ヤンキースのエース田中将大と同じように、同郷のダルビッシュ有も、アメリカに来てすぐにスーパースターとなった。そのテキサス・レンジャーズの日本人天才投手は、新人のシーズンだった2012年の最初の4試合に勝利し、最初の2か月の10先発で7勝2敗をマークした。
 
ダルビッシュは、日本最高峰のリーグである日本プロ野球でスーパースターだった。彼は、6つの球種の中でも決め球の96マイルのフォーシーム・ファストボールで、メジャーリーグの打者を翻弄した。

しかしその後、メジャーリーグの打者たちは、適応し始めた。6月と7月のダルビッシュは、4勝5敗だった。エンゼルス、アスレチックス、そしてマリナーズは、初対戦では負けたものの、2回目の対戦では、それぞれが彼を打ち破った。

新人シーズンのダルビッシュは、16勝9敗、防御率3.90で終わった。昨年の彼の記録は、13勝9敗と下がったが、209回2/3を投げて防御率は2.83で、リーグトップの277奪三振を記録した。今シーズンの彼は、3勝2敗、防御率2.32である。

58イニングを投げて6勝0敗、防御率2.17、66奪三振、与四球はわずかに7とメジャーリーグ打線を蹴散らしている田中は、火曜日の夜にリグレー・フィールドのシカゴ・カブス戦に登板することで、初めて2度目のチームと対戦する。それは、キャリア9度目の先発となる。

25歳の田中は、4月16日にヤンキースタジアムで行われて3対0で勝利したカブス戦で、8回を無失点に抑えた。彼は10奪三振を奪い、四球を1つ与える間に2本のヒットしか許さなかった。

前回先発したメッツ戦で4安打完封勝利を挙げたその右腕は、自分がどこまで通じるのかを試しているようだ。今回のカブスが、彼に対してよりしっかりと準備をしてくるだろうという指摘に、彼は肩をすくめた。そして彼は、火曜日にいつも通りにすると強調した。

「試合に入ってから、打者の反応を見て、修正していければと思います」彼は、通訳を通して語った。「そんな感じで、ベストの投球ができれば良いと思います」

ダルビッシュと同じように田中は、代名詞であるスプリッターを含む幅広い球種を持っている。昨シーズンの日本で24勝0敗だった彼は、2012年の8月から、レギュラーシーズンの試合では負けておらず、その間33勝0敗である。

田中は、日本で対戦していた打者よりも、MLBの打者の方が優秀であると素直に認めた。彼らは、よりパワフルで、外角の投球でも届く手の長さを持っていることで、全体的にプレーの質が高いとことを、彼は告白した。

そして普段は物腰柔らかく、極めて礼儀正しい田中だが、日本と同じような結果を米国でも出すことができるのかを疑ったことはなかったのかと聞かれて、異議を唱えた。

「もしそのことに自信がなければ、ここには来ていません。日本でプレーしていたと思います」

田中は、少し完全主義者であることを認めた。そして自分のパフォーマンスに満足気な姿を見せたことがない田中は、すべての球を望んだ通りに投げられた試合はないと言った。

カブスは、このシーズンオフに、田中の争奪戦に参加した6チームのうちの1つである。彼との交渉権はヤンキースが獲得し、そして7年155百万ドルの契約を結んだ。

話題がカブスのこと、特に彼らを追い払ってヤンキースを選んだことが話題になった時に彼は、不快感を表した。

「その様な話、契約などのことについては、基本的にコメントしたくありません」

新しい国に来て文化に浸る前に、メジャーリーグの歴史や打者について勉強することは、田中にとっては、優先事項ではなかった。彼は、アルバート・プホルスやデビッド・オルティスのことを考えて、夜中に目覚めることはなかった。彼は、メジャーリーグの球場の大きさを、研究することもなかった。

それでも田中は、リグレー・フィールドの歴史が古いことは、知っている。

「リグレー・フィールドは、100年目でしたっけ?」カブスの愛される本拠地について、なにか知っているかと聞かれた彼は答えた。「100年の長い歴史があることは、知っています」

今晩の田中は、リグレー・フィールドの歴史の一端に、名前を刻むチャンスである。

参考:nj.com