責任審判のジョン・ハーシュベック、三塁塁審のジム・ジョイス、主審のダナ・デムス、そしてMLB副社長のジョー・トーリの全員は、土曜日の夜に行われ、セントルイス・カージナルスが5対4で勝利した第109回ワールドシリーズ第3戦の、最後に起こったレッドソックスの三塁手ウィル・ミドルブルックスに対する反則の判定について、同じ意見であるという結論に至った。

シリーズの歴史の中で、反則で試合が終わるのは、初めてのことだった。

「ルールについて簡単に説明すると、ボールに対する行動ではない走塁への妨害は、反則になる。それは故意である必要はない」ハーシュベックは言った。「故意である必要はないのです。良いですか? ボールが手元から離れたら、ランナーの邪魔をしていはいけないのです。それが、ルールの基本的な考え方です」

その問題のプレーは9回裏に起きた。レッドソックスのキャッチャー、ジャロッド・サルタラマキアは、ホームベースでのプレーの後に、ランナーのアレン・クレイグを刺そうとしてサードに悪送球をした。サードに滑り込んだクレイグは 、起き上がってホームへ向かおうとしたが、サルタラマキアの送球を取り損なってサードベース付近に倒れこんでいたミドルブルックスの足につまずく形となった。

ミドルブルックスが、クレイグの邪魔をしようとして故意に足を上げたのかという問題は、それに故意性が必要ないという事実からして重要ではない。

ジョイスは、反則のコールをした。

「サルタラマキアがサードに投げて、ボールが抜けていった。そしてアレンはサードに滑りこんで、その後立ち上がって、ホームに向かっていった。ここまでは全部、明白だ」彼は言った。「そして彼がホームに向かおうとした時、足がそこにあって、彼はミドルブルックスを越えようとした。そして私はすぐに、そして当然、反則のコールをした」

「ランナーはホームプレートまでの走路で、邪魔をされてはならない。そしてミドルブルックスには不運だったけど、彼はそこにいて、そしてぶつかった。だから彼は、邪魔されることなく、ホームまで行くことができなかった」

「選手はグラウンドにいれば、それが故意であろうとなかろうと反則になる。ミドルブルックスに、わざとやったのかと聞きたくなるだろうけど、それは関係ない」

試合後にトーリは、ルールの該当箇所の確認をした。メジャーリーグののルールブック、 セクション2.0「反則」の項目である。

「故意、あるいは故意でなくても、彼(ミドルブルックス)は、走路を開けなければならない」トーリは言った。「彼はグラウンドで倒れていたんだから、それがフェアでないことも理解できる。だけどそれが、ルールなんだ」

しかしそれで、すべての選手が納得するわけではない。

「あの判定が、ホームでされることが信じられない」第3戦の先発投手だったジェイク・ピービーである。「腹が立った。言葉にならない。なんて言って良いのか分からないよ。ワールドシリーズでこんな判定が出るなんて、残念だ。冗談だろ。2つのチームが死に物狂いでやっている中で、あの判定だよ」

ハーシュベックは、30年半審判をしている。ジョイスの審判歴は、26年にもなる。

これまでに、こんな形で試合を終えたことがあるのかと聞かれた2人は、言った。

「初めてだ」

参考記事:Joe Torre: Player must clear path By Gordon Edes | ESPNBoston.com