さらなるルールの微調整は、しばらく行われないだろう。

殿堂入り監督で、現在はメジャーリーグ・ベースボール上席副社長のジョー・トーリは金曜日、ホームベースでの接触ルールについて、今シーズン中の変更はないだろうとFOX Sportsに語った。
 
トーリはまた、投手に対して松ヤニや他の粘着性の物質を許可することについても、慎重な姿勢を示した。投手が、それらの物質をグリップ力の向上だけでなく、球の動きを大きくするために使用することを懸念しているためである。

「ボールが滑りやすいことに対する対策であることは理解している。だけどそれは、異物なんだ。もしそのルールを緩くしてしまうと、投手がそれで何かをしないかなんて誰が分かる?」

トーリは、もし選手とチームからそれについての要請があるのなら、シーズオフにそのルールの変更を検討することは、否定しなかった。それは金曜日にメジャーリーグが発表した球の持ち替えルールの解釈を緩めたようにである。

しかしながらトーリは、「もし(松ヤニによって)ボールがより引っかかるようになるのなら、スピットボールにも使うようになるかもしれない。手の上でボールが滑ることを予防するのと、カットやカーブ、あるいは沈む、おかしな動きをさせるために指につけるのとを区別するのは難しい」とも付け加えた。

ホームベースでの激突については、キャッチャーはホームベースの前に位置取りする前にボールを持つ必要があることを引き続きキャッチャーに啓蒙し、審判はブロックの判定を適切に行なうことを続ける予定であるとトーリと他の球界関係者は語った。

現在、コミッショナー事務局で働く殿堂入り監督のトニー・ラルーサは先週、走者が三塁を廻りホームに向かってくる時にキャッチャーは、ホームベースまでの目に見える明確な走路を与えて、ホームベースをブロックしないことを「要求」されているとFOX Sportsに語った。

キャッチャーが、ホームベースをブロックするのを許されているのは、ボールを持っていて、衝突が避けがたい時だけである。そして多くのチームはすでに、いかなる時も走者に道を譲るようにキャッチャーに教えているので、MLBは即座にルールを書き換えることを嫌がっている。

「それをするのは難しいよ」トーリは語った。「選手組合は、キャッチャーが本能的にしてきたことについて、こう考えなくてはならないというのを望んでいなかった。それについて話しをして、特定のことをすることを(キャッチャーから)後押ししてもらうには、少し時間が必要だ」

「私は選手たちのスライディングが多くなってきていると思うんだ。必ずしもそれが必要でない時でもね。私たちはスプリング・トレーニングで、それを推奨してきたんだ。私たちは、プレーの時には、キャッチャーが(ランナーに)ホームベース全体を与えることを推奨したし、推奨し続けている。ボールをつかんだら、ホームベースに動くことができるから、タッチすれば良い。しなくてはならいのは、それなんだ」

しかしながら接触のルールは、シーズンオフにほとんど確実に、再び問題になる。そして持ち替えルールの解釈のように、いかなる変更をするにも、選手組合と審判組合の承認が要求される。

参考:FOX Sports