デレク・ジーターは、違うユニフォームを着たキャリアがあったかもしれないことなど、ほとんど考えたことがない。しかしメジャーリーグで最後の年を迎える彼は、ニューヨークではなくヒューストンのユニフォームを着ていたかもしれなかった。

1992年のアストロズは、ドラフトで全体1位の指名権を持っていた。彼らはミシガン州カラマズーの高校のショート選手だったジーターに注目していたが、彼らの決定は、代わりに大学の内野手フィル・ネビンを指名するというものだった。

アストロズ以外に4つの球団がジーターをパスしたことで、彼は全体6位でヤンキースに指名された。その間に指名されたポール・シェイ(インディアンス)、B.J.ワラス(エクスポズ)、ジェフリー・ハモンズ(オリオールズ)、そしてチャド・モットラ(レッズ)の誰も、ジーターが成し得たレベルの成功をおさめることはできなかった。

「小さい時からファンで、自分が望んでいたチームに指名されたことは、幸運だったよね」ジーターは、月曜日にミニッツメイド・パークで語った。ヤンキースはそこで、火曜日に行われるシーズン開幕戦に備えて練習を行った。「何か違うことが起こるかもなんて、自分ではまったく考えなかった」

「希望通りにならないのがドラフトだってことは、理解している。本当のことを言うと、ヤンキースが6番目だってことも知らなかったんだ。なるようになったんだと思う」

伝えられるところでは、アストロズのスカウトで殿堂入りしているハル・ニューハウザーは、ミシガンでの彼の成長を2年間の追いかけてきた結果を元に、1巡目でジーターを指名することを強くヒューストンに勧めた。しかし意見が無視されたことでニューハウザーは辞任し、プロ野球界での50年間のキャリアを終えることにした。

アストロズは水曜日、ジーターのキャリアを称える試合前のセレモニーとスペシャル・プレゼントを用意している。そのセレモニーは、ジーターの素晴らしいプレーのハイライトビデオと、元チームメイトのアンディ・ペティットとロジャー・クレメンスの参加が予定されている。

「コア4は彼が最後だし、それは球団にとって、本当に大きな意味を持つんだ」ヤンキースのジョー・ジラルディ監督は語った。「とても楽しいことが、そこら中にあった。仕事の進め方、試合でのプレー、グランドの外での彼を見るのは、本当に楽しかった。彼は素晴らしいチームメイトなんだ」

火曜日の夕方にグラウンドに立つ時、普段の開幕戦の華やかさと緊張感を期待してると発言しているジーターは、ヤンキースのユニフォームと伴に、これらの忘れがたい思い出を持つことができて、常に感謝の気持ちを持っているとも語った。

「僕にとっては、ヤンキースでプレーすることが、ずっと夢だったんだ。キャリアのすべてでその機会があったことは、僕は幸運だった。(他のどこかで)そうなったかもしれないなんて、考えたこともないからね」

参考:MLB.com