木曜日のレッドソックス戦の先発メンバーを急遽外れたショートのブレンダン・ライアンの開幕戦が、危険にさらされている。
 
今月下旬に32歳になるライアンは、3月4日以降で初めて試合に出場する予定だった。そのライアンが背中に痛みを感じたのは、内野の守備練習中に強い送球をした時だった。彼によれば、その痛みの場所は、これまでに抱えていた腰のケガの部分よりも、上部に位置している。

「以前にも、これを感じたことがあるんだ」ライアンはその痛みについて説明した。「ずっと続くような感じではない。その困った痛みを開放するために、いくつかのことをする必要があると思う。その後には、以前の状態に戻ることができると思うよ」

現役キャリアの最後に背中の問題に悩まされたジョー・ジラルディ監督は、ライアンの状況に対して、より悲観的な見方を示した。

「この痛みっていうのは、ちょっと違うんだ。もう少し深刻な話かもしれない」ジラルディは、自分の見解を語った。「それ(開幕戦についての心配)は、しなくてはならないけど、それは現在のチーム事情によるものだ。この週末が終わるまでに、彼がプレーできるとは思えない。そうなったら、驚きだね」

このシーズンオフにヤンキースと2年5百万ドルの契約を結んだライアンは、ショートのデレク・ジーターのバックアップをすると見られている。しかしこれまでのところ、この春のライアンはわずかに8打席しか立っておらす、4月1日にヒューストンで行われる開幕戦までに準備ができるのかは不透明である。

「可能性は、何にでもあるから。でも僕自身は、あまり前のめりにならないようにしている。確かに、飛行機に乗ってヒューストンに行きたいけど、それは僕には分からない。ジョーとも、その話しはしたくない。僕は、絶対にそんなことはしない」

「だけど彼らがすることはどんなことでも、僕にとってベストなんだろうとも思う。もしそれが、もっと打席に立つことなら、休むのは数日だけで開幕戦に行けるだろうけど、僕には分からない。現時点では、いろんな選択肢がある」ライアンは語った。

もしライアンが開幕戦に間に合わなければ、エデュアルド・ヌネス、ディーン・アンナ、そしてヤンジャビス・ソラルテの中から2人の選手を選ぶことを、ジラルディは示唆している。ヌネスとアンナは40人枠に入っているが、ソラルテは、招待選手でスプリング・トレーニングに参加している。

「彼ら全員が、その枠を狙って争っているし、彼らは全員、ショートとして十分なプレーができる。ヌネスはできる、アンナはできる、ソラルテもできる。そういうふうに、見ることもできるんだ」

参考記事:Back spasms may keep Ryan off Opening Day roster By Bryan Hoch / MLB.com