田中将大マサヒロ・タナカを覆う状況の混乱は、日本人右腕とその25歳の獲得を目論むヤンキースなどのチームだけに、影響を与えているのではない。

それはフリーエージェント先発投手のマーケット全体に及んでいる。

「影響は大きい」テリー・ブロスは言った。彼は今シーズンオフにヤンキース(とメッツ)が興味を持っている投手であるブランソン・アローヨの代理人を務めている。「彼は注目の投手だけと、まだマーケットには入っていないし、どうなるのかも誰にも分からない」

タナカは、もし彼が所属する日本のチームがポスティングにかければ、巨額の値段がつくと見られていて、今週初めに、去就についての結果がでると見られていた。

しかし日本プロ野球が、フロリダ州オーランドで木曜日に行われたオーナ会議までに、ポスティングシステムの変更の受け入れを決定することができなかったために、混乱が生じた。

小さなマーケットのMLBチームが現在、ポスティング・フィーが贅沢税の計算に入らない今のシステムを続けて欲しいのか、定かではない。

そしてアローヨの様な投手にその内容は、最終的な結果とともに重要ではない。

「マーケットが動き出すまでには、少し時間がかかるだろうけど、マーケットの状況は知っておきたいよね」ブロスは言った。彼はニューヨークのどちらのチームからも、連絡をもらっていない。「全員が、最初のドミノが倒れるのを待っている。フリーエージェントが契約するのか、タナカのポスティングが行われて、どこかが勝利するのどちらでも」

小さな可能性として、協定が結ばれないことでタナカは、フリーエージェントになる2015年まで待たなくてはならなくなるかもしれない。

その結果が出るまで、アローヨと他のフリーエージェント先発投手は、待つだけである。

「誰も動けない」ブロスは言った。「先発投手は多くないし、資金はたくさんあるんだから、どこかが誰かと契約することは防げない。でも、困った状況だよ」 

参考記事:Tanaka posting delay affects free-agent starting pitchers By Dan Martin NYPOST