1週間前、もしムネノリ・カワサキの評判に疑いがあったのなら、それはそれ以降に完全に無くなった。

カワサキは金曜日、試合を同点にするホームランを放ち、ロジャースセンターの観客に衝撃を与え、もうしばらくロスターに残るべきであるという理由を作った。トロント・ブルージェイズの彼のチームメイトもまた、彼のことを本当に気に入っている様だ。

エドウィン・エンカーナシオンはファンと一緒に、週末を通してカワサキの名前を叫びながら応援し、ホセ・バティスタは、試合後のカワサキの勝利のダンスのビデオを公開し、マーク・バーリーはそのショート選手のことを、これまでで一番のチームメイトだと呼んだ。

バーリーは地元紙の取材を受けた時、ファン視点から見て興味深い発言をした。それは今週ホセ・レイエスがチームに戻ってきても、ブルージェイズはカワサキを残して欲しいというものだ。

「僕たちは、本当にそう思っている」その時バーリーは語った。「レイエスが戻ってきた時にどうなるのか分からないけど、ここにいる多くの選手が、彼の給料をみんなで出しあったって良いと思っている」

それは素晴らしいオファーだが、これはお金の話ではない。

それはむしろロスター構成の話で、レイエスが戻ってきた時、カワサキと他の選手(それはおそらくリリーフ投手だが)のどちらを25人枠に残すのがベストなのかなのだ。レイエスは、今週の木曜日に戻ってくることが予想されるので、ブルージェイスはまもなく、その決断をしなくてはならない。

カワサキの役目:グラウンド上のカワサキが、期待以上だったことは疑いがない。打率は平均以下の守備の選手だが、.341という出塁率は、平均を上回っている。

今、アレックス・アンソポウロスGMは、カワサキの将来のチームへの貢献度と、チームの他の選手の将来の貢献度を比較しなければならない。

それでもその議論の中で、カワサキの目に見えない力が、否定されることはない。スキップ・シューマッカーやエリック・ソガードといった似たようなユーティリティ内野手が、人間関係という面では、同じようになることはとても難しだろう。

「選手はマイナーとの間を、何回も行ったり来たりするけど、それは"グッドラック"ってだけなんだ」バーリーはそのインタビューで語った。「彼の場合は、もし下げられたら、悲しいとか泣き叫ぶとかではないけども、ここ2か月で彼がチームにもたらしたものを考えると、より感情的になるよね」

カワサキは、控え選手タイプではないが、もしブルージェイズが、誰かにその役目を与えるのなら、彼がその選手かもしれない。

ブルペンの状況:もしブルージェイズが、ブルペン投手を7人にすることでカワサキを残すことを決断すれば、彼らの選択肢は広がる。しかしそれらには、それぞれに問題がある。

ブルージェイスは、長年にわたってダスティン・マゴワンを育てている。そしてオプションが残っていないその右腕を降格させるためにウェーバーにかけることは望まないだろう。しかしマゴワンは、2013年と2014年にそれぞれ1.5百万ドルを受け取るので、ウェーバーを通過するのは簡単かもしれない。

マゴワンが、現時点でチームのブルペンにとって重要な投手でないことは明らかだ。彼はチームの11連勝中に2度しか登板していない。6対1の試合の9回と13対4の試合の9回だ。 

これらは確かに、重要なイニングではない。しかしそれは、ブルージェイズが最近の試合で、ブルペンをあまり必要としなかったことを意味する。そしてマゴワンのような8人目のブルペン投手は、ジョン・ギボンズ監督が確実に前に進むために、かなりの安心感を与えている。

オプションが残っていない左腕のホワン・ペレスは、ブルージェイズが彼をマイナーリーグに送るときに、ウェーバーでクレームされることを覚悟しなければならない。アーロン・ループやニール・ワグナーらを下げることは、彼らの投球がどれだけ貢献しているかを考慮すれば、考えにくい。

カワサキに対する決断は、ギボンズとアンソポウロスにとって、決して簡単なものではない。簡単な解決策がないことは、その日が近づくにつれて明らかになってきている。 

参考記事: Kawasaki decision gets more difficult daily BEN NICHOLSON-SMITH SPORTSNET