デレク・ジーターは、日曜日にロジャーズ・センターで行われてヤンキースが6対4で勝利したブルージェイズ戦で、キャリア3,319本目と3,320本目のヒットを記録した。彼の安打数は、ポール・モリター(3,319本)を抜いて歴代8位となった。
 
その試合の3回と4回に、トロントの右腕ドリュー・ハッチソンからライト側にそれぞれ放った2本のシングルヒットはまた、ジーターをアメリカン・リーグ歴代安打数リストの4位に押し上げた。

「特別だよ。ポールを見ながら育ったから」ジーターは語った。「彼とは少しだけ対戦したことがあるけど、彼と彼のキャリアを本当に尊敬している。8位ってことも特別だし、確かに素晴らしいことだね」

2004年に野球の殿堂入りしたモリターは、1978年〜98年のブルワーズ、ブルージェイズ、そしてツインズでの21年間のキャリアでその記録を達成した。

「気分が良いね。そう言わないと嘘になる。これは大きな成果だ。このようなことに近づくためには、長い時間をプレーしなくてはならない。僕はとにかくプレーを、継続してプレーしようとしている。僕は毎日、プレーがしたいんだ。もし十分長い間をプレーできれば、その時に、これらのことは達成できるんだ」

ヤンキースのジョー・ジラルディ監督は、ジーターが記録を達成するのを最前列で見るのが楽しみだと語った。

「私たちは、何が起こっているのか分かっているから。彼が記録を達成する時に、試合の最前列でいつも叫んでいるのが、私たちなんだ。彼が抜いてきた名前を考えてみても、この記録は信じられないね」

最後のシーズンのジーターが次に迫るのは、1961年〜83年のレッドソックスで3,419安打を記録して、1989年に殿堂入りしたカール・ヤストレムスキーである。

「誰かに近づきそうだって時は、僕は分かっているよ。だけど僕が抜くっていうチェックリストが家にあるわけではないから」ジーターは語った。「それに特に今年は、プレーに戻ることができたことが、本当に嬉しいんだ」

「ここにいる人たちの何人かは、僕が他の何かに近づくことができたら、僕のことを気にしてくれると思うんだ。僕はそれを楽しむつもりだし、それが、みんなが知っていて、認めていて、尊敬しているポールのような誰かの時なら、なおさらだよね」

参考:MLB.com