マリナーズ・ローテーションの状態は、スプリング・トレーニング半ばにして、複数の目標を見据えた状態になっている。アリゾナで発生した鍵となる2つのケガによって目論見が外れたことで、当初予定していた計画には、必ずしも固執できなくなったのだ。



ロスター枠外の2人の招待選手スコット・ベイカーとランディ・ウルフが、おそらくそれまでよりも重要になった一方で、2013年にブレイクした岩隈久志と新進気鋭のタイワン・ウォーカーの復帰時期は未定である。

マリナーズのロイド・マクレンドン監督とスタッフ陣は、毎日情報を集め、そしてシーズン開幕時の先発5人を誰にするのかについての評価を続けている。

火曜日に行われ、マリナーズが10対6で勝利したエンゼルス戦のベイカーは、初回に3人連続でデッドボールを与えるなどしてコントロールに苦しんだが、全体的な登板内容はまずまずだった。しかしその監督によれば、この先の見通しに、本当に明るいものはない。

「キャンプには、それでも何人かの優秀な投手がいると思っているけど、昨日やその前とは何も変わっていない」火曜日の試合後に、ローテーションの見通しについて質問されたマクレンドンは答えた。「現時点でローテーションについての私の考えは言わない。彼らを使い続けながら、次に何が起こるのかを見てみるよ」

エースのフェリックス・ヘルナンデス以外のローテーションが、結果的にオープンな争いになっているのは、開幕戦の3週間前を切った今でもマリナーズに不確定要素が残っていることであり、それは理想的な状態ではない。

岩隈は1週間、あるいはそれ以上先まで投げ始めることができないが、チームは少なくともウォーカーについては、良いニュースが伝えられた。肩の違和感で先週から投げていないその21歳の右腕は、それ以来初めて、木曜日にブルペンセッションをする予定だ。彼は火曜日に平らなグラウンドでの投球を行い、水曜日はキャッチボールを行なう。

ローテーションに対する次のこととしてマリナーズは、水曜日にエラズモ・ラミレス、ヘルナンデス、若手左腕のジェームス・パクストン、そしてベイカーに次いで、ウルフを登板させる予定だ。しかしマクレンドンは、これから数日間のオープン戦のローテーションが、チームが考えているトップ5を意味するのではないと警告した。

ベイカーとウルフについてマクレンドンは、チームは、彼ら自身の練習をさせる方法の一環として、カクタスリーグの試合で投げさせていると発言した。

それは40人枠にいる他の2人の若手投手ブレイク・ベバンとブランドン・マウアーが、ローテーション候補であることを意味する。彼らはカクタスリーグの試合でリリーフ登板するか、あるいはマイナーリーグの試合で先発するだろう。

「マイナーリーグのキャンプが始まったから、イニングを投げさせるために、そちらも使うことになる」マクレンドンは言った。

ベイカーは、火曜日の登板に、2012年と2013年シーズンのほとんどを休むことになったトミー・ジョン手術から復活するための次のステップとして、個人的には満足していた。昨年9月にカブスで復帰して3登板していた彼は、1月にマリナーズと契約した。

「肉体的には、しばらく感じていなかったくらい良い状態だ。そのことは、本当に嬉しいね」ベイカーは語った。

火曜日に、初回の連続デッドボールで満塁としたトラブルを切り抜けたあとのベイカーは、落ち着きを取り戻して得点は与えなかった。彼は2回に3失点したが、それらは自責点ではなく、最終的には被安打5、5失点(自責点2)だった。

「確かに初回は、最初からトラブルになった。特に変化球がね」ベイカーは言った。「彼らに当てた球のすべては、変化球だった」

「彼は変化球のポイントを見失っていたんだろう。だけど低めにそれを投げられた時は、とても良かった。簡単に言えば、それは素晴らしい登板ではなくても、そこそこの登板だった」マクレンドンは語った。

参考記事:McClendon: No clearer picture on starting rotation By John Schlegel / MLB.com