田中将大とヤンキースの合意に、マーリンズの三塁手ケイシー・マギーも喜んだ。

ヤンキースでプレーしたことがある31歳のマギーは2013年、日本の楽天ゴールデンイーグルスで田中とチームメイトだった。

このシーズンオフのマギーは、25歳の大注目投手である田中について、公の場で数回にわたって話してきた。その右腕が、ヤンキースと7年155百万ドルの契約を結ぶと伝えられた水曜日、マギーはMLBネットワークのラジオ番組にゲスト出演した。

12月にマーリンズと1.1百万ドルの契約をしたマギーは、その元チームメイトがとてつもない人材であることを認めながら、メディアとファンに対して、田中がメジャーリーグに慣れるまで辛抱して欲しいと望んでいる。

「まず初めに、彼がまだ25歳であることを忘れないで欲しい」マギーは言った。「彼には、進化しなくてはならないところが、確かにあると思う」

かつてサイ・ヤング賞を受賞したCC・サバシアが紛れもないエースであること、そして田中がその立場を引き受ける準備ができるまでは、彼がその役目を負うことになることをマギーは指摘した。

「テレビをつけると、彼がエースの様に見える日もあるだろうし、彼がまだ、適応している途中だって時もあるはずだ」マギーは言った。「そうしているうちに彼はステップアップして、その役目になる準備ができるだろう」

メジャーリーグに順応することから言えば、ヤンキースのロスターには、すでに黒田博樹とイチローがいることが、田中には良い影響を与えるとマギーは信じている。

「彼は、彼らから学ぶことができるから」マギーは言った。「彼にプレッシャーをかけ過ぎるべきではない。彼の準備ができるまでは、その役目は、手伝うことができる他の選手が負わないと。いまの彼は、良い立場にいると思う。No.1である必要はないからね」

ニューヨークのような大都市とメディアの激しい取材に慣れることもまた、田中にとっては大きな問題にはならないだろう。

「彼は、私生活の些細なことを報道されたり、取材されることには慣れていると思う」マギーはつけ加えた。「だからそのことは、彼の問題にはならないと思う。東京は、本当に人が多いんだ。東京とニューヨークは違うってことは分かっているけど、環境的には近いものがある。とても騒々しい場所だしね」

「彼はニューヨークが気に入ると思う。溶け込むよ。確かに、野球ファンは彼を見つけるだろうけど、全員がすぐに、彼のことを知るわけではないからね」

参考記事:McGehee weighs in on Tanaka to Yankees By Joe Frisaro / MLB.com