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キュウジ・フジカワとカルロス・マーモルのロッカーは、クラブハウスの反対側にある。しかしカブスは、少なくともこれから数か月は、8回と9回に続けて使うつもりのようだ。

カブスは木曜日にホホカム・スタジアムで行われて5対3で勝利したオークランド戦で、少し違うことをした。注目度の低いカクタス・リーグの試合の5回と6回(共に無失点)で、マーモルの後にフジカワを送ったのだ。

しかしファンは、フジカワがセットアップマンとして順応すること、そしてマーモルが試合を締めくくることを期待している。

マーモルは、弁護士から新しいことは何も聞いていないと言った。それは彼が、今回の問題を解決するためにキャンプを離れて、故郷のドミニカ共和国に戻る必要はないことを意味する。カブスは、性的暴行で訴えられたそのクローザーが、恐喝のターゲットになったと見ており、完全にバックアップしている。

「野球に集中している」マーモルは言った。「マウンドに上がった時、野球以外のことは考えたくないんだ。状態は良いよ。体調も素晴らしいし、気持ちも落ち着いている。準備はできている」

マーモルはフジカワのことを「素晴らしい投手」で「クールガイ」だと言った。そしてそれは、オレンジ色がかった金髪の彼から、カブスが受けた第一印象だった。

フジカワはデール・スベウム監督と、バスフィッシングとメサの新しい練習施設について話をしたとき、とても緊張していた。 そしてセオ・エプスタイン球団社長は、サンクスギビングの少し前にリグレー・フィールドに来た時のフジカワの笑顔を覚えている。

フジカワは、日本でもっとも伝統と人気がある阪神タイガースに12年間所属して220セーブを挙げた。そして彼はポスティング・システムを使ってメジャーリーグに行きたいことを明確にしていた。右腕で32歳の彼は、日本の2回のワールド・ベースボール・クラッシック制覇に貢献し、2008年の北京オリンピックでも投げた。

「金額がおそらく、出せる範囲ではないだろうと見ていたから、その時は彼の獲得を考えていなかった」エプスタインは言った。「クローザーはいたし、ブルペンにそんなに巨額をつぎ込むつもりはなかったから」

カブスは2011年12月のユウ・ダルビッシュには高額で入札したが、レンジャーズがその日本人スターと契約したものは、金額的にカブスには難しいものだった。それはポスティング・フィーが51.7百万ドルで、その後の契約は6年60百万ドルにもなった。

カブスはまた、このシーズンオフにヒュンジン・リュウにも15百万ドルから20百万ドルの間で入札したと言われている。その韓国人左腕の交渉権は、ドジャースが25.7百万ドルで獲得した。

「手に入れることができる選手だった」エプスタインは言った。「年齢とか素質とか、ドラフト指名権が関係するかとかを何回も検討してから決めているということは、理解してもらえると思う」

「その間に素質がある選手を見つけたら、獲得しなければならない。すべての選手について、そう考えている」

ロスアンゼルスで続いてたドジャースとエンゼルスの戦いの中で、フジカワはそのどちらかの球団と契約するだろうと見られていた。

テレビの放映権料を後ろ盾に、ドジャースはザック・グリンキーと6年147百万ドルの契約を結び、対するエンゼルスは、ジョシュ・ハミルトンと5年125百万ドルの契約を結んだ。

グレンキーとハミルトンは、オープリーランド・ホテルでのウィンター・ミーティングが終わった12月中旬まで契約しなかった。しかしエプスタインとジェド・ホイヤーGMは、オヘア国際空港からテネシー州ナッシュビルへ飛び立つユナイテッド航空に乗り込む前に、フジカワとの2年9.5百万ドルの契約をまとめた。

フジカワはドジャースタジアムを訪れたが、ロスアンゼルスでの話し合いは進まなかった。おそらくそのことが、カブス入団への道を作ったのかもしれない。

「シカゴと環境が、これまでの彼と合っているのかを、我々は詳細に検討した」エプスタインは言った。「彼は良いユーモアセンスを持っているし、本当に社交的で打ち解けやすい。彼はこのチームに入りたがっているようだったし、ここで投げること、そしてこの国とその変化を望んでいるようだった。彼は自分を持っていて、好奇心旺盛でオープンマインドだ。彼はすべての状況に対し、ほんとうに良い展望を持っていた」

ホイヤーは投手陣の補強をしていて、カブスの球団幹部たちは、ある時のことを念頭に置いていた。2008年のレッドソックスはワールドシリーズチャンピオンとして、東京でアスレチックスとレギュラーシーズン開幕戦を迎える目に、オープン戦で阪神タイガースと対戦した。

「うちのスカウトからの情報、ビデオで見たこと、なぜ適応できると考えたのかなどについて、我々は話し合った」エプスタインは言った。「我々は球団の将来のビジョンと、どうすればそれに彼がフィットするかについて、いろいろなことを話し合った」

なぜフジカワが、将来の彼らのクローザー候補と見られているのかを理解するのは簡単だ。彼は日本で914奪三振、207四球、そしてWHIP0.96を記録している。

「シカゴに来た時、本当に歓迎されていると感じた。スタジアムを見学して、歴史を感じた」フジカワは通訳を通して言った。「僕はずっとここに来たかったんだ、7年くらい前から。だけどフリーエージェントになるのを待たなくてはならなかった。僕にとっては、とてもよいタイミングだった」

契約には2015年のべスティングと球団側のオプションが含まれていて、それがカブスの長期再建計画にフジカワが含まれる可能性を作っている。

契約最終年で年俸が9.8百万ドルのマーモルは、カブスの短期的な戦力だ。彼は昨年の9月に、エンゼルスにトレード寸前だった。そして彼はその話がご破算になる前、トレードを歓迎していた。

フジカワとマーモルはこれからどうなるのか。カブスの試合の終盤に起こり得ることは、より興味深いものになった。

参考記事: Looking at Fujikawa, Marmol and where the Cubs go from here Patrick Mooney  http://CSNChicago.com