを怒っているのなら、教えてやらないといけないことがある。俺はこのリーグで500本も本塁打を打っていて、それは試合の一部だってことをね」

昨年10月のア・リーグ地区シリーズの第2試合でレッドソックスは、7対4でレイズを降した。オルティスが、プライスから放った1本目の本塁打は、ライト−センター間へ飛び込んだ。彼の2本目の本塁打は、フェンウェイ・パークのライト側ポールのギリギリに飛び込んだ。オルティスは、ベースへ走り出す前に、その打球がフェアなのか、あるいはファウルなのかを見極めるために長い間、打席付近に残っていた。おそらくそれが、プライスから見たら、長すぎたのだろう。

金曜日夜の球審のダン・ベリーノは、プライスがオルティスに当てた後に、両方のダグアウトに警告を発した。ジョン・ファレル監督は、プライスが退場にならないことに腹を立て、それをベリーノに指摘したことで退場になった。

「デビッドは、優秀な投手なんだ」ファレルは、プライスについて語った。「彼は今年、デッドボールは2つで、8つしか四球を出していない。彼はアメリカン・リーグで四球率が最も低いんだ。彼が、デビッド・オルティスに当てるってことは、わざとだよ。彼らは、好きなことを言うだろうけど。あの投球は、わざとだ」

「ダン・ベリーノの警告の強さを見ると、彼だってわざとだと感じていたんだと思う」

 オルティスがぶつけられた後のベリーノの警告は、責任審判のジェフ・ケロッグによれば、プライスの投球が故意であったと判断した証拠だった。

「打者にわざとぶつけたと考えれば」ケロッグは言った。「私たちは、警告を出す」

「それには、同意できない」ファレルは続けた。「彼は、私たちが何もできないようにして、そしてその後、(レッドソックスの一塁手)マイク・カープが、首のあたりにぶつけられて、それでも彼らは、動かなかった。つまり審判が、この試合を必要以上にエスカレートさせたんだ」

「私たちは、4人が退場になって、3人が当てられたのに、彼らはゼロだ。理解できないよ。彼は、オルティスに向かって投げて、そしてぶつけた。しかもわざとだ」

4回にカープにぶつけた後もプライスは、試合に残ることが許されたが、それはケロッグによれば、ベリーノが、それを故意だと信じなかったからだった。

「もう一度言うけど、もし私たちが、打者にわざと当てたと考えれば、彼は退場になっていた」ベリーノは試合後、プライスについて語った。「あの球は、確かに内角だったけど、わざとではないと考えた。だから彼は、試合に残ったんだ」

レッドソックスのトレイ・ロボーロ・ベンチコーチとブライアン・バターフィールド三塁コーチは、その後に退場となった。レッドソックスの先発ブランドン・ワークマンもまた、レイズのスター選手エバン・ロンゴリアの後ろを通る球を投げたことで退場となった。

ファレルが退場になった後に監督を務めたロボーロは、4回にカープが当てられたあとにプライスが退場にならなかったことに抗議する際に、帽子を地面に叩きつけたことで退場になった。ロボーロが、退場になった後に、その役目を引き継いだバターフィールドは、ベリーノがワークマンを退場にした時に、一緒に退場となった。

メジャーリーグのルール8.02では、審判は、警告を出す前であっても、もし投手が、故意に打者に向けて投球したと彼らが判断すれば、投手を退場にする権限が与えられている。それがファレルの抗議の内容で、プライスは、即座に退場させられるべきだというものだった。

試合後のレイズのクラブハウスでプライスは、オルティスが、なぜ当てられたことにそんなに怒るのかが理解できないと語った。彼は、2013年のア・リーグ地区シリーズで、オルティスから2本の本塁打を打たれたことが発端で、オルティスはそれに関係して怒っているという考えを受け入れなかった。

1週間以内で2度目となったこの2チームの口論についてプライスは、その怒りは、レッドソックスとレイズの間で続くのかと聞かれた。

「そうなると思う」彼は言った。

参考:ESPN