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アルバート・プホルスの元トレーナーは、セントルイス・カージナルスのかつての強打者ジャック・クラークに、プホルスがパフォーマンス増強薬を使ったとは話していないと言っている。

クラークは、セントルイスで彼が出演したラジオ番組で告発した。金曜日にESPN.comは、元トレーナーのクリス・ミルフェルドを直撃した。彼は「ジャック・クラークとは、10年近く話しをしていない。彼の言ったことは、まったく真実ではない。私はアルバート・プホルスが18歳の頃から知っているし、彼が違法薬物を使ったことは一度もない。私はそれに人生を賭けたって良い。それにもし彼がそんなことをしているところを見たら、たぶん私は止めていただろう。これまでにもあったように、私とアルバートは再び、身に覚えがないことで避難を受けているんだ」 と語った。

2000〜03年にドジャースの打撃コーチを務めていたクラークは10年前、ミルフェルドがプホルスに「注射をしている」と話したと言った。今はエンゼルスで一塁手を務め、カージナルスで長く活躍したその選手について彼は、「ステロイドを使用していた」と結論づけた。

「彼がそうだったと言うのは、事実だ」クラークは言った。「彼についていたトレーナーは、彼らが練習をしていたカンサスシティで毎日、打撃練習の投手を務めていた。彼が語った基本的な話は、それだった」

多くのMLBチームで働いていたミルフェルドは、彼が練習を見ていたジェイソン・グリム投手が、パフォーマンス増強薬の使用を認めて出場停止処分を受けた2006年に、違法薬物との繋がりを取り沙汰された。その時に提出された宣誓供述書に記された多くの名前の1つが、ミルフェルドだったとの憶測があった。しかしそれは、真実でないことが証明されていた。

セントルイスの地元紙が最初に報じたクラークのコメントは、2000年にミルフェルドと一緒にいた時に、彼にステロイドが欲しくないかと聞かれたというものだった。

「彼は、ステロイドをやらないか。他の選手もやっていると、私に言った」新聞によれば、クラークはそう語った。

その時のクラークはもう選手ではなく、注射も嫌いだったと言ったが、ミルフェルドは「プホルスだってステロイドを使っていたと言った。私はその時、ステロイドを使うことなんて本当に考えたことがなかったから、そのことについて深く考えなかった」

クラークがステロイドについて強く反発したのは、今回が初めてではない。カージナルスのもう一人の強打者だったマーク・マグワイアが、2010年にステロイドの使用を認めた時、クラークは強烈に非難した。

「奴らは全員嘘つきだ。A-Rod、偽物のインチキ野郎だ。ラファエル・パルメイロ、偽物のインチキ野郎だ」クラークは地元紙に語った。「(ロジャー・)クレメンス、(バリー・)ボンズ、(サミー・)ソーサ、みんな偽物のインチキ野郎だ。奴らは野球の殿堂入りなんかできない。奴らは恥の殿堂でも作るべきだ。その資格がある。奴らはたくさんのお金を手にしたんだから、次はそこに行って、体をキレイにする方法でも話し合えば良いんだ。本当に虫唾が走る」

「奴ら全員に、虫酸が走る。奴らは全員、嘘つきだ」

クラークは、18シーズンで340本塁打を記録し、4度オールスターに選ばれた。11シーズンをセントルイスで過ごして3回のMVPと2回のワールドシリーズ制覇を成し遂げたプホルスは、2011年シーズン後に10年240百万ドルの契約でエンゼルスに移籍した。

エンゼルスは昨年、ポストシーズン進出を逃し、現在はアメリカン・リーグ西地区で4位である。プホルスは打率.258、17本塁打、64打点と、チームと同じように失望のシーズンを送っている。彼は今、足のケガで故障者リスト入りしている。

参考記事: Trainer disputes Clark's Pujols claim ESPN.com news services