ロイヤルズの最初の4試合で15打数無安打の三塁手マイク・ムスタカスは、休みを取るために、日曜日の先発ラインアップから外れた。しかしネッド・ヨースト監督は、彼のギアはすぐに入るだろうという自身を示した。
 
ヨーストは、ホワイトソックスの先発が左腕のクリス・セールだったことから、サードに右打者のダニー・バレンシアを起用した。そしてもう1人の左打者である青木宣親に代えて、ライトに右打者のジャスティン・マックスウェルを入れた。

「ノリに、今日の休みが必要かって? いいや。ノリは左投手でも、大丈夫だ」ヨーストは語った。「ムースには、休みを与えた。左投手のセールだから。だけどノリには、それは必要ないんだ。これは単に、ダニーとマクシーを、使うためにしたことなんだ」

ヨーストは、控え選手のプレータイムを作ることに苦労していることを明らかにした。

「うちのチームで、それは難しいんだ。デトロイトみたいなチームは、併用する形で、ベンチの選手を使っているけど、うちはそうじゃない。うちの選手のほとんどは、毎日プレーする選手だから、控え選手の調子を保つことが難しいんだ」

マクスウェルが、レフトのアレックス・ゴードンではなく、ライトの青木と入れ替わったのは、ヨーストによれば「それが彼が一番自然に守れる場所」だからで、そして「ゴーディーとセールとの対戦成績」も理由だった。

そしてムスタカスのスロースタートを、ヨーストは心配していない。

「モースは、スプリング・トレーニングで.450で、メジャートップの打点を稼いだ。つまり彼は、もっと打てる打者なんだ。それに彼は、打率.450でなくても、左投手も打てるし、右投手も打てるし、球を見極めることもできる。そこが鍵なんだ。彼は、ヒットを打つよ」

その監督は、ムスタカスが、振る球をより選ぶようになっていると指摘した。

「ベストイヤーの彼は、1打席で3.6球を見ていた。いまの彼は、1打席で5球も見ているんだ。昨日も、得点につながる大きな四球をえらんだけど、昨年の彼は、そんなに四球を選ばなかった。だから彼は、確かに進化しているんだ」

今年のムスタカスは、すべての方向に球を打つことに集中しているが、相手チームはこれまでのところ、引っ張ることしかできない打者に対するような守備シフトを敷いている。

「スプリング・トレーニングで彼が上手にしていたように、反対方向へ打つことができるのを証明するまでは、彼らはそのシフトを続けるだろうね。彼らが、シフトを敷くときは、現在の彼の打席よりも、これまでの彼の記録を重視しているから。現在のことも少しは頭の中にあるだろうけど、これまでの確立のデーターを元にプレーしているんだと思う」

ムスタカスが不調を脱した時に、それはなくなるだろう。

「彼に必要なのは、1本目のヒットを打つことだ。彼は少しだけプレッシャーを感じているけど、それは昨年のいくつかの時に、彼が感じたものとは違うから。彼はOKになると思うよ」

参考:MLB.com