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木曜日にロイヤルズは外野手を加えたが、それはカルロス・ベルトランではない。

ロイヤルズは、ミルウォーキーでのメジャーリーグ2シーズンで活躍した青木宣親を、左腕のウィル・スミスと交換でブルワーズから獲得した。

日本から来た左打者で31歳の青木は、ロイヤルズのリードオフになると期待され、結果としてレフトのアレックス・ゴードンが、オーダーの中心に移ることができるようになる。青木はブルワーズのライトを守っていたが、それはベルトランのポジションでもある。

しかし火曜日のほとんどをカウフマン・スタジアムでベルトランと過ごしたデイトン・ムーアーGMは、青木を獲得しても、その優秀なフリーエージェントの獲得を諦めないことを示唆した。

「この動きは、私たちがゴードンをオーダーの中心で使うことができるように、本当のリードオフ打者が必要だと考えたからだ。それにシーズンオフは、まだ流動的なことが残っている」ムーアーは語った。「開幕日までに、チームを良くすることができる選手の獲得を続けていく」

もっと近くにあるのが、来週フロリダ州レイク・ブエナビスタで行われるウィンター・ミーティングである

これは今シーズンオフのロイヤルズにとって、2つめの大きな動きである。すでに彼らは、左腕のジェイソン・バルガスと4年32百万ドルの契約を結んでいる。

ロイヤルズと青木の契約は、2014年シーズンのみとなる。その後の彼は、メジャーリーグ・サービスタイムが3年にも関わらずフリーエージェントになる。彼がブルワーズと結んだ契約には、契約終了後にフリーエージェントになることが含まれているが、これは日本人選手との契約では一般的なものである。それでも彼との契約は1年1.95百万ドルであり、ロイヤルズにとっては大バーゲンである。

昨シーズンのブルワーズでレギュラーの1番打者だった青木は、打率.286、80得点、8本塁打、37打点を記録し、32回の盗塁を試みて20回を成功させた。彼の出塁率は.356で、メジャーリーグ2位になる40本の内野安打、そして140のシングルヒットはナショナル・リーグトップだった。

「ラインアップの先頭がノリになることで、守備にプレッシャーを与えるし、出塁することはもちろん、うちの攻撃力が向上することになる」ムーアーは言った。「私たちは、彼が100得点できると思っている」

青木は三振が少なく(674打席でわずかに40三振)、メジャーの左腕から、誰よりも打っている左打者(81打数60安打、打率.339)である。

カブスの前監督でロイヤルズの新しいサードベースコーチであるデール・スベウムは、最近2年のナ・リーグ中地区で、青木をたくさん見てきた。

「(スベウムは)リードオフの彼を気に入っていて、ライト守備の能力も評価している。でも彼は、センターも守ることができると思う」ムーアーは語った。「だけど彼に一番期待していることは、うちのラインアップの先頭打者としてボールを打って、出塁して、盗塁することだ。彼の盗塁成功率は、上がると思っている。彼のエネルギッシュなところと、心構えが気に入っている」

もしベルトランがロイヤルズと契約するのなら、チームは青木をセンターでプレーさせるつもりである。そこは日本の東京ヤクルトスワローズでの8シーズンで、彼が主にプレーした場所である。

「優秀なライト選手として彼を気に入っているし、センターもできると思っている。彼は深いところまで守ることができて、ボールに到達するのが速い。彼の動きは、とても良いんだ。彼はセンターでプレーできるだけの身体能力と経験を持っていると思う」ムーアーは言った。「彼は送球も速いし、コントロールも良い。彼の守備を実際に見ると、それはより明らかなんだ。そのことは、試合で強い武器になる。それに彼は本能的で、頭の良い選手だ」

ロイヤルズの現在のセンターは、ゴールドグラブ賞にノミネートされた5人のロイヤルズ選手の1人であるロレンゾ・ケインである。そしてこのトレードは、彼とデビッド・ロウ、ジャスティン・マックスウェル、そしてジャロッド・ダイソンといった他の外野手の将来を左右するものであり、それにもっとも影響するのはベルトランの行方である。

24歳のスミスは、ブルワーズの先発争いが期待される。2012年にロイヤルズの新人だった彼は、16先発で6勝9敗、防御率5.32を記録した。しかし3Aオマハで先発から外れた彼は、昨シーズンのほとんどをブルペンで過ごした。カンサスシティでの彼は、1先発を含む19登板で2勝1敗、防御率3.24だった。

「ウィルのことは、本当に気に入っている」ムーアーは言った。「彼はとても競争心があって、落ち着いていて、本当にタフなんだ。彼はメジャーリーグで、先発ができると思う。今年の彼はリリーバーとして、とても活躍してくれた。トレードっていうのは、コストが関係するんだ。素晴らしい選手を獲得するには、素晴らしい選手を差し出さなければならない。私たちに左投手が豊富なわけではないけど、何かをしなくてはならない。十分なんてことは決して無いけど、この動きはうちのチームを良くするために必要だっと思っている」

バルガスを加えたロイヤルズには、他の左の先発候補にダニー・ダフィー、クリス・ドワイヤー、そしてエバレット・ティフォードがいる。

スミスは2010年のシーズン中に、三塁手のアルベルト・カヤスポとのトレードで、右腕のショーン・オサリバンと伴にエンゼルスから加入した。

ミルウォーキーと2年契約を結ぶ前の青木は、日本で8シーズンプレーして、生涯打率.329で3回の首位打者に輝いていた。

彼の放出は、出場停止から戻るライアン・ブラウンが、ブルワーズのレフトからライトに移ることを意味する。

青木は、ロイヤルズロスターに加わる、初めての日本人野手になる。これまでに日本からきた3人は、マック・スズキ(1999-2002)、ヤスヒロ・ヤブタ(2008-2009)、そしてヒデオ・ノモ(2008)と全て投手だった。

「日本人選手のことは、本当に尊敬しているんだ」ムーアーは言った。「彼らは根本的に健全で、しっかりと準備をして、とても頭が良い。彼らは野球を愛している。ノリを球団に迎えることができて、とても喜んでいる」

その間も、ベルトランの状況は、流動的である。

「そのことについては、本当に言えることがないんだ・・・。選手が決めることを、コントロールできないから」ムーアーは言った。「私たちは前に進み続けて、チームを完成させる。今日したのは、それなんだ」

参考記事:Royals acquire Aoki from Brewers for Smith By Dick Kaegel / MLB.com