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土曜日、メジャーリーガーとして初めての試合に挑んだ日本人ショート選手のヒロユキ・ナカジマの緊張は、すぐに吹き飛んだ。

「試合が始まって早めにゴロが飛んできたから、それで緊張が少し楽になった」ナカジマは通訳を通して言った。「それに打順が2番で、急いでそれに準備しなくてはならなかったから、それでも少し緊張が解けた」

ナカジマは最初の打席で四球を選び、3回にはセカンドフライ、6回には空振り三振と、続いた2回の打席でもヒットが出なかった。しかしミルウォーキー戦の6回終了後に交代したあとの彼は、その日の試合についてむしろ満足を感じていた。

「環境や雰囲気が、ほんとうに素晴らしい」彼は微笑みながら言った。「それですごく気合が入った。本当に楽しかった」

「全部が守備範囲内だった。最初の試合を無難にこなせて良かった。それに試合での投球を実際に見ることができたのも良かった。試合を重ねていけば、少しずつ慣れていくと思う」

そのプロセスは簡単なものではないが、彼の回りにいる全員が、そうできるように自分の役割を果たそうとしている。そして土曜日の彼にその手伝いをしたのは、ジャマイル・ウィークスだった。二人は2回に、その日のハイライトとなるダブルプレーを見せた。

「ウィークスがボールを取りに行ったのは分かっていたから、あとは彼がどんなボールをどこに投げてくるかだった」ナカジマは言った。

「彼がショートなんだから、信頼をしないとね」ウィークスは言った。「それに僕たちは、まだあまり一緒にプレーしていないけど、僕が投げようと思ったところに彼はいてくれた」

「良かったね。僕たちは、プレーを確認するコミュニケーションが取れていた。今必要なのは、それだから」

ナカジマも同じだ。日によって変わる二塁手、ウィークスとグラント・グリーンとのコミュニケーションは「パーフェクト」だと感じている。

「彼は良さそうだった。本当にそう思った」ボブ・メルビン監督は言った。「始まったばかりの時から良いプレーをしていたし、ベースに入るのもスムーズだった。ウィークスとのコンビネーションも良い。今のところは、順調だ」

非公式のデビュー戦で、ナカジマについておそらくもっとも印象的だったのは、適応を必要とするであろうメジャーリーグの試合での一面に気づいていることだ。彼はダブルプレーの時に、ランナーがセカンドにどのように滑り込んでくるのかをよく見たと言った。

「アメリカのランナーが、攻撃的なことは理解している」彼は言った。「だからそれを避けて、ファーストに正確な送球をしたかった」

「彼は頭が良い男だ」メルビンは言った。「彼は事態を良く分かっていて、パニックになることがなかった。しばらくは相手を学ぶ時間が必要だろうけど、それは正しい道だ」

ナカジマは反対側に、懐かしい顔を見つけた。友人のノリチカ・アオキがブルワーズの先発ライトとして出場した。二人は金曜日に電話で話をして、今春夕食を一緒にする約束をした。

どちらが払うのかと聞かれたナカジマは大きな笑顔を見せ、仲間の同郷人がメジャーリーグの先輩であることを指摘して言った。「アオキ!!」

参考記事:Everything goes smoothly in Nakajima's debut By Jane Lee / MLB.com