月曜日のピオリアにおいて岩隈久志は、手の強さと柔軟性を鍛えるテニスボールによる練習を離れ、野球のボールを投げる段階に進んだ。彼が野球のボールを投げるのは、この8週間で初めてのことで、45フィートの距離のキャッチボールを6〜7分ほど行った。



「良い感じです」通訳を通して、彼は語った。「指で、ボールを良く感じることができました。指先でも。だから今日は、すべてが良かったと思います」

岩隈は、このスプリング・トレーニングの早い時期のインタビューで、指先の感覚の重要さについて話をしていた。今日の彼は、その重要さを再認識したようだ。

「ファストボールを投げる時に、しっかりと握れていない感じがすることが時々あって、それですっぽ抜けてしまうんです。その感じがなくって、ボールがしっかりと引っ掛かっていた感じがして、それが気にならなかったので、それは良かったです」

このニュースは彼にとっては嬉しい事だが、指を長いこと動かすことができなかった影響は、まだ残っている。指の柔軟性が完全に戻ったのかと聞かれた彼の返事は「ノー」だった。

「早く戻れば良いんですけど。今はまだ、硬さは残っているし、柔軟性を取り戻しているところです」

また彼は、グリップはまだ100%ではないものの、毎日良くなっていると感じている。

「それに、どれくらいかかるのか分かりませんが、ゆっくりと良くなっている感じはあります」

今週の岩隈は、投球プログラムの一環として、毎日距離と時間を伸ばしながらキャッチボールを行う予定である。それは肩を作るためだけでなく、手と指の強靭さと柔軟性を取り戻すためでもある。彼は来週の月曜日に指に巻いているテープを外す予定で、その時により強い投球ができることを望んでいる。彼が初めてブルペンに入るスケジュールは、まだ決まっていないが、それがキャンプが終わる前でないことは、明らかである。
 

参考:Notebook: Iwakuma plays catch, but bullpen By Shannon Drayer mynorthwest.com