ここ2か月のヒロキ・クロダは、厄祓いにでも行ったほうが良いのかもしれない。

そのニューヨーク・ヤンキースの右腕は火曜日、再び不運に見舞われた。シカゴ・ホワイトソックス戦に3対2で負けたのだ。

厳しい試合が、クロダの代名詞になっている。彼が投げて3点以下で試合が決したのは、火曜日の試合で14試合連続となった。その14先発のうちの9試合は、2点以下で試合が決している。

クロダが砂漠で一人ぼっちだというのは、彼が自分のチームの打線から見放されているだけでなく、相手チームも助け舟を出してくれないからだ。ホワイトソックスの先発クリス・セールは、最近11先発でリーグ最低の平均2.47点のサポートしか得られず、その間の防御率が3.23にも関わらず、1勝9敗である。

黒田博樹「彼とセールに、同情はしないよ」ホワイトソックスのロビン・ベンチュラ監督は語った。「彼がタフな相手だってことはみんなが知っている。彼は、簡単に勝たせてくれない相手の一人なんだ。彼はボールを、左右に散らしてくるからね」

その試合のクロダは最高の投球ではなかったが、彼なりの方法でトラブルを避けた。彼はシーズン最多の116球を投げて、そして最多の9安打を打たれた。

それは彼が、ボルチモア・オリオールズに3本塁打を与えた6月30日以来の負けだった。

「マウンドに立ったときに考えることは、勝利に貢献したいということで、今日はそれができなかった」クロダは通訳を通して語った。「そういう意味では、チームに申し訳ないと思う」

ヤンキースのジョー・ジラルディ監督は、クロダが謝る必要がないことを分かっており、それぞれの登板後の彼の態度が素晴らしいと認める。

「彼は、不満といったものを見せることはない」ジラルディは言った。「彼はあと10勝していても良いくらいの、素晴らしい投球をしている。彼は1点も与えないような投球を、シーズンを通してしているんだ」

今晩のセールは、犠牲にならない程度の得点をもらって投げたということで、クロダよりもわずかに運が良かった。セールは初回に、アルフォンソ・ソリアーノがワイルドピッチでセカンドから得点した時に、イライラを隠さなかった。しかし彼は落ち着き、ホワイトソックスは4回、6回、そして7回に得点した。

前回の登板でロサンゼルス・ドジャースのオールスター、クレイトン・カーショーをに投げ勝ったクロダは、今回はオールスターのセールに投げ勝つことができなかった。

「彼はとても良かったと思う」ジラルディは言った。「彼の投球は、とても良かったと思う。彼らはランナーが得点圏にいるときに、ヒットが打てた。それが、結果の違いになったんだ。7回3失点なら、普通はそれで十分だろう」

参考記事: More tough luck for Kuroda By Doug Padilla | ESPNChicago.com