右腕の松坂大輔は、ニューヨーク・メッツの先発5番手の最有力候補としての地位を、一層強いものにした。彼はまた、ダン・ワーゼン投手コーチが使ったアジア人差別に対するコメントを最小限にすることで、投手コーチをかばった。

木曜日のワシントン・ナショナルズ戦で3回2/3を投げて、被安打3、4奪三振、1失点の投球をした後の松坂は、ワーゼンをサポートした。

「今日は、自分の試合に集中していましたから。彼とは今日のラインアップについてとか、試合中に何をするのかについてしか話しませんでした」松坂は、通訳のジェフ・カトラーを通して言った。「誰でも、間違いはすると思うんですよね。それにダンは、すでに謝罪していますから。それを蒸し返したりはしたくありません」

「僕にも少し」カトラーが、自身の言葉を付け加えた。「ダンは、すでに謝罪しています。そしてサンディ(・アルダーソンGM)も声明を出しています。それ以上は、何も言うことはありません」

松坂によれば、木曜日のワーゼンとの会話は、野球に限られたものだった。

ワーゼンは、アジア系の人々に以前は多く使われていた差別用語をカトラーに対して使ったことを、水曜日の夜に、公に謝罪した。

ウォール・ストリート・ジャーナルによれば、記者が月曜日のクラブハウスで、その通訳と話しをしていた時に、ワーゼンが近づいてきた。伝えられる所では、続いた会話の中で、その投手コーチが以前に冗談で使った単語をカトラーに謝罪した。

しかしワーゼンは、謝罪の中でその差別用語を使った。サンフランシスコ生まれで中国系アメリカ人のその記者は、ワーゼンがその単語を繰り返したことに怒った。

木曜日に、ワーゼンと仕事をしていてやりやすいかと聞かれた松坂は「これから先に、僕たちの信頼関係が変わるとは思いません」と答えた。

カトラーは、ワーゼンが使った差別用語に、個人的に怒りを感じたのかについて話すことは、建設的なことではないと示唆した。

「もう一度言いますが、ダンはすでに謝罪しているし、サンディも謝罪しています」カトラーは言った。「私がそれに付け加えることは、何もありません」

そんな中で松坂は、メッツの先発5番手争いで、先頭を走り続けている。木曜日の有意義な登板の結果、グレープフルーツ・リーグで投げた7回2/3で3失点となった。

松坂のライバルは、左腕のジョン・ラナンと右腕のジェンリー・メヒアだが、チームはラナンをリリーバーとして起用したい様子だ。

「全体的に見て、とても良い登板だったと思います」松坂は言った。「安定して投げることができました。それが一番重要ですから。もう少し投げたいというのはありますけど、それはそのうちにできるので。今は結果を出すことが大切なので、今日の登板には満足しています。あと数イニング投げれば、シーズンへの準備ができると思います」

5番目の先発になれると思うかと聞かれた松坂は「決定されるまで、言うことはありません。だけどそこに入るつもりで準備をしています」

「決めるのは僕ではないので、何か言うのは難しいです」彼は続けた。「だけどこれまでのところは、良い投球ができていますから。これまでのことについては、とても満足しています」

参考記事:Matsuzaka: Warthen made mistake By Adam Rubin | ESPNNewYork.com