来週のライアン・ローランドスミスは、グラウンドの内外で忙しい男になる。

そのオーストラリア生まれの右腕は、木曜日のドジャース戦でチーム・オーストラリアで投げる予定で、そして金曜日は、チーム・オーストラリアを相手にダイヤモンドバックスで投げる予定だ。これらの2つのエキシビジョン・ゲームは、3月22日と23日に、オーストラリアはシドニーで行われるダイヤモンドバックスとドジャースのレギュラーシーズン開幕前に行われる。

「一旦始まったら、僕はてんやわんやになると思うって、妻に正直に話したんだ」ローランドスミスは語った。

31歳のローランドスミスは、シドニーで生まれ、そこから2時間のニューキャッスルで育ち、そこには家族と友人がいる。

「僕の出身地で投げるのを家族や友人が見るなんて、特別なことだよ」

ローランドスミスは2004年のオリンピックで、チーム・オーストラリアのユニフォームを身にまとい、銀メダルを故郷にもたらした。彼はまた'06年と'09年のワールド・ベースボール・クラッシックでもオーストラリアでプレーしている。

「誰であっても、国を代表するっていうのは特別なこと。チームではなくて、国だからね。銀メダルを取ったことは、それまでにはなかった最高の栄誉だし、そのユニフォームを着る時にはいつも、それが心の中にある。僕にとっては、それくらい特別なこと」

ダイヤモンドバックスは、昨年の11月にローランドスミスとスプリング・トレーニング招待のマイナーリーグ契約を結んだ。

2000年にドラフト枠外のフリーエージェントとしてマリナーズと契約したローランドスミスは、シアトルでの4シーズンで47先発を含む115試合に登板した。彼が最後にメジャーリーグで登板したのは、2010年である。

「メジャーリーグの試合がオーストラリアで行われるって去年聞いて、それは素晴らしいことだと思った。だげど偶然みたいなところもあって、僕はダイヤモンドバックスと契約交渉をすることにしたんだけど、それは前にこの球団でプレーしていた友人から、そこは素晴らしいって聞いていたからなんだ。だから、それが上手くいけば良いと願っていた。そしてその後"ちょっと待てよ。彼らはオーストラリアに行くんだよな。ってことは、僕にはおあつらえ向きじゃないかって。もしチームに入れれば、オーストラリアに行ける。凄いことだ"って思った」

アリゾナの混みあうブルペンの中で、ローランドスミスが開幕戦ロスターを手に入れるのは難しいかもしれないが、今春の彼はこれまでのところ、とてもよい投球をしている。

5回の登板で4回2/3を投げた彼は、被安打3で1失点である。

「これまでに、僕から見たことがないような投球をしてやろうと思って、スプリング・トレーニングに入った。スプリング・トレーニングには、とてもしっかりとした準備ができたし、予定通り進んでいるし、練習を続けている」

目標に向かって進み続けることは、ローランドスミスにとっての挑戦で、オーストラリアで投げることになると聞いた後には、特にそうである。

「オーストラリアの野球協会からEメールが来て、彼らのために投げてほしいって言うんだけど、それは僕が決められることではないからって言った。彼らはダイヤモンドバックスと連絡を取って、そして彼らは、もし僕がロスターに入らなくても連れて行くって言ってくれた。とても嬉しかったよ。今回のことを聞いてから、僕は気持ちのなかで焦らないようにしていた。だって僕はみんなに、メジャーリーグで投げるためにやっているんだって言っていたから。だから僕は、そのことに集中している」

エキシビジョンとレギュラーシーズン試合は、長い歴史があるシドニー・クリケット・グラウンドで行われる。

そのスタジアムは最近改装されたが、古い観客席は残されており、歴史と現代が組み合わされている。

「子どもの頃に、そこに行った時のことを覚えているよ。美しい場所なんだ。いろんなことが変わったみたいだから、行って見るのが楽しみだ」

彼はまた、故郷に帰ることも楽しみにしている。

「美しい街だよ」ローランドスミスはシドニーについて言った。「僕がこれをはじめてから13年間も飛行機で帰っているけど、飛行機に乗るたびに、笑顔になっちゃう。だって美しい街だから。他にはない美しさなんだ」

参考記事:Rowland-Smith excited for busy week in Australia By Steve Gilbert / MLB.com