ダルビッシュ有が進化している。アメリカンリーグの打者たちは、このことに震え上がっているだろう。

確かにまだ、2回の先発が終わっただけである。しかしすでにダルビッシュの素晴らしい能力は、過去2シーズンのメジャーリーグにおけるそれとは異なっており、その投手は、サイ・ヤング賞候補本命となるだけの自信とコントロール、そして効率さを持っている。



金曜日のダルビッシュは、アストロズ打線を翻弄した。ファストボールのコントロールが安定していたダルビッシュは、彼が望む時に、望んだ場所にそれを投げることができていた。そして2巡目になった打線に対しては、スライダーを多めに使うことで反撃を許さなかった。アストロズがファストボールを待つようになると、彼は早いカウントからカーブや変化球を駆使して打者を翻弄した。その結果が、8回を無失点、被安打1、与四球1、奪三振9となった。彼はそれをするのに、わずかに102球しか必要とせず、少ない投球数で長いイニングを投げるという今シーズンの彼の傾向は続いた。

ダルビッシュは7回になるまでカウント3ボールにさせず、そしてそれが、唯一の四球へとつながった。アストロズは、彼に対して一度も得点圏にランナーを進めることができなかった。首の痛みだけしか、ダルビッシュを止めることはできないようだ。2試合で15イニングを投げたダルビッシュは、被安打8、無失点、15奪三振、与四球2である。

金曜日のダルビッシュは、レンジャーズ打線が、12回のロビンソン・チリノスのさよならタイムリーヒットまで沈黙したために勝利はつかなかったが、昨シーズン4回もあった1対0での敗戦とはならなかった。

「毎回、今日のような投球ができれば、とても良いと思います」ダルビッシュは語った。

それはまた、キャリアベストのシーズンにもなるだろう。

レンジャーズが彼に得点を与えることができないことは置いておいて、ダルビッシュに1つだけ問題があったとすれば、試合中に彼の薬指の爪が、親指を傷つけたことである。テレビカメラは、彼の親指とユニフォームに血が滲んでいるのを捉えていた。しかしそれは、ダルビッシュには関係無かった。

「日本でも何回もありましたし、それ以上でなければ、影響はほとんどありません」

それは、何もできなかったアストロズにとっては、悪いニュースだった。ヒューストン打線は、この試合前で6人が打率2割を下回っており、もう一人も.226だった。つまりダルビッシュが、大した問題なく彼らを抑えることは、予想できた。

しかしこのダルビッシュは、マックス・シャーザーに次いでサイ・ヤング賞投票で2位に入った2013年に彼とは違う。2014年のダルビッシュは、打者に早くから向かっていく。ファストボールのコントロールが良くなった彼は、まったく無駄な球がないように見える。彼はすべての球種を投げる必要を感じておらず、その時に何が良いのかを選択するだけである。

そのアプローチが、メジャーリーグで2シーズンを過ごしたダルビッシュを、さらに良い投手にしている。ケガさえなければ、これは彼にとって楽しい、そして大成功のシーズンになるに違いない。

試合後の会見でのダルビッシュ有投手の話

今日の登板は、とても良かったが?

「全体的に、コントロールが良かったと思います」

昨年との比較と比較して?

「まだ2試合なんで、比較するのは早いと思います。シーズンが終わってから、また聞いてください」

チェンジアップが効果的だったようだが?

「5球ぐらいしか投げていませんけど、左打者に意識させることができたので良かったと思います。

打線の援護がないことについて

「メジャーの試合で投げているだけで幸せなので、得点は気にしていません」

参考:ESPN