自分は、レギュラーシーズンを始めるのに十分な状態だと、ホセ・レイエスは考えていた。しかしブルージェイズのベテランショート選手である彼は、開幕戦の最初のイニングさえ終えることができなかった。
 
レイエスは月曜日の夜、左のハムストリングスの故障によって、15日間の故障者リストに入れられた。それはスプリング・トレーニングの最後の週に負ったのと同じケガで、その後も続いていた。

30歳の彼は、何の問題もなくシーズンを始めることを望んでいたが、トロントのシーズン開幕戦の第1打席の後、それが望めないことが明らかになった。

「歩きまわる分には大丈夫な感じなんだけど、(火曜日に)MRIを受けた時に、もっと詳しいことがわかると思う」チームが正式発表をおこなう数時間前にレイエスは語っていた。「より悪いことがないと良いんだけど。もしもっと悪いことが見つかれば、それは僕だけじゃなくて、チーム全体ががっがりすることになるから」

「1年間プレーするために、シーズンオフはスプリング・トレーニングに向けて、とてもハードな練習をしてきたのに、今はこれに対処しなければならない。面白くないよ。グラウンドに立ちたいけど、こういったこと、ケガが起こることも野球の一部だから、僕はそれに対処しないと」

レイエスが最初にそこを痛めたのは、3月22日に行われたオープン戦のタイガース戦のことだった。彼は数日間休んだが、3月月28〜29日に行われたメッツとのオープン戦2連戦でプレーする許可を得ていた。

ドミニカ生まれの彼は、その2試合でそれぞれ、ショートで5イニング出場して、打席では6打数無安打だった。つまり彼はベースを走る機会がなく、守備の機会も不十分だったのだ。

月曜日にレイエスは、他にもいくつかの方法があったのに、なぜオープン戦の最後の2試合に出場したのかとたずねられた。そして彼の答えは、ほとんど同じものだった。

「プレーできる状態だったんだ。だけど走り回って、足をテストすることはできなかった。出塁できなかったから、何もできなかった。ハムストリングスに少し痛みがある中でもプレーをしようと思ったんだけど、そうするときには、気をつける必要がある」

「それでもプレーができると思っていた。時には、100%でなくてもプレーができるって感じる時があるけど、今回はそうじゃなかった」

普段は前向きなレイエスだが、月曜日の試合後の彼は、極めて慎重だった。彼の顔に笑顔はなく、近い将来についての深刻な問題があることをうかがわせた。重度の左足首の捻挫によって、2013年に66試合を休んだレイエスは、特にこんなに早くに故障者リストに入ることは、最も避けたいことだった。

ブルージェイズは、レイエスの25人枠を埋めるために、内野手のジョナサン・ディアズの契約を買い取り、3Aバッファローから昇格させた。ディアズは素晴らしい守備を持つが、マイナーリーグでの8シーズンでのキャリア成績、打率.230とOPS.655が示すように、打撃はほとんど期待できない。

その決断は、マイナーリーグの内野手、川崎宗則の昇格を見送ったことを意味する。ファンに大人気の川崎は昨シーズン、レイエスの代わりを主に務めたが、今回はディアズに、その役目を譲ったことになる。新人のライアン・ゴインズをセカンドからショートへ動かすという憶測もあったが、ギボンズは、それを試さなかった。

「ゴインズは、セカンドに残しておきたかった。彼はそこに慣れているし、二塁手として平均以上だから。ショートもできるけど、彼が優れているのは、その場所ではないんだ」

参考:MLB.com