田中将大が、笑顔で拳を高く突き上げたのは、今週初めのエンゼルスタジアムのバッティング練習で、センターフェンスを明らかに超える本塁打を打った時だった。
 
木曜日の彼は、試合において打撃のパワーを証明するチャンスである。ヤンキースはその日から、ミラー・パークでブルワーズとのインターリーグの試合が始まる。

「少し怖いんですけどね」田中は笑いながら、通訳を通して言った。

田中によれば、彼の打撃能力ランクは「最低」である。しかし日本の東北楽天ゴールデンイーグルスにいた昨シーズンにわずかに打席に立った経験がある彼のメインの仕事が、マウンド上になることに疑いはない。

「打席に立つことになるでしょうけど、バントが必要な時とかに、しっかりとできればと思います。試合に勝つという意味では、自分自身の助けにもなりますから、楽しみにしています」

田中は、ブルワーズの右腕ヨバニ・ガヤードのビデオを見ていないと語った。それは彼が「今のところは、スイングを予定していない」からである。そしてヤンキースのジョー・ジラルディ監督は、昨年の田中が二塁打を放った時のビデオを見たと語った。それは彼の6打席の唯一のヒットだった。2007年からの打席での田中のキャリア成績は、37打数3安打(打率.081)である。

「彼は、昨年打っているから。それが彼の助けになれば良いけどね」ジラルディは語った。「それに彼は、高校を出てからそんなに経っていないから。うちの他の選手は、出てからもう長いけどね」

投手が打席に立ちベースを走ることには、常にケガのリスクがあり、それはジラルティが、とても良く知っていることでもある。彼がチームを指揮していた2008年、ヒューストンのミニッツメイド・パークにて、王建民のキャリアが、走塁中に不幸な方向へ変わった。

「彼らは、1年中スイングしていないから。彼らには1か月、あるいはもう少しスイングさせているけど、彼らにバントをさせるにしても、ハビエル・バスケスが指を骨折したのを見たから。彼はバントも打撃も上手かったから、それは誰にでも起こることだよね。その可能性は、それをしたことがない人よりも、多分したことがある人の方が大きいと思うんだ」

参考:MLB.com