ヤンキースのジョー・ジラルディ監督はおそらく、デレク・ジーターを土曜日に休ませたことで、ある程度のファンの怒りを買った。
 
ヤンキースタジアムで行われるレッドソックスとの試合が、ナイトゲームの後のデーゲームになることでジラルディは、ジーターを休ませる決断をした。土曜日の試合前にジラルディは、ジーターをホームゲームで休ませることは、そのショート選手の最後の応援をする今シーズンにおいてはあり得ない決断であるかもしれないことに気がついていると発言していたが、そのヤンキースの監督は、それでも仕事を全うした。

「そのことについて私ができることは、あまり多くない。もし選手を酷使し始めると、ケガのリスクが発生する。それにもし、(ジーターが)2週間とか1か月とかを休むことになれば、みんなはもっと怒ることになると思う」今シーズン、ジーターをホームで休ませることにためらいはあるのかと聞かれたジラルディは答えた。

「私は、ファンが彼のプレーを見たいのは理解しているし、私だって、彼のプレーを見たい。私は彼に、162回グラウンドに立って欲しいと思っているけど、私は、彼とうちのチームにとってベストなことをしなくてはならない。ナイトゲームの後のデーゲーム、あるいは朝の6時にホテルに入った時には、賢い判断をしなくてはならない」

20年目で最後のシーズンをプレーしているジーターは、6月には40歳を迎え、そしてケガによって2013年は、17試合しかプレーすることができなかった。おそらく休むことは、ジーターにとっては、ヤンキース・ロスターにいる他の誰よりも必要なことで、そしてジラルディは土曜日、チームを犠牲にしてまで、他のことに付き合うことはできないと発言した。

「まず最初に、えっと今日は、4月13日だっけ? 私はさよならツアーのためにではなくて、試合に勝つために、そして彼を健康に保つために、彼を使わなくてはならない。私は、さよならツアーのために、雇われているのではないんだ」

ジーターのさよならツアーは、記憶に残るものに違いない。しかしジラルディの決断が、そのお祭を盛り上げるためにされることは、期待してはいけない。

参考:FOXSports