レンジャーズはダルビッシュ有に、"適切な時"に契約延長について働きかけるだろうと、ジョン・ダニエルズGMは語った。しかし現在の彼らがエースに望んでいることは、2014年シーズンの準備だけに集中してもらうことである。

「いつか、他の選手とも話している様なことを、彼とも話すことになるだろう」ダニエルズは、今週末にレンジャース・ボールパーク・イン・アーリントンで行われたファン・フェストで言った。「彼は契約を、あと4年残しているから。私は急ぐ必要はないと思っているけど、適切な時にそれを持ちかけるだろう」

「現時点で注目しているは、キャンプに来た時の彼が、今年33先発する準備ができているのかだ」

ダルビッシュの契約が話題になっているのは、仲間の日本人投手である田中将大が先週、ヤンキースと7年155百万ドルの契約を結んだからである。

新しいシステムで田中がポスティングさたことで、彼は多くのチームと交渉することができた。しかし彼の日本のチームに20百万ドルを支払う必要があるのは、最終的に彼と契約したチームだけだった。

2011年シーズン後にポスティングされたダルビッシュは、レンジャーズが彼の日本のチームに51.7百万ドルを支払った後に、6年56百万ドル(もし彼が契約の最終年まで健康で居られれば、さらに4百万ドルが加わる)の契約を結んだ。そうすることでレンジャーズは、その右腕と契約するために、独占交渉権を得たのだ。

そのことで田中は、多くのスカウトがダルビッシュほどの実力はないと見ているにも関わらず、ダルビッシュよりも99百万ドルも多くの金額が保証された。

ダルビッシュは、これらかの3シーズンの間にサイ・ヤング賞を取るか、その間の投票で4位以上に2回入れば、契約最終年(2017年)の契約を破棄できる。

27歳のダルビッシュは昨年、13勝9敗、防御率2.83、メジャーリーグトップの277奪三振を記録し、ア・リーグ・サイ・ヤング賞で、マックス・シャーザーに次いで2位になった。

ダニエルズは、最近のシーズンで他のトップ投手が受け取った契約の様に、モチベーションとして、ダルビッシュが田中の契約を利用することを望んでいると言った。

「どの世界でもトップのプロ選手になれば、同じ様な立場の選手のことは、常に気になるものなんだ」ダニエルズは言った。「そのことについて、彼とは話しをしていないけどね」

レンジャーズのロン・ワシントン監督は土曜日、ダルビッシュが健康であれば、開幕投手になると発表した。ダルビッシュは、腰の炎症を抑えるために、昨シーズン終盤に注射を受けていた。

チームは、日本で通常通りのシーズンオフを過ごしているダルビッシュについて、順調であるという報告を受けている。

参考記事:GM wants Yu Darvish ready for 2014 By Richard Durrett | ESPNDallas.com