彼の最も有名な戦いが行われた場所に、バットキッドが戻ってきた。

それは火曜日、ジャイアンツ本拠地開幕戦のカウントダウンの中で行われた、恒例の試合前セレモニーのハイライトだった。
 


ガンと戦う5歳のマイルズ・スコット君は、昨年の11月15日にマンガのスーパーヒーロー「バットマン」になぞらえた「バットキッド」になることを許された。深刻な病気と戦う子どもたちの願いを叶える活動をしているメイク・ア・ウィッシュは、サンフランシスコ市の協力を得て、「バットキッドがピンチを救う」というイベントを開催した。その勇敢な姿によって、彼は瞬く間に地元のヒーローとなり、国中の注目を集めた。

バットキッドの最後の戦いは、AT&Tパークに猛スピードで駆けつけ、ロープでぐるぐる巻きにされて囚われていたジャイアンツのマスコット、ルー・シールを助け出すことだった。

今回のバットキッドは、試合開始予定時間の10分前に、レフト側にあるゲートからドラマチックな登場を果たした。白煙の中から登場したバットモービルは、バットキッドのコスチュームを身にまとったマイルズ君が操縦していた。バットモービルは、ゆっくりとジャイアンツのダグアウトに近づき、ティム・ハドソンのウォーミングアップは、一時中断された。ダグアウトの前に止まったその車からバットキッドが姿を現すと、観客席はスタンディングオベーションに包まれ、そして彼は、ジャイアンツの投手マット・ケーンによってマウンドまで導かれた。マウンドとホームベースの中間に構えたケーンに向けて、バットキッドは、ワインドアップからの力強い始球式を行った。バットキッドの球はゴロになったが、素晴らしいフォームだった。

その後バットキッドは、バットモービルに戻り、車がウォーニングトラックを1周する間に声援に応え、グラウンドを後にした。

それより前にジャイアンツは、昨年の開幕戦以降に亡くなったチーム関係者に黙祷を送り功績を讃えた。彼らの名前は、サンフランシスコ出身で1月に亡くなったサンディエゴのアナウンサー、ジェリー・コールマンの名前と共に、スコアボードに表示された。そしてインディーズのポップデュオ、セブ・シモニアンが国家を演奏する中、外野全体を覆うほど大きな星条旗が広げられた。 

参考:MLB.com