田中将大は、2013年の楽天ゴールデンイーグルスで24勝0敗を記録し、チームを日本シリーズ制覇に導いた。しかしベストプレーヤーがいなくなったチャンピオンチームには、何が起こっているのだろうか?
 
1月にヤンキースと7年155百万ドルの契約を結んだ田中がいないゴールデンイーグルスは、水曜日の時点で20勝28敗、すでにオリックスから10.5ゲーム差の5位に沈んでいる。

「彼らは、苦労していますね」田中は水曜日、セントルイスとヤンキースの試合前に通訳を通して語った。「でもまだ早いですから、ひっくり返す時間はあります」

田中によれば、彼は以前の所属チームの状況を、インターネットで記事を読んだり、時間がある時にはコンピュータで試合を見ることで追っている。

彼がいなくなったゴールデンイーグルスが苦労していることに、申し訳無さを感じているのかと聞かれた彼は、チームは盛り返すと繰り返した。

「昨年も、始めは良くありませんでしたけど、結果的に優勝したわけですから。時間は、まだあります」

現在、楽天でプレーしている元ヤンキースのアンドリュー・ジョーンズは、水曜日までに打率.224だが、13本塁打と32打点を記録している。昨年の彼は、26本塁打、94打点で、チームの優勝に大貢献した。

今シーズンの楽天のロスターには、元メッツの松井稼頭央が、打率.243でおり、昨年のヤンキースで28試合に出場し、シーズンオフにゴールデンイーグルスと契約したケビン・ユーキリスは、ケガで欠場する前に21試合に出場して打率.215だった。

田中の前の監督で、元スター投手の星野仙一は、楽天の結果に満足していない。伝統的なスタイルで厳格な星野は、物事が間違えた方向に進んた時に、不機嫌になることで有名である。

「基本的に、彼は厳しい監督として知られています。だけど僕は、一度もそんなことはなくて、僕に対しては、そんなに厳しくありませんでした」

そして田中は、「結果がついてくれば、そんなに言われなくなります」と言った。

2008年にロサンゼルス・ドジャースに加わる前に、広島カープで投げていたヤンキースの先発投手、黒田博樹は、田中がいなくなった楽天が、とても苦労していることに驚きはないと言った。

「24勝した選手がいなくなったら、影響するでしょうね」黒田は言った。

黒田によれば、彼のチームは、同じ問題が起こらなかった。

「僕がいた時から悪かったですから、何も変わりませんでした」

ヤンキースの外野手イチロー・スズキの日本での経験は、黒田のそれよりも近い。スズキは1995年のオリックスのパシフィックリーグ制覇と翌年の日本シリーズ制覇に貢献したが、2001年シーズンを前にスズキがシアトル・マリナーズに移籍してから、オリックスは4年間、苦戦した。

「僕がいなくなっても、たいして変わりませんでしたよ」彼は言った。

参考:The New York Times