日曜日に行なうロングトスを見てみるまでは、39歳のクローザー上原浩治を右肩の検査のためにボストンへ送り返すのかの決断を待つというのが、ボストンの計画である。

「彼は、今日も休みだ」レッドソックスのジョン・ファレル監督は、土曜日のヤンキース戦前に語った。「彼に関するどんなロスターの移動も、まだ考えていない。まだ情報を集めている途中だ。明日、彼が行なうちょっとしたスローイング・プログラムを見ることになる。それが次のステップだ」

上原が肩に違和感を感じたのは、金曜日の試合前にチームメイトの田澤純一とロングトスをした後のことだった。

ボストンがヤンキースに4対2で勝利した金曜日でセーブを記録したのは、昨シーズンのセントルイスで、9月に新人のトレバー・ロゼンタールにクローザーの座を奪われるまで、37セーブを記録したエドワード・ムヒカだった。

そして上原がいないチームのクローザーについて、ファレルは語った。

「シーズンオフに彼と契約した最も大きな理由の1つは、昨日の夜のような状況で試合を締めることができる選手が複数必要なことを、歴史が証明しているからだ」ファレルは、2013年のボストンがジョエル・ハンラハンとアンドリュー・ベイリーの2人のクローザーを失ったことに言及した。「(ムヒカは、) 30セーブ以上を挙げている投手だ。彼は、その状況でも気持よくマウンドに上がることができるし、私たちは彼に、完璧な自信を持っている」

その試合後に上原は、投げることはできたが、状況を悪化させるリスクを望まなかったと言った。彼によれば、テキサス・レンジャーズにいた2012年の6月10日にキャッチボールをしていた時に、同じ場所にハリを感じたことがある。そのケガは、背中上部の広背筋のハリと説明され、彼は66試合を欠場した。8月26日に復帰した彼は、レンジャーズで17回登板し、14回2/3を投げて防御率1.23、21奪三振、与四球1を記録した。

「投手が使えない状況になるっていうのは、いつだって緊急事態だ」ファレルは語った。「それに私たちは、コージのことを知ろうとしているところだ。彼が使えない状況になるのは、私たちには初めてのことだから。私たちは違和感とか、ハリにたいして彼がどのように反応するのかを尊重しなければならない」

「それに私たちは、彼がテキサスで故障者リストに入った時のことも知っている。でも2年前のこととこれを直接的に比較するのは、まだ早すぎると言える。だけど彼がいつ戻ってこられるのかは、注意深くしなくてはならない」

今シーズンの上原は、5回の登板で無失点で、2つのセーブを記録していた。5イニングの登板で彼は7つの三振を奪い、四球を与えず、そして19人の打者と対戦しながら、わずかに3本のヒットしか打たれていなかった。

「彼の毎日のルーチンは、200フィートのロングトスをすることなんだ」日曜日の上原の予定について聞かれたファレルは語った。「それが、彼には普通なんだ。彼がそれをできるのかは、まだ分からない。それが基本的な予定だ」

月曜日が休みのレッドソックスは、火曜日からシカゴでホワイトソックスとの3連戦が始まる。

「私たちには、使える日がもう1日ある。明日分かる情報を元に、彼を検査のためにボストンへ帰すのかを考える。それはまだ確定ではなくて、可能性の話だ。私たちはまだ、情報を集めているところだからね」

参考:ESPN