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ヤンキースの帽子を手にしたチェン・ミン・ワンは月曜日、マイナーリーグの練習施設での練習で、懐かしさを憶えていた。

先週ヤンキースに復帰したワンは、ワールド・ベースボール・クラッシックの台湾チームで、マイナーリーグ契約をするには十分な姿を見せた。 彼はシーズンを3Aスクラントン/ウィルクスバリで迎える予定だ。

「昔に戻ったみたいだ」ワンは通訳を通して言った。「ここは最初のチームで、スタートした所だから。最高の気分」

ワンはジョージ・M ・スタインブレナー・フィールドの通り向かいにある、チームのハイメス・アベニュー・コンプレックスで守備練習を行った。

水曜日にブルペンセッションを予定している彼は、マイナーリーグ契約を提示された「4から5チーム」の中からヤンキースを選んだと言った。 

「僕はここを離れたくなかったんだから、決断は簡単だった」ワンは言った。

3月31日に33歳になるワンは、2005年から'09年のヤンキースで109試合(104先発)に登板し、2006年と'07年の2年連続19勝を含む、55勝26敗、防御率4.16を記録した。2006年から'08年の46勝は、ロイ・ハラデーの52勝、ジョシュ・ベケットの48勝についでア・リーグ3位だった。

彼のキャリアは、2008年6月にヒューストンで行われたインターリーグのアストロズ戦で、ベースランニング中に右足を怪我したことで暗転した。

2009年のヤンキースで、ケガに苦しみ1勝6敗、防御率9.64に終わった彼は、ナショナルズに移籍した2010年は右肩の手術の影響で全休し、メジャーリーグに戻ってきたのは2011年だった。彼は2011年から'12年のナショナルズで21試合(16先発)に登板して、6勝6敗、防御率4.94だった。

「彼はニューヨーク・ヤンキースにとって、とても良い投手だった」先週ジョー・ジラルディ監督は、語った。「運悪く、ケガが彼の足かせになった。彼は本当に良かったんだけどね」

2013年のWBCで台湾チームにいたワンは、合計12イニングを無失点に抑えて、1勝を挙げた。今年の彼の健康状態は「とても良く」、中4日のローテーションで投げることを楽しみにしていると言った。

彼はヤンキースが予定してるCC.サバシア、ヒロキ・クロダ、アンディ・ペティット、デビッド・フェルプス、そしてイバン・ノバの開幕ローテーションに深みを与える。フィル・ヒューズはローテーションが一巡した後、ノバかフェルプスと入れ替わると予想される。

ワンは、ヤンキースが契約を発表した後に、いくつかの馴染みの番号から電話がかかって来たと言った。

「その日、ジャバ(・チェンバレン)とペティットが電話をくれたんだ」ワンは言った。「彼らは"お帰り"って言ってくれた」

参考記事: Wang happy to be back where he started By Bryan Hoch / MLB.com