ヤンキースを口撃し始めたラリー・ルキアーノは、止まらなかった。

ボンバーズに「悪の帝国」の称号を授けたその男は金曜日、その時に戻り、彼らに新しい一発を繰り出し、ヤンキースのランディ・レビン社長は、ローブローで打ち返した。
そうだ。ライバルの間に、再び火花が散り、ディフェンディング・チャンピオンと再建したボンバーズの間の華やかなシーズンのお膳立てとなった。

ルキアーノが最初に放ったのは、ヤンキースが巨額を費やすことへのジャブだった。

「私たちは、まったく違う生き物だ。私はその違いを、誇りに思っている」ボストンの社長権CEOは、フォートマイヤーズで語った。「みんなが、私たちを一緒だと思っていることに、私はうんざりしている。他のチームも、時々同じことをするけど、彼らはまだ、少なくとも今年は、フリーエージェントと高額で長期契約を結ぶというこれまでのヤンキース・スタイルを強く推進している。彼らに頑張ってなんて言えないし、私たちのやり方は違うと思っている」

レビンの反撃は?

「ラリーは、気の毒だと思うよ。彼はいつも、ヤンキースの幽霊にうなされているんだから」レビンはデイリーニューズに語った。「それがなぜか、分かるような気がするよ。彼とボビー・バレンタインの計画が最下位で終わってから、まだ2年しかたっていないんだから。ベン・チェリントンとレッドソックスは、去年は良い仕事をしたけど、キャッシュ(ブライアン・キャッシュマン)とジョー(・ジラルディ)は、今年のうちの選手で、素晴らしいレッドソックスというチームと、ワールドチャンピオンを争う準備ができていると思う」 

昨シーズンのプレーオフを逃したヤンキースの反応は、田中将大とジャコビー・エルズベリー、ブライアン・マッキャンとカルロス・ベルトランの4人のうちの3人と5年以上の契約を結んで、458百万ドルを費やすことだった。

それらの契約は、ルキアーノには効き目がなかった。彼のチームは、ほとんど毎年、総年俸がトップ5に入るが、ここ2年間で3年以上の契約を結んだのは、わずかに1人だけ(3年39百万ドルのシェーン・ビクトリノ)である。

「去年のシーズンオフのうちと今年の彼らを比べると、本当に対照的だ」ルキアーノは言った。彼のチームは、ファームに有望株をたくさん持っている。

彼によれば、レッドソックスは「全盛期の選手」との長期契約にオープンだったが、それはあくまでも例外的なものだった。「ヤンキースは必要なとき以上に、それをしているように思う」彼は言った。

ジョニー・ゴームスは前月、すでに挑発を初めていた。それはボンバーズが、田中と155百万ドルの契約を結んだ翌日だった。

「彼らは、その時にほしい選手の誰とでも契約する」ゴームスは言った。「ボクシングのルールなら、まだチャンピオンは僕たちだ」

ゴームスは、それで終わらなかった。

「でも興味深いとも言えるよね。500百万ドルを使っても、まだ問題が残るんだから」ゴームスは言った。「マッキャンは、アメリカン・リーグでやったことがないし、その投手(田中)は、こっちで投げたことがない。彼らが獲得した選手の何人かは、違うポジションでプレーする」 

「それは夏に勝つことであって、冬に勝つことではないから」

ルキアーノは、2012年の12月に、キューバ人投手のホセ・コントレラスをジョージ・スタインブレナーに奪われてから10年以上、「悪の帝国」と呼んでいるヤンキースを負かすことを目標としている。

しかしボストンは最近の10年で3回優勝しているが、ヤンキースは1回である。

参考記事:Yankees and Red Sox team presidents Randy Levine and Larry Lucchino start war of words BY MARK FEINSAND / NEW YORK DAILY NEWS